2009年8月隊活動レポート
2009年8月25日(火)
スケジュール6:30 出発 【写真】 |
レポート係より
レポート係の中川明日香です。コンポンチャムに来て3日目ですが、慣れた頃にはもうお別れです。明日再びプノンペンに戻ります。
カンボジアに来て、それぞれの小学校の先生方・子どもたちとたくさんの出会いがありました。3〜4日間毎日会っていた人たちと別れることはちょっぴり寂しいものでしたが、「次の学校に行けば、また色んな出会いがある」と思って前向きに考えてきました。しかし、今はもう"次の学校"もありません。そう思うと、今日の作業帰りの車内ではしんみりとしてしまいました。ですが、"出会いの数だけ別れがある"という言葉を思い浮かべると、別れを"寂しいもの"と捉えてはいけない、とも思いました。"出会いの数だけ学び、別れの数だけ成長する"という思いで残りの5日間も充実させたいです☆
続いてレポート係の田村美和子がレポートします☆今日で2009年8月隊としての最後のブランコ作りが終わりました。ブランコが完成した時は達成感と同時に、「もうすぐ活動が終わってしまうんだ・・・」という寂しさがこみ上げてきました。3基のブランコを完成させて思うのは、このメンバーでブランコ作りが出来て本当に良かったということです。そう思えるメンバーと出会って、このような活動を出来たことを嬉しく思います☆
この気持ちを忘れないで残りの数日間もいろいろなことを吸収して日本に帰ります!
今日の報告者より
本日の報告をさせていただきます、吉田将三です。
今日は3基目の「ブランコ作り」「音レク・ソーラン」ともに最終日でした。作業は同時に進行してとても効率良く進んでおり、予定通りブランコは完成しました。ブランコの贈呈式では最後の演奏とソーラン節を披露しました。個人的には、"最後"ということを意識すると感極まるものがありました。音レクの定方さん・嶋田さん・中川さん・葛岡さん、ソーラン隊長の太田さん・田村さん、リーダーとして今までお疲れ様でした。そして、楽しい時間をありがとうございました。10月の東京での報告会のときもよろしくお願いします。
作業終了後のブランコ見学では、2年前のカレッジ第一期生のブランコがしっかりと動いているのを見て、私たちのブランコも同じように何年経っても残って活躍して欲しいな、と思いました。また、知久さん(ちくちゃん)がとても楽しそうにブランコに乗っている姿がとても印象的でした(笑)
帰りに立ち寄ったマーケットでは、初めてのスコールにあいました。想像よりとても長い間降りつづけており、かなり濡れましたが、いい思い出になりました。
最後に、カンボジアの活動も残り5日となりました。CM(カンボジアマジック)のチャンスも残り5日です。焦る必要はありませんが、急いでください。ラストスパート頑張りましょう。
今日の車窓から
一号車:
本日はブランコ作成の最終日とあって、帰りの車両の中で各自思い思いの話をしていたところ、蘭子さんに「みんなおつかれ様」とおっしゃっていただき、目頭が熱くなる思いでした。
車窓の風景も帰りは、木村さんと木村さんの奥さん(アヤパンさん)のカレッジ隊が建てられたブランコを見ることができました。ゴムの木が一面に広がっている場所では蘭子さんが「トトロ」を連想させる、とおっしゃっており、ジブリ好きの人たちにとってはたまらない光景でした。2009年8月隊のみんなとカンボジアにいられるのもカウントダウンが始まりましたので、一秒一秒を大切に過ごしていきたいと思います。
二号車:
・ブランコが完成して感無量でした。
・マンションゲームが楽しかったです。
・スコールでビチャビチャになり嬉しかったです。
・運転手さんの暴走がスリリングでした。
・何年後かに、自分達のつくったブランコを見に行きたいです。
三号車:
今日はブランコ作り最終日でした。今日も朝から暑くて大変でしたが、現地の人たちから果物、麦わら帽子の差し入れをいただき、励みとなりました。
完成式にはとても多くの村人が訪れ、わたしたちのテンションも上がり最高のパフォーマンスが出来ました。村人の盛り上がりも良く嬉しかったです。帰り際、子どもたちが笑顔で見送ってくれました。みんな、日本人より過酷な生活をしているであろうに、とてもやさしい表情でした。カンボジア人の心の暖かさを感じながら最後の学校を後にしました。
四号車:
・28日間という短い間だったが、楽しかった。あと5日あるという幸せを噛み締めよう。
・3校目のブランコが完成した。出来上がったブランコに子どもたちが笑顔で乗ってくれて、すごく楽しそうだ。ブランコ作りって良いなぁと感じた。
・見学に行った小学校の周辺は電線は通っていますが、自分の家に電気を引いていない家が多く、特に貧しい様子で、他の地区と違った。見学に来てくれた子どもの中に、2年前、ブランコの穴掘りを手伝った子どもの一人でした。少し髪の毛が茶色かったので、満足にご飯を食べているのかな、と思った。
・3校目のブランコがついに完成し、子どもたちが楽しんで乗っていた。振り返ると、ブランコ作りを通じて自分たちが与えたものよりも受け取ったものの方が、多いと思う。また、食事やジュースなどを支援者の方から頂いた。支えてくれている方がたくさんいらっしゃることに感謝している。
・ブランコ作りは終わったけれど、まだ終わったという実感はしていなくて、4校目の作業があるような気持ちでいる。8月隊のみんなとも別れる気がしない。
食料係
食料係の主な仕事は、昼食の準備です。大変なこととしては、まずみんなより先に作業を切り上げなくてはいけないので、それがとても心苦しかったです。そして、食後の休憩時間は、昼食の片付けをしなくてはならないので、みんなと同じようにお昼寝をするなどして休むことが困難でした。しかし、このように大変なこともありましたが、火起しなど身に付いたことも多く、何よりも「感謝」という言葉をたくさん感じることができました。毎食変わる日本食がいただけている裏には、ドナーさんの存在が欠かせず、自分たちが多くの方によって支えられていることを感じずにはいられませんでした。その他、村人からの果物や料理の差し入れも嬉しかったです。小さなことですが、私たちが準備した食事を提供する際、みんなからの「ありがとう」という言葉に、私たちの方が「ありがとう」という気持ちでした。注意点としては、弁当の積み忘れ、炭の扱いがあり、炭の扱いの不注意で、贈呈式前の校舎に炭を付けてしまうということがありました。自分たちの意識の低さを感じ、JHPスタッフやドナーさんに申し訳なく思いました。
感謝すること、されることを両方感じることができ、「ありがとう」という気持ちの大切さを食料係を通してより深く思うことができました。このメンバーは、チームワークよく、係を楽しむことができ、残りの日にちも全力少年だぁぁぁぁ!!
資材係
資材係の主な仕事は作業後の道具の点検と、資材の買い出しでした。
最初は、初めて見る道具も多く、道具の名前を一致させることが大変でした。また、メンバーもどのBOXに収納したら良いのか覚えることに時間がかかり、道具がバラバラになってしまっていることも多々あって管理に苦労しました。資材は、作業に直接関係することなので、道具の破損や、スパナの数の不足など、不安を感じることもありましたが、蘭子さんが買い出しに連れて行って下さり、作業もスムーズに進めることができました。
資材はJHPの先輩方から受け継いだものですが、2009年8月隊も用具の管理は一人一人が意識することができ、つぎの隊に受け渡すことができたと思います。作業が進み、メンバーの団結力、作業効率性があがるにつれて資材の管理もしっかり行えるようになったことを感じました。
本日のありがとうございます
作業中に、村人から麦わら帽子とザボン、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツの差し入れを頂きました。日本では見られない大きさのサボンに全員驚きながら、頂きました。幸せです!!ありがとうございます。
東京事務所の伊藤さんからのジュース、ありがとうございました。ブランコ完成後に全員で乾杯して頂きました。ありがとうございます。