7期カレッジ隊活動レポート
2013年3月14日(木)
スケジュール[スケジュール] |
本日の報告者より
8時すぎにホテルを出発してアンコールトムへ向かいました。ここはパスに証明写真(3日間有効で40$)が必要です。各地からの観光客は250万人にも及びます。12世紀建造の世界遺産登録されたアンコールトムでは、日本からも発掘調査や修復作業に参加し、政府派遣の各専門家はのべ500人を超えています。本日は早稲田大学の中川教授の現地案内を懇切丁寧な講義を受けられ、最高の幸運でした。遺跡の劣化は激しく、環境への順応と当時の優れた技術を考えるに、カンボジアは次世代のリーダーになれる国だ、との中川教授の熱い語り口がとても印象的でした。次に訪れたタ・プロム寺院遺跡では、その板根の巨大さにカレッジ隊全員が驚くばかりでした。
午後はアンコールワットの見学です。今川先生の現地での解説とてもわかりやすく、特に第一回廊のレリーフの物語は、すばらしい内容でした。思いがけないスコールのおかげで、涼しい空気が流れてホッとした気分でフェリー乗りに行き、静かな人工湖上で、今川先生による「カンボジア建国神話」を聴きました。
夕食後は、王宮に伝わるラプラス踊りの鑑賞で、そのきらびやかさと見事な踊りを堪能しました。
(星野 陽子)
各車両係より一言
アンコールトムの入口を今日はゾウに乗って通っている人達がいました。プノンバケンの山登りに使われていたのは、知っていましたが、平地を歩いている姿を見たのは初めてで、一度乗ってみたいと思いました。バイヨン寺院を出た後バスで道を走っていると、塗装がはげかかっている所が増えはじめ、車がガタガタしました。観光客が予想より大幅に増え、整備が追いついていないことがわかりました。西バライからの帰り道でアメリカが作った運河の終点にセキが作られているのを見て、雨期には、大量の水が流れ付近の田畑が潤していく様子が想像出来ました。(田中 幸雄)