7期カレッジ隊活動レポート
2013年2月25日(月)
スケジュール6:50 朝食 【写真】 |
本日の報告者より
今日は祝日だそうです。そんな中、JHPプノンペン事務所では、日本人とカンボジア人スタッフが温かく私たちを迎えて下さり、JHPプロジェクトについての説明を受けました。その中で特に印象的だったのは、事務所長の木村さんの「カンボジアは家族の絆が強い」という説明でした。カンボジアの純就学率は約95%で、残りの5%が学校に行くことが最も難しい子どもたちなのですが、それでもポル・ポト時代に教育基盤が徹底的に破壊された国なので、私はこの高い就学率に正直驚きました。しかし、依然として高い退学率、留年率、低い修了率のため、ミレニアム開発目標の達成にはまだ課題が残っていると感じました。これらの課題の解決には、貧困をはじめ多くの阻害要因がありますが、就学率100%を達成するには、何より家族とコミュニティの理解が必要だと思いました。その後松本先生によるカンボジアで亡くなられた日本人報道関係者、特に沢田教一さん、一ノ瀬泰造さんの死をクローズアップした講義があり、爆撃されていたカンボジアの事を学びました。現在のプノンペンの街からは当時の内戦のことが感じられない程、発展してきていると感じました。これから、家族の絆を大切にするカンボジアの人はどのように発展していくのだろうかと考えさせられる一日でした。(大村 美緒)
各車両係より一言
・ 1号車
現在、教育省はアクセス不便な地域に派遣される教師には、金銭的援助を行っているといいます。しかし、この援助には限界があり、定着率が低いそうです。そのため、時間はかかるかもしれないですが、その地域の生徒がその地域で教師をやるという「地域愛」を育む支援が有効と考えられます。私は「地域愛」の育成に学業成績に直結しないJHPの音楽・美術支援は大きな役割を果たせると確信しています。(川北 雅冬)
・2号車
今日はカンボジアに来て本格的に車での移動が始まりました。車から見える景色の感想は「面白い!」の一言に尽きます。大きい道路は、道もきちんと舗装され片道3車線はキレイな建物でにぎわっていて想像していた以上に近代的な印象を受けました。ところが一車線しかない一本道の両側に屋台が立ち並び、車のすきまをぬうように二人乗りのバイクがギリギリの所を平然と通っていきます。こんな同じ地域の中でも少し移動するだけで様々な面が垣間見られて興味深いことでした。道路の景色一つ取ってもたくさんの発見があり、これからの活動での見聞が更に楽しみです。(徳間 千翔子)
今日のありがとうございます
カレッジ3期生の皆様から、ポカリスエットの粉末とブレンディを頂きました。ありがとうございました。