5期カレッジ隊活動レポート
2011年3月11日(金)
スケジュール8:40 ホテル出発 【写真】 |
各車両より
1号車:本日はシェムリアップでの活動1日目ということで、シェムリアップについて教わったことを報告したいと思います。
シェムリアップはカンボジアの中心に近い位置にあり、プノンペンより暑く、土地もやせています。そのためほかの地域よりは田畑が少なめで、観光業で栄えています。
外国人が多いせいか物価はプノンペンと比べても高く、それなのに給料は大差ないのだそうです。また、プノンペンと比べて無免許運転の車やバイクが多い、と教えていただきました。罰金の額は無免許でもノーヘルメットでも約1ドル。その金額もプノンペンとの差はないとのことでした。
いかにも観光地といった風景の中、道をひとつ外れるとカンボジア独特の風景があり、やっぱりここもカンボジアなんだ、という景色にほっとしてしまいました。(坪谷 麻里子)
レポート係より
本日は午前、スナーダイクマエ孤児院を訪問。ここは幼少期の虐待や母子家庭で親が育てることができないなどの理由で連れてこられた子供たちが生活しています。
その中で1人、小学校6年生の少年が「将来の夢」というタイトルでスピーチをしてくれました。厳しい環境下、「夢」など考えたこともなかった少年は、施設を訪問した大学生との交流の中で自分の夢を見つけます。夢や希望を持つことの素晴らしさ、大切さを改めて私たちに教えてくれました。
そして午後、上智大学アジア人材養成センターを訪問。プノンペンでは昨年11月の水祭りで300人余りの死者を出す大事故がありました。その際シェムリアップの街中でも弔いの火が灯されたそうです。離れた場所にいても犠牲となった方々を偲ぶカンボジア人の
ように、思いやりの心を大切にしたいと思います。
本日、日本で大地震のニュースが入り、多くの犠牲者が出たと聞いています。離れた所にあって大変心配していますが、1日も早く復興できるよう皆で力を合わせていきたいです。(菊池 由夏)
副隊長より
本日シェムリアップにて、日本で観測史上最大の地震があったと聞きました。日本にいる家族が心配ですし、カンボジアにいて何もできない自分の非力さを実感しました。
今まで海外の様々な災害のニュースを聞くことがありましたが、どれだけ共感することが出来ていたか考えさせられました。例えばハイチの大地震を知ったとき、募金などの行動に移すまでには時間がかかりましたし、おそらく本当の意味では被災者の気持ちは分かっていませんでした。自国が災害に遭ったとき、どれだけ心配するか自分の事として考えていませんでした。
しかし今回、日本での大地震の報告を聞き、大変胸が苦しいです。日本の方々がとても心配です。それと同時に、今回の研修でのこの出来事をいつまでも忘れずにいて、他国の被災の時に今まで以上に思いやりを持てるようになりたいと思っています。(熊久保 拓水)