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4期カレッジ隊活動レポート

2010年3月12日(金)

スケジュール

6:00 朝食
8:00 ホテル出発
8:30 アンコール・トム(バイヨン、ライ王のテラス、象のテラス)、タ・プローム、バンデアイ・クディ、スラ・スラン遺跡見学
12:15 昼食
13:20 ホテル到着、休憩
14:30 漆原先生から「カンボジアの子供たちから学ぶこと」の題目で講義
15:45 ホテル出発
16:45 オー村の小学校に到着
漆原夫妻が行っている日本語教室を見学、その後子供たちと交流会
18:00 オー村の小学校出発
18:30 夕食
20:15 ミーティング

【写真】
(1)今川先生のお話を聞きつつ見学
(2)オー村の子どもたちの授業風景
(3)歌をうたって交流
(4)子どもたち・先生方と集合写真







今日の感想

 今日は午前中から今川元大使の案内でアンコールトムなどのアンコール遺跡群を見学しました。遺跡を見学していて気付いたことは、1年前と比べて物乞いをしたり、お土産を売ってたりしている子供達が目に見えて減っているということです。単に遺跡管理の問題から、子どもたちが遺跡外へ追い出されたということも考えられますが、私はカンボジアが緩やかながらも発展しているひとつの証拠なのではないかと思いました。遺跡の出入口では地雷や戦争で足や視力を失ってしまった人たちがクメールの伝統的音楽を演奏、そのCDを売っている光景を目にし、これらの活動は彼ら自身の自立にとって有益なのではないかと感じました。
 午後には漆原先生の講義を聞いていて、私はカンボジアの家族がお互いを、自然にとても大事にしているという点が、うらやましいと感じました。その後のオー村の小学校での日本語教室では、子どもたちのレベルの高さにびっくりしました。また、その後の交流会では、子どもたちから歌とプレゼントの歓迎を受けたので、カレッジ隊も皆で、「上を向いて歩こう」「ふるさと」「カントリーロード」の演奏をお礼としてお返しし、JHPで用意したシャツやペンなどの支援物資を贈呈いたしました。カンボジアではNGOなどに属さず、漆原さんのように個人でこうした支援活動を行っている方も多いという話を聞きました。今日は日本人の民間支援活動などを実地に目にし、色々なことを考えさせられた1日でした。(牧野雅彦)

車両長より

 シェムリアップの大通りで、韓国語の看板をたくさん見たので、現地ガイドのキムさんに聞いたところ、約3000人の韓国人が住んでいて、アンコールワットの観光客の中で一番韓国語多いけれど、カンボジア人の中ではまだ韓国語ガイドができる人材が少ないため、韓国人のガイドをたくさん雇用しているとのことでした。日本人は約300人が住んでいて、NGOやボランティアが多いそうです。最近、日本とカンボジアでJETROの合意書が結ばれたので、日本の企業もこれからカンボジアに定着して、カンボジアの経済成長に貢献できたらいいと思いました。(継田英子)

レポート係より

 今朝、私たちの乗ったバスがアンコールワットの西門の脇を通った際に、朝日に照らされたアンコールワットが浮かびあがるように見え、その美しい光景に車内では思わず歓声があがりました。遠景からでも美しいアンコールワットですが、実際の見学は明日ということで今からとても楽しみです。もちろん今日訪れたアンコールトムやタプロムも素晴らしい遺跡で、自然と溶け合いながら存在しているその姿や石の積み方、壁面彫刻のひとつひとつに温かみを感じることができました。こうした遺跡にはカンボジアの人たちの心が表れているのだと思います。
 小学校では目を輝かせて日本語を勉強する子どもたちに胸が熱くなりました。漆原先生も生徒と一緒に楽しみながら授業を進めているようで、授業中は常にみんなの笑顔が絶えません。また漆原先生の講義を受けたことで、学校の建設はもちろんですが授業内容や質の向上に注意を配ることも重要なのだと気づかされました。(岡本優加子)