4期カレッジ隊活動レポート
2010年3月10日(水)
スケジュール6:00 ホテル出発 |
本日の報告者より
贈呈式ではマイクの不調がありましたが、順調に取り行われ、素晴らしい式であったと思います。式での我々の歌とソーラン節も、大変上手に出来ました。その後、子どもたちとはブランコで楽しいふれあいの時を持つことができました。
本日は我々をカンボジアの僻地のトームキリ小学校へ導く機会をつくってくれたドナーの大内小夜子さんたちに対して感謝の気持ちでいっぱいになりました。(中村隆一)
各車両係より一言
2号車:今日も、プノンペンの大通りを赤信号にもかかわらず強引に割り込んでいくラッチャナーさん(ドライバー)の運転で、トームキリ小学校に向かいました。現在は11月から5月まで続く乾季のため、車窓から見える田舎の大地や田畑、小さな池は干からびて、カラカラになっています。特に乾季後半の今は酷暑の時期で、日中の気温が35〜40℃にもなり、カンボジア農民の大半がこの時期にはあまり働かないそうです。トームキリ小学校は高台にあるため、周囲をずっと先まで見渡すことができます。校長先生とその風景を見ながら話していると、雨季には植物が育ち、農業も始まり、辺り一面が緑になると言っていました。何年後かの雨季にまたこの小学校を訪れて、その緑の風景と、自分たちの作った赤いブランコがどのように子どもたちに使われているか見てみたいと強く思いました。(加藤伸治)
3号車: 私がこのカンボジアの風景の中でとても興味深く感じたのは、早朝から、日本ではよく室内犬として飼われている種類の、野生ではとても生きていけない犬が一匹で散歩している様子でした。ペットショップらしき店にセールの張り紙のしてあるところなども見ると、ゴミ山でゴミを拾う子どももいれば、動物を可愛がる豊かな人もいるのかと想像してしまいました。(山下恵利奈)
4号車:今日でトームキリ小学校へ行くのも 最後だと思うと、なんだかさびしい気持ちになり、車窓からの風景をしっかり目に焼き付けておこうと思いました。日本のようにカンボジアでも道路工事をしている光景がときどき見られますが、こちらでは“工事中”の看板はもとより誘導員もいるわけはなく、暗くなってからの通行はさぞ危険だろうと思いました。カンボジアでの交通事故多発の要因には、運転側や歩行者の過失だけでなく、こういった道路行政面にも遅れがあるのではないかと感じました。(岡本優加子)
レポート係より一言
今日はJHPの支援で建てられた小学校の贈呈式に参加しました。式には昨夜遅く、プノンペンに到着した小山内代表、今川元カンボジア大使らも出席しました。また、式では皆の緊張も高まる中、カレッジ隊だけで「カントリーロード」を演奏し、また3月隊と一緒にカンボジアの歌「アラピア」や日本の踊りである「ソーラン節」を披露しました。式典が終わり、新校舎内で生徒1人1人にノートやボールペンを手渡した後、3月隊と協力してつくったブランコに子供達を乗せました。初めは恥ずかしがっていた子供達も時間が経つにつれ、我さきにとブランコに乗り、遊んでいました。JHPはカンボジアにおいて、学校建設を主とした教育支援をおこなっていますが、私達の昨日までの4日間にわたる現地でのブランコづくりが、子供が学校に来たくなるような「魅力ある学校」づくりの一環として、しっかりと地に根付き、機能しているのだということを強く感じました。明日にはここプノンペンを発ち、世界遺産アンコール・ワットのある街として有名なシェムリアップに向かいます。
(牧野雅彦)