4期カレッジ隊活動レポート
2010年3月9日(水)
スケジュール6:00 ホテル出発 朝食 【写真】 |
本日の報告者より
作業最終日の本日、ついにブランコ2基が完成しました!今回のブランコ作りはこれまでに前例がないほど厳しい岩山の麓で行われていたため、本当に2基も完成させられるのかと不安になることもありましたが、「絶対に完成させたい、子供たちの笑顔が見たい」という強い気持ちを胸に一致団結して頑張りました。こうして完成したブランコで遊ぶ子ども達の笑顔を想像すると、私も自然と笑顔になります。また、大怪我をする人もなく作業を終えて明日の贈呈式を迎えることができ、本当に嬉しく思います。今回の作業を通して深まった絆を、明日以降の日程でも存分に発揮していきたいと思います。(岡本優加子)
各車両係より一言
2号車:トームキリ小学校でのブランコ建設作業も最終日の4日目に入り、車窓から見える風景にもだいぶ慣れてきました。車が国道を走る際、他の車やバイクを追い越すことがよくあります。車の追い越しでは日本ではあまり見たことのない反対車線を走ることもあり、日本ではあまり見かけない光景に初めはかなりビックリしました。そしてもう一つビックリしたことは、クラクションを頻繁に使用するということです。しかし、日本のような警告としてではなく、むしろ追い抜く合図として使用しているようです。クラクションの使い方一つをとっても文化の違いが感じられました。ちなみに、夜になるとクラクションは鳴らさずに、ライトやハザードランプで合図するようです。(鹿島佑太)
3号車:今日でブランコ作りの作業が終了しました。私たちはトームキリ小学校というプノンペンから1時間半ほどかかるコンポンスプー州に行っていました。山のふもとにある小学校で、道路も舗装されていません。もちろん標識や目印になるような建物もほとんどなく、ドライバーさんはいったいどうやって地図も見ないで小学校までの道を運転しているのだろうと思い、尋ねてみると、「マップは頭の中!」とのことでした。運転技術も見事ですが、至る所の地理を把握しているドライバーさんは流石だと思いました。(坂本菜穂子)
4号車:カンボジアの看板には文字と絵が書かれています。これは識字率の低さによって、字が読めない人でも何が書かれているか解るためのものです。1985-89年のポルポト時代の教育環境の破壊によって、現在でもその影響を受けて生活している人がいることを実感しました。(上村健一)
レポート係より一言
今日は、小学校での作業の休憩時間に校長先生と話をすることができました。校長先生は教師の養成学校を卒業していて、現在31歳で、英語がとても流暢です。学校の生徒は皆貧しく、80%〜90%が農家で、約2kmの道のりを毎日通っているとのことでした。また、現在の学校の生徒数は約600人で午前・午後の2部制。教室は暗く片側が斜面で窓がないため、風通しが悪い状況です。でも、新しい教室は大きな黒板ときれいな机が並び、とても明るい教室です。校長先生は、JHPの活動に対し、私に“I am very happy.”とおっしゃられ、私も”I am also very happy.”と、心が温かくなって不意に涙が出そうになりました。(継田英子)