4期カレッジ隊活動レポート
2010年3月7日(日)
スケジュール6:10 朝食 【写真】 |
本日の報告者より
今日は午前中までに昨日から掘り続けていた穴、12箇所掘り終え、また各穴の位置調整を行いました。この穴には、これからブランコの柱がおさまるため、皆も真剣な眼差しで作業に当たっていました。午後は水とホースを使った水平だしと水糸はりまでを終了しました。3月隊と同様、カレッジ隊も全体的には石に悩まされた穴掘り作業でしたが、超短期組の合流により戦力アップで大きな遅れもなく作業を終えられたと思います。(水谷武司)
各車両係より一言
2号車: 1号車の運転手トンブンさんに、カンボジア国歌の発音を教えていただきました。トンブンさんの言う言葉を懸命に再現しようと試みたのですが、何度繰り返してもどうしてもOKの出ない音があり、「J」と「Y」の「イ」や「R」と「N」の間の「レ」など、日本語にはない中間音ばかりでとても難しかったです。あくまで、私の耳に聞こえたクメール語で、意味もわかりませんが、なんとなく歌えるようになりました。プノンペン事務所スタッフの平林さんから歌詞の意味を聞いて、はりきって歌いたいと思います。(鳥居由美子)
3号車: 今日のトームキリ小学校までの道程、また昨日までの移動の際に、Cambodia people‘s party (カンボジア人民党)の看板や後援会事務所を何度も見ました。現在、カンボジア人民党がこれまで10年以上もの間、政権を担ってきたことは以前から知識として知っていましたが、実際にカンボジアの政治の状況に少し触れられた気がしました。ボランティアなどの国際的な活動を行う際にも、その国の政治や経済の実態を知っておくことは大切であると感じました。(小濱渉)
4号車: 本日も、ブランコ建設のため、トームキリ小学校まで片道1.5時間の移動でした。途中の道路は、4車線で中央一車線のみ舗装のところもあれば、ジャリ道および土の道へと目まぐるしく変化しました。しかし、橋の架け替えや舗装工事が随所で行われており、あと数年すると、かなり良い道に生まれ変わるような印象を受けました。(伊藤和夫)
レポート係より一言
私たちはこの現地研修を通じて、隊長、副隊長、会計、水・写真、薬、音楽・レクリエーション、プロフィール、レポートというように係を割り振って仕事を分担しています。トームキリ小学校の作業では、食料係、資材係のメンバーが大活躍しています。食料係は、弁当や食材を調達し、お昼には火を起こしてお湯の準備や食事のセッティングをしてくれています。資材係は、作業現場で使う資材や備品を管理してくれています。皆の協力の下、日中は40℃を超えることもある炎天下の中で、大きな怪我人や病人を出さずに作業を続けることができています。また、お昼にはわざわざ我々のためにご提供いただいた高級品ふりかけ「おふくろさん」や梅干、味噌汁をいただきました。久々に日本食の味を思い出し、皆から歓喜の声があがっていました。
改めて、カレッジの講座や現地研修を通じて学びの機会を与えてくださるJHPの活動、スタッフの皆様、支援者の皆様に感謝の気持ちがわきました。効率を求めるならば、私たち素人がブランコ建設をする必要はないかもしれません。それでも、国際協力に関心を持ち、地球市民として生きることを願う私たちのような若者に、現地の人々のために汗を流すチャンスを与えてくれることは、本当に有難いことだと感じています。
岩盤だらけの地面の穴掘りに2日間費やしましたが、JAPAN TEAM OF YOUNG HUMAN POWERのオレンジTシャツを着て作業することに、なんだか少し誇りを感じる今日1日の活動でした。(加藤伸治)