2013年8月隊活動レポート
2013年8月22日(木)
スケジュール07:30 チュレイトム小学校へ出発 |
本日の報告者より
今日は贈呈式でした。贈呈品発表のとき前に出て贈呈品を持つのですが、とても緊張しました。「幸せなら手を叩こう」や「ソーラン節」も喜んでもらえたのでよかったです。スワイリエンからプノンペンに帰る際メコン川を渡るのですが、この川のおかげで地域の人々の暮らしが豊かになっていると考えると、メコン川の偉大さを感じ感動しました。(岡田 玲)
各車両係より一言
・一号車(和田 勝則)
昨日ブランコが完成し、今日はチュレイトム小学校の贈呈式に参加させていただきました。日本側からは、支援者の石井様、JHP小山内代表の代理で佐伯理事、カンボジア側からは、州の副知事とエム・コイ教育省次官、そして地域の住民多数が参加して行われました。我々8月隊のパフォーマンスは歌(アラピア、幸せなら手をたたこう)とソーラン節を披露いたしました。とくに、アラピアは手を叩いてみんなが盛り上げてくださいました。カンボジアでは、スピーチの時間が長ければ長いほど尊ばれるそうですが、約2時間程度で式典が終了いたしました。少しスワイリエンの特徴を説明させていただきます。メコン川の恵みを受け農業と漁業が大変盛んであり、特に8月は田植えの時期でもあり漁師も田植えの手伝いにかりだされるためこの時期はサマータイムと言われています。昼食後国道1号線を走り、スワイリエン、プレイベン、カンダールそしてプノンペンを目指します。スワイリエンの町から約30K程走るとメコン川にぶつかります。現状川を渡る手段としてはフェリーしかありません。フェリーの大きさは自家用車が約20台程度乗る大きさであり、川幅は400〜500Mの距離を5分程度の時間で対岸に到着します。今はフェリーしかありませんが、フェリー乗り場の上流に日本のODAが建設中の橋があります。この橋が完成するとカンボジアで一番長い橋になるそうです。完成は、2015年です。フェリーは24時間運航しないため現状不便をきたしておりますが、橋が完成すれば人々の交流が盛んになり、暮らしも楽になるのではと思いました。
・二号車(根岸 沙也香)
まず本日、贈呈式を行ったチュレイトム小学校の校名の由来を教えていただので報告します。「チュレイ」は、チュレイという名の木のことで、「トム」とは、クメール語で大きいという意味です。チュレイトム小学校とは、チュレイという大きな木が校庭にある小学校という意味になります。
次に、昨日の作業終了後にベトナム国境を見学に行きました。そこに関連したことについて報告します。カンボジア人はベトナムに入国する際には、パスポートを所有していなくても、一回20ドルを支払えば入国できます。カンボジア国内の医療体制は、まだ十分には整っていません。そのため、カンボジアの人々は大きな怪我や病気をした場合にカンボジア国内で治療を受けるよりも、医療体制が発展しているベトナムで治療を受ける事がよくあるそうです。カンボジア国内の病院よりもホーチミンの病院のほうが、技術は高く、医療費は安いそうです。昨年、カンボジアに訪れた時にはあまり見掛けなかった眼科、歯医者、耳鼻咽喉科なども今年は多く見かけるので医療体制は着実に進歩していることが分かります。しかし、それでも治療のために国外にいかなくてはいけないという現状を知ってカンボジアの人々がより充実した治療を早く受けられるようになるといいなと思いました。現在、プノンペン市内に韓国が支援する大きな病院が建設中です。