2012年8月隊活動レポート
2012年8月20日(月)
スケジュール07:00 ホテル出発 【写真】 |
本日の報告者より・出分志保里
ホテルを7時に出発し9時ごろ小学校に到着して机と椅子を運び出しました。10時に小学校を出発し、11時にJVCにて予備ブランコの積み込みを行い、サクラ倉庫にて積み下ろしをしました。本日ですべての作業が終了しました。12時30分に、プノンペン事務所の方々と一緒に昼食を頂きました。職員の方々と交流することが出来てうれしかったです。
自分達の使う机や椅子を運ぶ子どもたちの姿を見て、また昨日のCCHの子どもたちの姿も合わせてみんな生き生きとしていて、この子達の未来が素敵なものでありますようにと思いました。残り数日となりましたが、楽しく元気に過ごしたいと思います。
この机と椅子は江東区清掃リサイクル課および海外リサイクル支援協会の支援によるものです。東京港から7月にコンテナで出発し、海を渡ってきたものです。
各車両係より一言
<1号車より・東千晶>
カンダール州のアキャモヘイセイ小学校に行きました。イオンファンタジーによる3校目の学校で、生徒数は1300人になるそうです。2003年9月に建てられました。
カンボジアでお葬式は何回か見たことがあるのですが結婚式は一度もありません。そこで、結婚式について話を聞きました。結婚式はピンクと黄色などの布で飾り入口にバナナが飾られているそうです。バナナが飾られるのは子宝に恵まれるようにという願いをこめてだそうです。女性は髪を切るという儀式などもあるそうです。日曜日に結婚式が多いようなので残りの期間で見られるか分からないですが注意深く車窓からの風景を見たいと思います。
<2号車より・根岸沙耶香>
プノンペン市内で工場を見たことが無いと思い話を聞きました。プノンペン市内で工場を作ってしまうと道に大型トラックが増え渋滞を引き起こしてしまう為作ることを禁止しているそうです。またカンボジアでは技術があまり無いことも工場が少ない原因だそうです。
最も盛んな産業は縫製業で、そのためカンボジアでは男性よりも女性がよく働いています。男性はバイタクなどで稼いでいるそうです。
それを聞いてから町を見てみると、朝から路上でチェスをしているなど確かに男性はゆったりした生活をしているなと思いました。カンボジアで縫製業といってもこの国では布地から作っているのではなく他の国から布地を輸入してその布地を縫うだけとのことです。縫製業に限らず他の産業でも最初から最後まで全て何かを作るという技術がカンボジアにはないそうです。
SUZUKIのバイク工場があるそうなのですが、そこでは輸入してきた部品を組み立てるだけです。
カンボジアでは輸入がとても盛んですが輸出は殆ど成り立っていないそうです。タイやベトナムと比べるとカンボジア人は勤勉ではないのと、ポルポト時代に多くの知識人が殺されたことがカンボジアで技術が乏しい原因に少しはなっているのかなと思いました。カンボジア人は勤勉ではないと言いましたが、もちろんとても勤勉な人もたくさんいて、そういう人達は海外の人と触れ合ったりすることで色々な刺激を受けて凄い向上心が上がり、仕事前や後に専門学校などに行って勉強している人もいるそうです。
これを聞いて昨日触れ合ったCCHの子どもたちや小学校の子どもたちの勉強の意欲向上にもしかしたら私たちは少しでも何か役に立てたのかもと思ったら、今までこどもたちと触れ合ってきた時間は全て本当に大切なものだったなと思いました。
今日のありがとうございました
アキャモヘイセイ小学校の教職員はじめ児童のみなさん、机と椅子の搬入のお手伝いありがとうございました。
JHPプノンペン事務所の方々、楽しい交流の時間をありがとうございました。ご一緒できて光栄でした。