2012年8月隊活動レポート
2012年8月17日(金)
スケジュール07:00 ホテル出発 【写真】 |
本日の報告者より・中野達也
本日は7:00にホテルを出発して5号線100kmほど走り、バッタンバン州からパイレン方面に向かい10:00、CMACの地雷、不発弾の除去作業現場に到着しました。そして説明と地雷探知のレクチャーを受け、プロテクターを身につけた後、実際に除去作業現場の見学をさせていただきました。11:00に見学を終了し、CMACの作業現場を後にして13:00にバッタンバン州にて昼食を摂りました。その後15:00クリャーンムーン小学校到着し、ピックアップに工具などを積み込み、その後深山さんから贈呈式の説明を受けました。
本日はCMACの実際の作業の現場を訪れ、最近見つかった地面に埋まったままの対戦車地雷などを見せていただきました。僕は、カンボジアに来て、特に地方の作業現場はのどかな景色で美しいとしか思っていなかったのですが、過去の政治的な衝突によって埋められた地雷を実際に見て、地方のきれいな景色の中にも、地雷は埋まっているのかもしれないなと、そしてその中で生活している16世帯のことや地道で危険な作業を実際に行っている人達がいることを知り、とても複雑な心境になりました。
大変な作業ですが、安全なカンボジアに近づくためには絶対に必要なので、作業員の方が無事故で作業が終了できるようにと思いました。
各車両係より一言
<1号車より・東千晶>
バッタンバンは有名なお米の産地で、私達が日頃口にしているお米とは別に、香り米という香りのついたお米もあり、高値で取り引きされているそうです。
車がウインカーを左にチカチカさせるのは追い越すという意味と反対側の車線から車がきているので追い越せないよという意味もあるそうです。
CMACまでの行き道に他団体が建てた学校があることを知りました。学校建設の他にも日本で特別養護老人ホームの運営なども行っており、建設の方法はJHPと同様、会員や支援してくださる方からのお金を資金として活動を行なっているそうです。カンボジア以外にもネパールでも学校建設をしていて今までで156校作ったそうです。自分が知っている企業が知らないところで色々な活動を行なっているなどまだまだ勉強不足だと感じました。カンボジアで生活できるのも残りあと少しなのでその期間でもっと沢山のことを発見して学べるように頑張りたいと思いました。
<2号車より・高橋理穂>
カンボジアでは白い女性がもてるためおしろいを塗るのですが、それが身体に悪くカンボジアで今問題になっているそうです。
日本と違いカンボジアではペットの飼い方が違います。日本では鎖に繋がれてペットとして考えられていますが、カンボジアでは放し飼いにされていて、空間の中にいる生物として扱われています。
<3号車より・出分志保里>
5号線でバッタンバンへ向かう途中、電柱とは別にアンテナ、円盤のついた高い電波塔が幾つか見られました。これは携帯の電波を担うもので、日本と同様キャリアごとに建っているそうです。カンボジアで携帯は家庭の固定電話より先に普及した上に、回線を引いたりするのに掛かるコストと比べると安く済むので今カンボジアにおいて、各家庭に固定電話は無いそうです。近年はiphoneも増えてきていますが、ブラックベリーなどが主流だそうです。確かにプノンペンでもたくさんスマホが売られていました。
今日見学させていただいたCMACの地雷除去エリアは実は地雷は凄く少ないほうで、もう少し先に行くともっともっと沢山埋まった地域に出るそうです。地雷除去が進んでも、電気や水が通っていないなど人が住めるようになるのはもっともっと先の話なんだなと思いました。
今日のありがとうございました
CMACの皆様、見学させていただきありがとうございました。
2002年8月隊有志の皆様、ジュース代ありがとうございます。