2012年3月隊活動レポート
2012年3月21日(水)
スケジュール05:30 朝食 【写真】 |
本日の報告者より(木村宜恵)
今日はコンポンスプー州に行きました。車の中から眺める景色は、スワイリエン州やコンポンチャム州とは違い、山が多く、緑が生い茂っているなと感じました。スラッブレイン中学校に到着したあと、私たちは贈呈式に出席しました。歌やソーランを披露しましたが、暑い中みんなで声を掛け合い、力を合わせて頑張ることができました。若干の反省点も生まれましたが、明日につなげていこうと思います。また、マーチングバンドの演奏を聞きましたが、日本の「さくらさくら」や「七つの子」を披露していただき、嬉しくて思わず涙がこぼれそうになりました。以前、マーチングバンドの音楽教育が進められていると聞きましたが、今日実際に演奏を聞いてみて、音楽が広く浸透していけば、カンボジアは今以上に、笑顔と活気に満ち溢れていくのではないかと思いました。
各車両係より一言
・ 1号車車両長(遠藤泰祐)
今日はカンボジアの地を初めて踏んだ日、プノンペン空港の前を通りました。一度見た事のある景色なのに、とても綺麗な場所だと思いました。道路は真っすぐで、車は跳ねることはなく、三週間前には思いもしなかったような嬉しさがこみ上げました。空港は始まりの地であれば、終わりの地でもあるので、日本に帰るのは遠い先の事だと思っていた自分にカンボジアとのお別れを気づかされる瞬間でもあり少し切なくなりました。
・2号車車両長(田中永都)
車内から見るコンポンスプー州へ続く景色は、山が間近に見えて、コンポンチャム州やプレイベン州とはまた違ってきれいでした。道中、線路を通過しましたが、カンボジアには現在2路線の線路があるそうです。僕たちが通った線路には遮断機がなかったのですが、今は修理中で線路自体使われていません。JRが日本の電車を渡そうとしましたが、線路がフランス製のため、日本の車両の線路は車幅が狭く、断念しました。実際のところ、電車のスピードは自転車よりも遅いらしく、東京のように重要な交通手段になるということは当分先になるかと思いますが、電車が発達しすぎて時刻を気にしてばかりになってしまうのもどうかなとも思いました。
・3号車車両長(後藤暁子)
今日は中学校に向かう途中に、王立プノンンペン大学を発見しました。日本で言えば東大のような学校で、優秀な学生はタイやシンガポールに奨学金で留学する事ができ、さらに優秀な学生はアメリカやイギリスにも行けるそうです。王立大学なので、試験に受かればどんな身分の学生でも行けます。しかしカンボジアの現状は、学校数が少なく、田舎に住む子どもたちの中には中学校や高校に通う事が出来ない子もいます。すべての子どもに平等にチャンスが与えられるように、教育の発展と充実にさらに力を注いでもらいたいと思いました。
今日のありがとうございました
贈呈式に参加し、村人からお昼ご飯をご馳走になりました。たくさん頂きました。ありがとうございます。パームシュガーをお土産に頂きました。ありがとうございます。そして、感動をありがとうございます。