2012年3月隊活動レポート
2012年3月17日(土)
スケジュール06:15 朝食 【写真】 |
本日の報告者より(小山恭佳)
今日は2基目の立ち上げ、ペンキ塗り、モルタル、角カバーの取り付けまでを行いました。あとは座椅子を取り付ければ完成!という段階までこられて、2011年3月隊の方々からいただいたコーラで乾杯しました。今まで飲んできたどのコーラよりも美味しく感じられました。ありがとうございます。村の方々と関わっていると、指差し会話帳で覚えたクメール語を使ってみてもなかなか伝わらず、言葉の壁を感じることもしばしばですが、言語というのは1つのコミュニケーションツールに過ぎず、身振り手振り表情がどれだけ大きなものか実感します。子どもと目が合った時、マスクをしたままで笑いかけても、子どもは笑い返してくれます。言葉が伝わらないからこそ、心の動きに敏感になれるのかなと思いました。一生懸命に私たちよりも汗を流して、泥だらけになってまで手伝ってくれる子どもたち。ブランコで遊ぶ彼らの笑顔を見る事が楽しみで仕方がないです。
各車両係より一言
・ 1号車車両長(鈴木みさき)
ホテルと小学校を行き来する道中に、ひとつの立派な寺院があります。その寺院の境内へつながる階段は勾配が大変緩い造りになっていて、道路からでもお寺の境内を臨むことができます。日本の神社の階段等は長くて急な構造のものがほとんどのため、その光景が新鮮に感じられました。聞くところによると、階段の下にもお灯明があって誰もが平等に上のお灯明を拝むことができるように建築されたそうです。寺社の階段をひとつとっても、国によって違いがあることが面白いなと思いました。
・ 2号車車両長(遠藤泰祐)
今日はコンポンチャム州の住宅を重点的に見ながら学校へ向かいました。高床式住居の一軒一軒のてっぺんには建築された年が書かれているプレートが掲げてあります。車窓からその数字を追って見ると小学校に近づく程、数字が若くなっていくことに気づきました。
その文化はおおよそ1990年から始まったものと思われ、特に多かった年が2011年、また建築途中の住宅もたくさん見受けられました。
つまり住宅街は現在最高速度で広がっており、コンポンチャム州は発展の波に乗っている最中だと感じました。
また以前、水瓶の量が生活水準の指標になるとお聞きしましたがコンポンチャム州では水瓶を多数所持している家は珍しくなく、それ以上に煉瓦や塗装を用いて耐久性や外観に気を配るなど他方面にお金を使う家が増えているのがわかります。そのことからコンポンチャム州の住宅文化には水瓶の量だけでは測りきれない新たなステップの指標が生まれつつあると感じました。
・ 3号車車両長(中谷紗恵)
以前の車両長報告で私は上座仏教の仏壇について触れました。プレイベン州ではお寺の周りに仏壇が設置してあることを発見し、今回のコンポンチャム州でも仏壇観察を継続しました。現在作業を行っている小学校の校舎は教室とは言い難いほどボロボロです。そこに、もう一つボロボロの建物があります。最初はもう一つの校舎だと思っていましたが、よく観察してみると周りに仏壇がいくつかありました。そこで私はその建物がお寺だとわかりました。プノンペン、プレイベン州、コンポンチャム州と継続して観察した事により気づけたので、これからも観察していきたいと思います。
今日のありがとうございました
2011年3月隊の皆様ありがとうございます。ブランコ完成にちなんでコーラで乾杯しました。改めて感謝の気持ちが高ぶりました。村人からまたジャックフルーツを頂きました。ありがとうございます。