2011年3月隊活動レポート
2011年3月21日(月)
スケジュール6:00 朝食 【写真】 |
音楽・レクリエーション係の山内さんと國分君、ソーラン隊長の五十嵐さんと大西君にインタビューしました。
Q.音レク係は主にどんな仕事をしましたか?
A.カンボジアで聞くテープを用意することと、贈呈式で披露する合唱と合奏の練習を中心に進めることです。テープに入れる曲はカンボジアでの移動中に聞くためです。合唱をするための曲も日本にいる時から連絡を取り合っていました。(國分)
Q.音レクの練習で感じたことを教えてください。
A.音レクの練習を始める前は、歌や合奏をいかにうまくできるのか気にしていました。しかし練習を重ねるにつれて、だんだんうまくなってきました。また、小学校の子ども達が歌を歌ってくれたり、本当に音楽が好きなんだと感じました。そして、「音楽は国境を越える」という蘭子さんの言葉をひしひしと感じながら音レク係をやってきました。子ども達のおかげで音楽を心から楽しみました。(山内)
Q.JHPではなぜソーランを披露するのですか?
A.ご存知の方も多いかと思いますが、JHPの代表であり脚本家でもある小山内美江子先生が手掛けられた「3年B組金八先生」というテレビドラマの中で生徒達がソーランを披露していること、それから日本の文化の一つとして北海道の『ソーラン節』をアレンジして作られたのが、ソーランです。カンボジアの人々にソーランを披露しようと代表が考えられたことの二つの理由があると伺っています。そして活動隊では毎回小学校の贈呈式でこのソーランを披露するというのが伝統となっています。(大西)
Q.ソーラン隊長の仕事で大変だったことは何ですか?
A.ソーランは未経験という隊員が多かったので、一から一つ一つの動きを確認しつつ覚えてもらわなくてはなりませんでした。自分では理解していても、人にわかりやすく教えるということはあまり経験したことがなかったので難しかったです。テンポの合わない人、そしてまた動作が遅い人、今回は地方に住んでいる隊員も多かったため、全体での練習時間は現地に来てからの数十分だけでした。少ない時間の中で皆が協力してくれたからこそ、無事に贈呈式、音楽コンテストでソーランを踊り終えることができたと思っています。(五十嵐)
そして、特別ゲストとして太田さんにもインタビューしてみました。太田さんは食料係と資材係を上手くこなしてくれました。
Q.活動期間中で一番印象に残った出来事を教えてください。
A.一番印象に残っているのは、完成したブランコを子ども達に贈呈した瞬間です。子ども達の笑顔を見たとき達成感を感じました。この先も大切に使ってくれたらなと思います。
Q.マーケットではどんな買い物をしましたか?
A.カンボジア名物の物をたくさん買いました。クロマーやゾウのTシャツを友達のお土産として買ったり、家族にはコーヒーなどを買いました。一番のお気に入りはゾウの形をしたバックです。毎日使用してます。
感想
レポート係の五十嵐です。昨日、一昨日と7時朝食の日が続いたので、一時間早い今日の朝食はみんな寝ぼけ眼のようでした。そんな今日の午前中は、活動隊では初めてのブランコの解体作業を体験しました。約一週間ぶりの作業ということで、「みんな目が死んでいるぞ!」と出発前に蘭子さんに喝をいれられました。一校目の作業場所であるチャンプーバーン小学校に到着し、最初に目に入ってきたのは見事にひし形に歪んでしまったブランコの姿でした。2005年に作ったものと聞き、一週間前に私たちが作ったあのピカピカのブランコがたったの6年でこんなにも摩耗してしまうのかとショックを受けると共に、こんなにボロボロになるまで子ども達が遊んでくれたのだと思うと当時の活動隊の先輩を羨ましくも思いました。2校目のセンソック小学校でも、座イスのチェーンが3分の1ほど擦り減っているのを見て、JHPのブランコが子ども達にとってどれだけ重要な存在かを実感しました。今日行った2校の小学校にも、またいつか新しいブランコができて欲しいと思います。穴掘りから立ち上げまで3日半かかるのに、解体は1時間で済んでしまいました。本当に胸が詰まる思いがしました。
また、午後はセントラルマーケットでの最後の買い物をしました。お土産を買いすぎて荷物に入りきらなくなった人たちは今日焦って新しくバックを買い足したようです。みんな始めのころに比べると品物の相場や買い物の仕方がわかったようで、手慣れた様子で値段交渉に臨んでいました。かくいう私も、拙いカンボジア語で値切りに挑戦し、両親や兄弟へのお土産をなんとか言い値でゲットすることに成功しました。お土産を買いながら相手のことを思い浮かべていたら、話したいことが山ほどあふれ出てきて、少しだけ日本が恋しいとも思いましたが、残り2日間、こんなにも貴重な体験をさせて頂いていることに感謝の気持ちを忘れず、できる限り多くのものをカンボジアから得て持ち帰ることができるよう、大切に過ごします。
(文責:五十嵐・中村)