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2011年3月隊活動レポート

2011年3月19日(土)

スケジュール

7:30 朝食
8:30 ホテル出発
8:55 会場到着
9:45 会場出発
10:15 JVCにて工具整理
12:00 JVC出発
12:20 昼食
13:35さくら倉庫到着
14:20さくら倉庫出発
14:30 再びJVCへ
14:50ホテル到着
18:30 全体ミーティング

【写真】
上:絵を描く子ども達
中:一緒に絵を描く
下;JVCのスタッフと共にモイ・ピー・バイ





車両報告

一号車:カンダールの教員養成学校(TTC)で今日は絵画の見学をしました。いくつかの絵画のテーマで「20年後のカンボジア」がとても印象に残っています。どれも個性豊かで飛行機や鉄道の絵が描かれていました。日本では当たり前の光景が描かれていて、カンボジアの人にとっては日本から来た人は"未来から来た人"のような存在なんだ、とJHPスタッフの木村さんの言葉を思い出しました。(江口)

二号車:車窓からよく電話ボックスを見かけます。中には電話はなく、携帯電話を持っていない人が携帯電話を借りてかける所です。また、こちらではトゥクトゥクのバックにCDをつけているのを見かけます。これは、反射板の役割もしますが、おしゃれ感覚でトゥクトゥクにつけています。絵画については、カンボジアの子供は模写が絵と思っています。本隊も活動残り4日、健康管理に気をつけて活動していきます。(佐野)

三号車:今日も日本のODAにより作られた橋を渡りました。この橋は交通渋滞緩和のため一方通行になっています。活動で様々な地域に行くと日本のみならず韓国、中国、フランス等々ODAによって建設されたものをよく見かけます。カンボジアでは他国の支援を受けているんだな、改めて感じました。(太田)

感想

  レポート係の中村です。昨日は風があって爽やかだったのに比べ、今日は晴天で、夏を思い出させる暑さでした。今日はカンダール県で絵画展を見学しました。教員養成学校が会場となっており、教員養成学校の人達がお世話をしていました。今年は「学校の休み時間」、「カンボジアの20年後」をテーマに多くの絵が展示してありました。どれも個性豊かで子どもの想像力の高さに改めて驚きました。テーマは同じでも感性によって細部までこだわっていたり、写真のような迫力感のある絵や、よく見かけるカンボジアの農村風景を上手く特徴を捉えて描かれていたりしました。JHP賞、藤原紀香賞等々いくつかの賞がありました。見ていて飽きなかったです。カンボジアでは"美術"や"音楽"は確立した科目としてなく、社会科の授業の一環として行われています。だけどそれを感じさせないくらい感受性豊かであるように感じました。会場には地域の小学校の子ども達が絵画の見学に来ていて、絵を描くことが出来る机が設置されており、子ども達は思い思いの絵を真剣な顔で描いていました。時折、褒めると見せてくれる照れた笑顔がとても印象的で心に残りました。3月隊メンバーも子供たちに加わって絵を一緒に書いて、言葉が通じなくても笑顔を交わし、楽しい時間を過ごすことが出来ました。今回、カンボジアに来させて頂き、"教育"について考える機会を沢山頂きました。私自身、もっと教育について考えていきたいと思うし、実際に携わってみたいという関心も 高まりました。もっともっとカンボジアで音楽や美術教育が普及することを願っています。
 今日は絵画展後、JVCに移動し今までブランコ作りの際に使用した工具などを整理し、さくら倉庫に戻しました。なんだか寂しかったです。振り返ると本当に早かったカンボジアでのブランコ作り。作業はキツイけど、達成感もあり、子ども達がブランコで遊ぶ姿を見たら疲れや辛かったことも忘れてしまいます。活動ができたのも支援者の方々は勿論のこと、多くの支えがあって貴重な体験をしました。その気持ちをいつまでも忘れず帰国後この経験を何らかの形で生かしていきます。(文責:中村)

今日のありがとうございます。

CCHのダニーさんからグリーンバナナを沢山頂きました。本当に美味しいバナナでした。明日、改めてお会い出来ると思います。