2010年3月隊活動レポート
2010年3月18日(木)
スケジュール7:00 集合 |
レポート(白濱・阿部)
今日はJVCで予備ブランコを作成しました。JVCでの作業は我々3月隊が現地に到着して2日目から三日間、準備作業した思い出の地です。約15日ぶりに訪れましたが、変化していることもほとんどなく、前回着たときに出会ったJVCの何人かの生徒にも再会をはたすことができて嬉しかったです。また懐かしい気持ちもこみ上げてきました。しかし、本日は前回に三日かけて行なった、ヤスリがけ、ドリルでの穴あけ、防腐剤塗り、仮組み、溶接、座椅子づくりなどの多くの作業を一日で終わらせなければならく、集中力といままで培ってきた技術が試される日でもありました。工具の使用に慣れてきた私たちだからこそ、気を抜かず集中する必要があります。最初は恐怖心からなかなか進まなかったドリルでの穴あけも今となっては自ら進んで行なう隊員もたくさんいて、最初に比べると何倍も早くなった気がしました。防腐剤を塗って木材を乾かしている間に昼食をとりました。
皆、連日の作業から疲れが見えているように感じ、昼食後の休憩では、ほぼ全員が床に茣蓙を敷いて昼寝をしている様子がうかがえました。短期集中で無事に全行程が終了して倉庫に工具を戻しに行きました。これで全ての作業が終了するのだと思うとちょっと悲しくなりました。炎天下の中での毎日の作業は辛くて投げ出しそうになった時もあったけれど、とても充実していたからです。
工具の整理が終了すると、今日までほぼ毎日使用してきた、木くずがたくさんついた軍手も、ペンキだらけのゴム手袋も、泥や土で汚れに汚れた作用靴も役目が終了となります。いままで本当にお疲れ様でした。これから生きていくなかでそれぞれ進む道は違いますが、こんなにたくさん工具を使用する機会はもうないかもしれないし、皆の協力と自らの手でブランコを建てる機会はほとんどの人がないことでしょう。この春にかけがえのない経験ができたことを誇りに思えます。大量の汗をかき、泥だらけになりながら必至になって作業をした日々は決して忘れる事がないだろうと感じます。たくさんの人の支えがあり、立派なブランコを建てることができて感謝の気持ちでいっぱいです。みんな本当にありがとう。(白濱)
今日の一言
気が付けばカンボジア生活、残り5日。まだカンボジアに来て一週間程度という気持ちなのに、あともう少しで帰国と考えると寂しさが募ります。同時に、活動隊の仲間と過ごす時間も残りわずかになりました。私は北海道からやって来たので、このカンボジアの時間を共有した仲間たちとすぐに会えるような距離ではありません。残された時間で、心と身体で思いっきりカンボジアという大地と、仲間との思い出を感じていきたいと思います。(越戸)