2010年3月隊活動レポート
2010年3月17日(水)
スケジュール6:00 朝食 【写真】 |
レポート(阿久津・池内)
今日はバッタンバン県スラチーニエン小学校の贈呈式の日です。朝食をとり、各自忘れ物がないよう荷物を作った後プルサットのホテルを出発しました。小学校に着くと色彩豊かな衣装をまとった人々で賑わっていました。面白かったのはイスラーム教の人々と袈裟をまとった僧侶が同じ式典に参加していたことです。この光景を見て、宗教に関係なく学校の完成を喜ぶ人間の一体感を感じて愉快な気分になりました。しばらくして、式典が始まりJHP3月隊も入場しました。出席者紹介、カンボジア国家斉唱、郡長の挨拶とプログラムは進んでいきます。クメール語での進行なので3月隊はラジオを利用した同時通訳を聞きながらの参加となりました。その後、ドナーの山田養蜂場の西村取締役、小山内代表理事、今川名誉顧問、バッタンバン県知事のスピーチが行われました。いろんな立場の方がスピーチをされるのを聞いて、このスラチーニエン小学校建設は本当にたくさんの方の思いが積み重なってできた事だと実感しました。その中で、2010年3月隊がブランコを建てる役割を全うし、少しでも学校建設に関われたことは幸せな事だと思います。
生徒代表誓いの言葉が終わると、いよいよ3月隊メンバーによるパフォーマンスです!!このパフォーマンスについては隊員それぞれの思いが交錯し、喧喧諤諤の議論がなされた事もありました。しかしたくさんの人々、特に子どもたちの目の前でパフォーマンスをするわけですから、今日は皆パフォーマンスに熱が入っていました。やはり自分達が関わった小学校での贈呈式でお祝いに駆けつけた村人達に楽しい思いを持ってもらいたいという考えは隊員一同変わりませんでした。弱冠20歳前後の3月隊が、全力で「おもちゃのチャチャチャ」を演奏し踊り、大きく動きながら「アラピヤ」を歌い踊り、汗だくになりながら声をからして「ソーラン」を踊りました。このときは隊員全員イケメン・ベッピンだったと思います。村の人々も拍手喝采をくれました。すごく気持ちが良かったです!!
贈呈式を終えると、ブランコを解禁しました。子供たちを差し置いてまず隊員達が乗っていました。皆感慨深げにブランコを眺めたり写真撮影をしたりしていて、とても良い時間でした。ひとしきり自分達がブランコを楽しんだ後、子どもたちへとつなぎました(子どもだけではなく村のおじさんも楽しそうに漕いでいました!)。個人的なことを言えば、むしろ子どもたちが乗っている姿を見るほうがこみ上げる物もあります。やっぱり自分はこの光景を見るためにブランコ作りに参加したのだと思います。
贈呈式を終えるとプノンペンに戻りました。久しぶりのプノンペンでしたがやはりプルサットやバッタンバンに比べて都会だなと思いました。今日で2校目の贈呈式を終え、一段落ついた感がありますが、明日はドナーさんのための予備ブランコの作成です。気の緩みも出てしまいそうな時期なので、体調管理や工具の扱いに気をつけ、今一度気を引き締めてドナーさんのためのブランコを精一杯作ります。
プノンペンに帰って参りました。また皆様とお会いできました!
隊員の一言
今日、二校目の贈呈式が行われました。作業中から、多くの村人が手伝ってくれていたこともあり、完成を一緒に喜ぶ事が出来ました。贈呈式に集まってくれた村人たちと一緒になって、音楽に身を任せ、ありったけの笑顔でともに踊ったあの時の気持ちは、日本に帰ってもずっと忘れる事はないでしょう。(小西直人)
今日のありがとうございます
イスラム教の村人達から手作りのお菓子を頂きました。甘くてサクサクしていてとてもおいしかったです。貧しい中からもあのようなお菓子をいただけるとは思いもよらぬことでした。本当にありがとうございました。
小山内代表に梅干しと薩摩漬けを頂きました。食欲が倍になりました。ありがとうございました。
日にちは前後しますが、関東給食会さんから肉じゃがとカレーを頂きました。本当に忘れられないジャガイモの味でした。ありがとうございました。