2010年3月隊活動レポート
2010年3月16日(火)
スケジュール6:00 朝食 【写真】 |
レポート(瀬筒、秦野)
今日はいつもとは違う雰囲気の中、17日目の活動が始まった。なぜかというと、昨夜、活動に対する様々な思いが交錯し合い、激しい意見のやり取りが行なわれたからである。同じ年代の男女、皆顔や性格が違うように、活動隊の活動に対する思いも様々だ。さらに、カンボジアでの共同生活が二週間を越え、日々の炎天下での重労働に疲れストレスがたまっていた。最初は"自分達の隊がこんなにもまとまっていなかったのか?"と驚くと同時に落胆したが、結局、隊全体の方向性が決まっていない事、そのために皆がバラバラな方向を向いている事に気付いた。その晩、皆がまとまる事はなかったが、一人一人が仲間の意見に耳を傾け、様々な事を考えた。
次の日の朝、音楽レクレーションの歌を歌うと、昨日までとは比べ様もないほど積極的にかつ楽しそうに練習する事が出来た。昨日まで物珍しげに靜に観察しているだけだった村人達も、今日はとても笑ってくれていた。完璧であるとはいえないが、確かに隊が一つにまとまりだしていることが分かった。昨晩の隊の雰囲気は最悪で、このままバラバラになって活動隊が終わってしまうのではないかと心配したが、皆が思いをぶつけ合う事で一つに成る事ができ、本当に良かった。
ブランコの方は今日が仕上げで、ペンキ塗りや、カバー掛け、座椅子の吊り下げなどをして、遂に完成する事が出来た。二回目のブランコ作りなので、一回目の経験を踏まえ、自分達で出来る事や考えられる所は自主的に行動することができ、作り終わったときの充実感は言われるがままに作った前回よりも満足できる物があった。帰り際に全員で写真を撮った。"これでブランコを作るのは最後か"と思うと少し寂しい気持ちになったが、自分達の作ったブランコに誇りを持って、明日の贈呈式で堂々と最高のパフォーマンスが出来るよう気持ちを切り替えて、がんばりたい。
午後は隊長(浜ちゃん)が去年の3月隊で作ったプラウボンバイ小学校のブランコを見に行った。ブランコを見ると隊長が泣いていた。"自分達が必至で作ったものが一年経ってもその地に立ち、子供たちに楽しそうに使われているのを見ると、こみ上げてくる物があるんだろうなぁー"と横で思った。(ただの泣き虫かもしれない・・・)自分もいつの日か機会があれば今回作ったブランコを再び見に来たいと思った。
そんなわけで、今日で主要な作業は終わりました。いろいろな人に援助を受け、迷惑を掛けながらも何とかブランコを建てるという貴重な経験をし、大切な仲間とで会うことも出来てとても感謝しております。この場をお借りして感謝の気持ちを表したいです。
隊員の一言 (浜部)
ブランコ完成!!今回のスラチーンエン小学校のブランコは2校目ということで、作業にもなれ、全てのメンバーがブランコ作りの作業工程を考え協力することが出来たので感動が大きかった。 その一方で慣れてきた頃に作業が終わってしまうのは寂しい気もする。
明日子供たちが真っ赤なブランコに飛び乗る姿を早くみたい。
今日のありがとうございます
・ 小山内代表からの梅干美味しかったです。ありがとうございました。
・ 長谷川賢二さんからのコーラの差し入れで乾杯をしました。ありがとうございました。