2010年3月隊活動レポート
2010年3月6日(土)
スケジュール6:00 出発 【写真】 |
今日の感想
JVCでの作業も無事終了し、今日はいよいよ建築現場である小学校での作業となりました。朝食を済ませた後、道中、車輌(一号車)がエンスト・故障するというトラブルに見舞われながらも、おおよそ2時間かけてコンポンスプーにあるトームキリ小学校へ移動しました。トームキリ小学校への道のりは広大な田園風景が広がっていましたが、乾期である今は牛などの家畜が放牧されていました。プノンペンの中心街を離れると、想像以上のガタガタな道に皆、驚いていました。
トームキリ小学校に着くと、多くの生徒達が迎えてくれました。まず、トラックから資材を校舎に搬入しました。その後、生徒たちの前でソーラン練習をしました。本番ではなく、まだ完成度が足りないが、生徒たちの拍手に皆、一層のやる気がみなぎっていました。
今日の作業は、穴掘りメインでした。まず、土管を入れる穴の位置取りをし、コンパスで穴の大きさを決定しました。そして、いよいよ穴掘り開始です!!意気揚揚と掘り始めた私たちを待ち受けていた物は、とてつもなく固い岩盤と、大量の巨大な石だった。炎天下の中、慣れない作業に皆“ヒーヒー”言いながら作業していると、小学校の先生たちが見かねて、手伝ってくれました。やはり現地の方々だけあって、涼しい顔で穴を着実に掘る姿にただただ感謝するだけでした。
昼食は持参したバイサッチュー(豚ご飯)や漬物、佃煮などでした。なにも特別な物ではないのですが、労働の後のご飯はとりわけ美味しく格別のものでした。
しばしの休息の後、再び作業に戻りました。太陽はますます高く上り、非常に熱く感じられました。加えて午前中の作業からの疲労も蓄積し、午後の作業は骨の折れるものでした。その事を考慮し、小刻みに休憩をはさみながら作業を進めました。大きな石が出てくると皆顔をしかめましたが、その一方、それを皆で協力して取り除くと3月隊、小学校の生徒、協力してくれた先生たちが一体となって拍手喝采し、とても気持ちのいいものでした。結局今日は穴掘りを終える事は出来ず、穴掘りの完成は明日にお預けになりました。帰りのバスでは皆疲労困憊でぐっすりと寝ていました。明日以降も疲れた身体に鞭打って作業しなければならないと考えるとため息が漏れますが、今は潰れた指のマメの痛みと共に充足感を感じています。明日もぶっ倒れない程度に頑張るぞ!!(瀬筒・池内)
今日の一言
プノンペンから2時間かけての車窓はトームキリ小学校に近づくにつれて、次第にお店は無くなり、牛とサトウヤシの木と高床式の家屋が並ぶ砂埃のでこぼこ道で、生活の大変さを改めて感じました。街中に、住居が近づく事を意味する門があり、カンボジアの文化を見ることが出来、良かったです。
カンボジアに来て、初めての空の下の作業で、日差しが照りつける中での穴掘りは大変でしたが、工具の使い方が慣れていない私たちの近くにいたカンボジアの方々が一緒に手伝ってくれて、現地の方の優しさに触れることが出来ました。(砂埃は3号線の拡張工事のためです。道も広くなりこの先が楽しみです。By蘭子さん)
ちなみに今日の気温 41度!!!(長澤)