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2007年3月隊活動レポート

2007年3月9日(金)

スケジュール

07:30 ホテル出発

08:10 小学校に到着

08:40 贈呈式開始

11:25 贈呈式終了

11:30 小学校出発

12:00 昼食・休憩

12:40 コンポチャム出発
 途中、2006年8月隊の建てたブランコを見学

15:20 JVCで2校目のブランコ機材積込み作業

16:10 作業終了。

16:30 ホテル到着。

18:30 全体ミーティング

19:20 夕食(ホテル内のレストラン)
 (引続き、3月生まれの参加者4名の合同誕生会を開催)

20:40 終了

【写真】
(上) 友廣学舎
(中) 支援者である友廣さんと代表が入場
(下) チュレイタソー小学校生徒の友情出演

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本日の感想

レポート係 森信之

遠征先での5日目。今日は、校舎とブランコの贈呈式。学校では生徒全員と約200名の父兄や地域の関係者が精一杯のおめかしをして待ち構えていた。まるで、昭和30年代の日本の地方の村での式典を思い起させるような雰囲気でした。JHPの関係者は村人達の旗や立礼の中、大歓迎を受けながら会場に入った。

以下、式典の概略を紹介します:
9:40 主賓(県副知事、教育省次官、ドナーの友廣家、小山内代表)を先頭に、カレッジ関係者が人の熱気で包まれた会場に入場。主賓の紹介、僧侶による読経、国歌斉唱、国旗掲揚の後、 1.トゥールクリャン郡長の祝辞:  
「郡の学校は、
小学校:生徒15,966人、36校、77校舎(329教室)
中学校:生徒1,893人、 4校、6校舎(30教室)
高校: 生徒1,957人、2校、9校舎(44教室)
あるが、その内JHPが6校舎(32教室)、ブランコ3基、トイレ4棟、井戸4本
を寄贈してくれた。JHP及び日本の友達に心より感謝している。」
2.友廣氏挨拶
「何か社会に貢献をしたいと考えていた時に、JHPが学校を建てていることを小山内代表から伺った。学校を寄贈することでカンボジアの役に立つことができ大変光栄に思う。自分の名前は「友」達を「広」く持つという意味です。学校で多くの友達をつくって欲しい。大いに学んで、立派に成長して、将来は皆さんが困っている人を支援してあげるようになって下さい」
3.JHP小山内代表祝辞及び贈呈品紹介:
「孫の代に残る学校を建てたいというJHPの活動を友廣さんに支援いただき、この学校を建てることができ本当に嬉しく思う。学ぶだけでなく、この学校はみんなのボランティアの心で建てられているということをよく理解し、一生懸命に勉強し、将来世界に羽ばたいて欲しい。学校は毎日きれいに清掃し大切に使って下さい」
4.コンポンチャム県副知事祝辞:
「コンポチャム県は学校だけでなく、道路や、キズナ橋など多くの支援を日本の友達から受けている。学校を見たらこの学校を建てた人のことを思い起こして欲しい」
5.教育省ハッサンリー次官祝辞:
「JHPはカンボジアで、既に173校(830教室)を建て寄贈してくれた。その他に、ブランコ70基、トイレ128棟、井戸60本も作ってくれた。カンボジアでは2014年までに、全ての子どもが小学校に入学できるよう取組んでいる。2005年から学校への通学距離を2km以内にする目標を立て取組んでいるが、今後は1.5kmとしたい。そのためにはもっと学校が必要であり、今後もJHPに協力と支援をお願いしたい」
6.メダル&感謝状の贈呈
7.パフォーマンス
・カレッジ隊によるパフォーマンス(ラジオ体操)
練習の甲斐あって、全員一糸乱れずにできた。会場は水を打ったように静まりかえり、ラジオ体操に釘付けになっていた。又、子どもたちが一緒に体を動かしているのを見て、楽しんでいる事が実感でき嬉しかった。
・生徒のピアニカによる記念演奏
以前JHPが寄贈した学校の生徒による友情出演。ピアニカは日本の学校から集めたものをJHPが寄贈したもので、見事に2曲演奏(内、一曲は日本の歌「故郷」)。JHPの地道な活動をこんな形で目にすることができ大変感銘した。
8.主賓によるテープカットと贈呈品配布、記念の桜植樹

最後に、カレッジ生全員一人づつブランコに試乗し完成の実感を味わった。その後この瞬間をずっと待ち続けていた子どもたちに開放し、一緒にブランコ乗りに興じた。特に印象的だったのは工事中毎日見に来ていた村のおばさんがブランコに乗って楽しそうにしている姿で、今回の疲れが全て一瞬にして忘れさせる光景でした。

今日は大変感銘深く、一生の思い出となる最高の式典でした。このような機会を与えてくれた小山内代表をはじめJHPの関係者の皆さんに心より感謝申し上げます

今日の一言

2号車車輌長・高橋華蓮
カンボジアにできた弟、妹達の笑顔が頭から離れません。この数日間に出会った、電気もない村で暮らす子どもたちは、友達、兄弟を思いや、私達にも心を開いてキラキラした目を向けてくれました。勉強できる環境があれば、みんな立派に成長するだろうと思います。この子達のために、とにかく「できることから!」。ピアニカ一つでも、子ども達にとっては大きな成長のチャンスになるのだと感じました。カンボジアが大好きになりました!!!

今日のありがとうございます

学校から、もち米に小豆を入れた小ぶりのちまきをいただきました。とても美味しかったです!

代表のスケジュール

贈呈式典出席
明日は帰ります。後ろ髪を引かれています。

ランコさんの一言

明日は帰ります。カレッジ第一期生と作業をさせていただきました事に、大変感謝致します。残り半分どうぞ暑くなりますので、体に気をつけて、いい研修といい体験をされますことをお祈りいたします。ありがとうございました。