南三陸町活動レポート
災害救援募金にご協力ください。当会は国税庁より認定NPO法人の資格を取得しました。
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*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。
2014年6月30日(月)
活動メンバー:福原成太、佐々木啓、野中隆広、佐谷隆一、上田浩之
報告者:野中隆広
活動内容:牡蠣についたムール貝などを剥がす作業(2日目)
【スケジュール】
7:15 立花邸出発
8:05 南三陸町ボランティアセンター到着、準備、挨拶
9:00 活動開始(南三陸漁業生産組合牡蠣加工処理施設)
牡蠣に付着しているムール貝、イソギンチャクなどの除去作業
11:55 活動終了
12:10 ボランティアセンターへ到着、活動報告
12:15 着替え、帰京準備
13:00 さんさん商店街にて昼食、買い物
14:00 出発
16:00 仙台到着・解散
【活動報告】
昨日に引き続き、養殖した牡蠣に付着した貝や海藻を除去する作業が主な仕事でした。
作業は要領を既に掴んでいましたが、単調な作業による慣れや集中力不足などで、牡蠣を傷めないように細心の注意を払いながら作業を行いました。
牡蠣には鋭く尖った箇所などがあるためか、1時間も作業をすると新品の作業用ゴム手袋も損傷し何カ所もの穴があいてしまい、大変苦労しました。
休憩時間には、加工施設の工藤さんと会話する機会があり、牡蠣養殖の「効率と質」、そして「伝統・文化と新しい取り組み」のバランスをとることの難しさの話題の中で、「我々(漁業関係者)の海ではなく、国民(みんな)の海なんですよ」と語られていたのが印象でした。
所感
テレビで観た「荒れ狂う海、全てを奪う海」が、今は何事もなかったかのように「生活の糧、復興の一助を担う穏やかな海」に戻っていました。我々ですら脳裏から離れない恐ろしい姿をみせた海で、今もその海と共に暮らす方々の葛藤と意地。前を向いて、水平線を眺めながら、笑顔を絶やさず努力している方々に深い感銘を受けました。今回、水産加工の支援ということでは1.5日程の短い間でしたが、「その現場」で支援活動ができたことが、なによりの経験になりました。
写真 牡蠣についたムール貝などを剥がす作業(2日目)
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