台風18号による集中豪雨に対する活動レポート
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【活動日】2015年9月17日(木)
【報告者】中込祥高
【活動場所】石下総合体育館の避難所(茨城県常総市)
【スケジュール】
08:40 石下総合体育館到着(写真)
09:00 ボランティアセンター登録
09:10 ボランティア全体ミーティング(約30名)
12:00 昼食
15:00 他の避難所への運搬作業
16:00 活動終了
※ボランティアの集合時間や解散の時間は指定されていない。基本的にボランティア側の都合に合わせて終了して良いとのこと。
【活動レポート】
雨の影響により、9月17日は各地のボランティアセンターの受け入れが中止となる中、茨城県災害ボランティアセンターは受け入れていることが分かり、初回の活動と状況調査のため訪問しました。
朝6時過ぎに埼玉県朝霞市の自宅を出発。外環から常磐道に入り、谷和原ICまではスムーズに進むものの、国道294号が渋滞。迂回路を選びながら8時40分に石下総合体育館に到着。水害後、チームレスキューという団体が運営を任されており、日々集まるボランティアに仕事を分担しながら、活動が行われていました。
この体育館は、フロアの外周をとりまく形で被災に遭われた方の生活スペースがあり、中央には細かく整理、陳列された支援物資の提供スペースがありました。避難所で生活する人々以外にも、物資を求め被災者が訪れていました。
到着後、私もボランティア登録を行い、朝のミーティングから活動に参加しました。17日は雨のため、避難所運営のボランティア活動のみ実施されました。
私が気付く限りですが、体育館内の避難所では、ボランティアが主に以下の活動を行っていました。
・支援物資の搬出入、仕分け、整理、陳列
(注)衣類については概ね間に合っている状況とのことでした。
・支援物資を希望する方々への提供
・清掃(トイレ、シャワールーム、床、ごみ片付けなど)
・洗濯ボランティア
・支援物資の運搬(足りない物資について、避難所間の運搬)
・避難された方々への声掛け(困ったことやニーズの確認)
・外部団体や企業による活動(足湯、メガネ支援、炊き出し…)
私は、男性用の衣類コーナーで、陳列作業を行いながら、被災者の方々のお話しを聞くことができました。エアコンの室外機の上で5時間待ってようやくヘリコプターで救出されたという高齢の男性、同じくヘリで救出された別の男性は、救出時に大切なものを入れたリュックをあきらめざるを得ず、リュックも家もすべて流されてしまったと話していました。何よりも命が大切だとは言え、財産も含めて生活の手段を全て奪われてしまった方々に、返す言葉も見つからない状況でした。
ボランティアの中には、まだ学校の清掃が終わらずに休校中という中学生や高校生、神奈川から地元に戻って活動している大学生などのヤングパワー、近隣の住んでいる社会人やシニアの方などもおり、支援に携わる方々の話も聞くことができました。
ある大学生は、来週から大学がはじまるけれど、活動半ばで戻るのは気がかりで、何とか教授に了解をもらい、もう少し残ることを検討していると話してました。
お昼の時間、日本赤十字社による豚汁の炊き出しが行われ、ボランティアの私たちもご馳走になりました。雨の降る肌寒い天候だったので、誰もがホッと一息、心も温まる豚汁に感謝していました。東日本大震災後にJHPも豚汁やほうとうの炊き出しを行ったことを何となく思い出しながら、私もおいしくいただきました。
午後3時頃、「車を出せる人がいたら、別の避難所に物資を届けて欲しい」という指示があったので、私が担当しました。地理に不慣れだったので、地元のボランティアの男性に同乗してもらいました。その方も鬼怒川沿いに住んでいるとの事でしたが、不幸中の幸いで被災は免れたそうです。しかし、今回は偶然被災を免れただけで、自分の住んでいる地域の堤防が決壊してもおかしくなく、身代りに被害に遭われた方々のために、ボランティアとして活動していきたいと話していました。様々な形で思いを寄せる人々が集まっていることが分かったことも、今回の活動で得られた情報の一つです。
被災を受けられた方々は、水道も復旧しない中で、不自由な生活が続きます。また、住まいを失ってしまった方々は、仮設住宅が立ち上がるまでは避難所での生活を余儀なくされます。今回は、雨のため屋外での片付け作業などはできませんでしたが、今後も人手が必要な作業のニーズは続くと考えられるので、継続して検討していきたいと考えています。
JHP事務局 中込
(2015-9-18)
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台風18号による集中豪雨に対する募金活動について
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〜終了しました。ご協力ありがとうございました〜
この度、台風18号等に伴う豪雨により被害にあわれた皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。JHPは、各地域で開設された災害ボランティアセンター等の情報を収集し、同じ日本に住む人々に心を寄せ、その気持ちを行動で示すために、ボランティア派遣を実施いたします。
本日より、支援活動に必要な資金の募金活動を開始いたしますので、皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。尚、ボランティア募集と派遣につきましては、近日中にホームページ上でご案内いたします。
【寄付方法】
■郵便局の場合
振 込 先 :ゆうちょ銀行
口座番号:00110-4-356264
加入者名:特定非営利活動法人 JHP・学校をつくる会
※通信欄に「水害被害支援」とご記入ください。
※恐れ入りますが払込手数料はご負担ください。
■クレジットカードによるご寄付の場合
国際ブランド(VISA、MASTER)のいずれかのロゴがついていれば、発行しているカード会社に関係なく、ご利用可能です。
1.以下のページにアクセス
http://www.jhp.or.jp/sanka/project/index.html
2.金額ボタンをクリックする
3.決済フォーム「ご寄附/会員 種別」で「水害被害支援」を選択
(2015-9-17)
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【お知らせ】ホームページをリニューアルすることになりました。
→移行作業を行うため、9/24(木)と10/1(木)は閲覧できなくなります。
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今年はJHPのホームページを全面的にリニューアルすることになりました。以下の日程で移行作業を行いますので、下記の時間は閲覧が出来なくなります。
国際ボランティア・カレッジのサイト http://www.jhp.or.jp/college/
→ 2015年9月24日(木)13:00〜14:00を予定しています。
JHP・学校をつくる会 サイト http://www.jhp.or.jp/
→ 2015年10月1日(木)11:00〜13:00を予定しています。
リニューアル後もURL、JHPの事業内容等は一切変更有りませんので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願いいたします。
(左が旧サイト、右が新サイトのイメージです。どうぞお楽しみに!)
(2015-9-7)
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チャリティーカレンダー2016の販売を開始しました。
〜カレンダーを買って国際協力に参加しよう!〜
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〜終了しました。ご協力ありがとうございました〜
2016年のチャリティーカレンダーは、なんとも可愛い赤ちゃんから始まり、田舎で働く子ども、JHPの支援校で楽しそうに音楽・美術の授業を受ける子ども達の写真など、明るく笑顔あふれるカレンダーになりました。お買い求め下さった方に一年間の笑顔をお届けできますように。
チャリティーカレンダーの収益はJHPの活動に役立てられます。ご自宅用のほか、年末のプレゼントにもご活用いただければ幸いです。お届け先の変更が必要な場合はお申し込み時に別途ご連絡をお願いいたします。
■定価:500円
■サイズ: 30cm×42cm(使用時)
■ご購入方法
@郵便振替
郵便局備付の青色の振込用紙をご利用の上、下記の郵便口座にお振込ください。
・入金額: 500円×希望冊数+送料(1〜5冊:80円、6〜12冊160円)
・口座番号:00110-4-356264
・加入者名:JHP・学校をつくる会
*ご入金後、1週間程度で、カレンダーをお送りします。
*通信欄に「カレンダー○冊ご購入」とお書きください。
*書き方の例はこちら(印刷してご利用ください)
*10冊以上ご希望の場合はお問い合わせください。
A イベントで購入
グローバルフェスタ、国際フェスタCHIBA、横浜国際フェスタなど、イベントのJHPブースにて販売しています。JHP・学校をつくる会 事務所でも随時購入可能です。送料がかからないのでオススメです!
【お問合せ】
認定NPO法人 JHP・学校をつくる会 東京事務所
〒108-0014東京都港区芝5-26-16 読売理工学院ビル6階
TEL: 03-6435-0812 / FAX: 03-6435-0813 / E-Mail: tokyo-office※jhp.or.jp
(※を@に変えて送信してください)
カレンダー購入についてはこちら
(2015-8-4)
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【参加受付中】藤原紀香氏の特別講演を行います。
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〜終了しました。たくさんのご参加をありがとうございました〜
JHPでは、秋に開講する「国際ボランティア・カレッジ」の受講生を募集しております。今年はなんと、女優の藤原紀香氏にも講義を担当いただきます(講義は全60回)。この機会にぜひご参加いただき、JHPのセミナーで体系的に国際協力やボランティア活動についてご理解を深めていただければ幸いです。
■講師:藤原 紀香(女優、特定非営利活動法人Smile Please☆世界子ども基金 発起人)
■日時:8/22(土) 13:30-15:00
■会場:読売理工学院ビル 503教室(〒108-0014 東京都港区芝5-26-16)
■聴講料:1,300円(1講義)/回数券6,500円(6講義分)※当日支払
■講義題目:『世界の子どもたちが夢を実現する未来にむけて』
2002年に紛争の爪痕の残るアフガニスタンへの訪問をスタートに、世界の子どもたちが心豊かに笑顔で生活し、夢を実現する未来の創造に寄与することができればと願い、「Smile
Please☆世界こども基金」を立ち上げました。また、「JHP・藤原紀香カンボジア子ども教育基金」を設立し、これまで同基金からカンボジアに3棟の紀香学校を建設しています。本講義では、世界の現状、子どもたちの現状を伝え、一緒に考えていくきっかけになればと願っています。
■申込方法:講義前日17時までに下記フォームにて氏名、連絡先(電話番号・メールアドレス)をご連絡下さい。
【予約・お問合せフォーム】
国際ボランティア・カレッジの詳細はこちら
ご参考:会報2015年6月号記事「紀香学校完成!(藤原紀香様支援)」より
2014年12月、女優の藤原紀香さんがJHPを通じて建設したプレイトロー小学校(スヴァイリエン州)の贈呈式が行われました。当日は、教師、生徒、保護者はもちろん、教育省の次官や州の教育関係者も来賓として出席されました。寄贈者あいさつの中で紀香さんは美しいイントネーションの英語でスピーチを行いました。教師や生徒たちの中にもずいぶんと理解する人がいたようで、彼女が「I
am an Actress」と言った時には生徒たちからもワァッと歓声が上がりました。続いて、生徒代表の誓いの言葉や感謝状、メダルの授与があり、順調に式典を終えました。その後、新校舎のテープカット、各教室での文房具の授与、記念植樹などを行い、新校舎の前で生徒たちと写真撮影などもいつも通り実施されました。
また、今回は過去に紀香さんが寄贈された1校目(メーサン小学校)、2校目(トゥールティエット小学校)にも訪問し、子ども達と楽しく交流しました。紀香さんの姿を覚えている生徒も多く、紀香さん一行が到着すると、数百人の生徒が校門から校舎まで並んで迎えてくれました。子ども達一人一人に持参のノートや鉛筆を配ったあとは、一緒になって、バドミントン、縄跳び、更には日本のハンカチ落としに似たような遊びで、目まぐるしく駆け回りました。最後には相当息を切らして、周りが心配するほどでしたが、疲れた様子は全くなく、とにかく時間を無駄にすることなく相手をされていました。いつもの女優としての仕事を離れた紀香さん、もちろん、その幅広い社会貢献活動については多くの人に知られるところですが、その活動が本人のまごころからのものであることを実感し、深い感動をいただいた3日間でした。
(2015-7-27)
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7/18天満敦子さんのチャリティーコンサートを開催しました。
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今年も世界的ヴァイオリニスト天満敦子さんの全面的なご協力により、無伴奏のチャリティーコンサートを開催しました。おかげさまで、写真の通りほぼ満席の状態で、半年前からスタッフ全員で力を合わせて準備を進めて来た甲斐がありました!当日会場に来られない方からもカンボジアの音楽教育のためにご寄付をいただくなど、大勢の皆さまのご協力のおかげで名実共にチャリティーコンサートの意義が達成されました。
また、7/18は天満さんの還暦祝いということもあり、ハート型のバラの花束(60本入り)をプレゼントすると、ご来場いただいた皆さまから一層大きな拍手をいただきました。
尚、会場費等の経費を差し引いた額は、今年度のカンボジアの音楽教育の支援活動に役立て、今後、ホームページ等で報告いたします。
JHPは今後も国際ボランティア・カレッジ(JHPが主催する国際協力講座)など、会員の皆様が参加できるイベントを開催していきますので、どうぞお楽しみに!!
入会希望の方はこちら
(2015-7-21)
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「ネパールでの活動状況について(6月4日報告)」
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ネパールから帰国後、ホームページを見ていただいた多くの方から心温まるご支援をいただきありがとうございました。6月4日現在、お陰様で約150万円のご寄付が集まり、現地NGOのラルパテネパールの活動を支える貴重な財源となっております。
現地で活動の指揮をとるプラティバさんとは、その後も連絡を取り続けております。
5月12日、マグニチュード7を超える余震が起こり心配しましたが、現地スタッフには被害が無いことが確認できました。その後の連絡では、学校再開までの間、カトマンズの事務所に子どもたちを集めて、遊びや折り紙、お絵かき、読み聞かせ、おやつの提供などの活動を行っているとの報告を受けました。
また、JHPが過去5年間にわたり、ネパール東南端にあるジャパ郡で進めている学校建設については、パートナー団体のガナシャム記念財団のメンバーから報告が入り、建設した6棟と現在建設中の1棟ともに地震の影響は全く受けず無事と分かりました。
ネパールではようやく学校が再開されましたが、カトマンズ市内でも通学していない子どもたちも多く、精神的に不安定な子どもをケアする活動は有効であると報告を受けています。
ラルパテネパールは、震災以前から、公立学校に支援のターゲットを絞っており、これからの教育支援についても、被災した子どもたちへの文具、制服、授業料の支援、移動図書館などを進めていきたいと話しています。
これらの提案について、話し合いを進めながら、JHPに寄せられているご寄付を有効に活用し、今後も報告していきたいと考えております。ネパール支援金の募集は、引き続き継続しておりますので、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
JHP事務局 中込
(2015-6-4)
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「JHPのネパール震災対応の状況報告」
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「JHP・学校をつくる会」は、今回のネパール大地震に対して、募金活動を行っております。現地入りし、調査ならびに物資配布を開始している中込事務局長から情報が入りましたので報告します。
(以下、中込事務局長からのレポートです。)
2015年5月5日
今回は、これまでネパールの学校建設支援活動を共にするプラティバさんが代表を務める「LALUPATE NEPAL(ラルパテネパール)」という団体の活動に同行しました。ラルパテネパールは、日本の支援組織(ラルパテの会:堺市)の資金的なサポートをうけ、女生徒への奨学金支給など教育支援を行っている団体です。
まず、カトマンズから東に車で約2時間のところにあるパスカル村の学校を訪れ、約50人に米2キロ、豆、塩などの食料を配布しました。女性には、石鹸なども追加配布しました。加えて、周辺のサンレニ村でブルーシートを配布しました。周囲には一部倒壊したレンガ作りの家、屋外の仮テントなどがありました。
2015年5月6日
カトマンズ市内のバラジュー地区に行き、約50人に紅茶、砂糖、パンを配布しました。震災後に余震も頻繁に起きたため、不安を少しでも和らげるために紅茶を選びました。
ネパール中央部で広範囲に被害が出ていることがよく分かりました。もっとひどい状況の地域もあるため、物資配布を進めながら情報を収集していき、活動地を絞り込んでいく必要があります。今は支援は入っているが支援が続かないと保存している食料が尽きると飢える人も出てくる可能性が高いと思われます。
ちなみに、政府は全壊、半壊、一部損壊の三段階で援助を決めているが、まずはカトマンズの中心からとしているようで、地方の調査はしばらく先になることでしょう。情報では、奥地の村は今も住民が学校に集団避難生活を送っているとのことでした。
2015年5月7日
本日は、カトマンズから東に約40キロにあるナガルコットのスマラ村へ向かいました。
道中、ラルパテネパールのメンバーであるビーナさんから、「ネパール政府は、震災後に治療費は無償にしたが、薬は有料なので貧しい人には負担である」と聞かされました。
本日の新聞では、犠牲者7,736人、負傷者15,908人、最も被害を受けた14地域において全壊した個人宅は暫定で200,552軒と報じられています。
移動の途中、600人余りが犠牲になった古都バクタプルを通過。更に進むと倒壊したレンガ作りの家の片付けをしている人々を見かけました。
プラティバさんがマスクを渡したのをきっかけに急遽手伝いをすることにしました。日本のように地域にボランティアセンターができるわけでもなく、(お金のある人は人を雇うなりして解決することになるでしょうが)基本的には家族や親類、ご近所で協力して片付けるしか方法がない環境です。
バクタプルでは約600人が亡くなりましたが、これはカトマンズ盆地で判明している犠牲者の約35%にあたります。街中で、白い帽子をかぶった若者とすれ違ったのですが、家族を亡くして喪に服しているのだということをビーナさんが教えてくれました。(若い世代には薄れてきているとのことですが)夫を亡くした女性は1年間白い喪服で生活するのがネパールの習慣とのことです。
カトマンズから約1時間半、ナガルコットのスマラ村に到着。訪れた第9地区は10棟全てが倒壊。2人用のテントの支援を受けたものの、ネパール人は大家族で生活するため不向きで、7家族が朝晩の寒さを防いで生活するためのトタンの仮設住居を建設しているところでした。
震災時、写真のドゥルガさんは奥さんと家の中にいたが、間一髪で飛び出して、3メートル程下の畑にジャンプして逃げたとのこと。2人に怪我は無かったようですが、更に下に住む妹さんとその2人の子どもが食事中に下敷きになり亡くなったとのことでした。生き延びた旦那さんも喪に服しながら厳しい生活をしていると聞き、少しでも役に立てばという願いで、持ち込んだシートをドゥルガさんから渡してもらうようにお願いしました。ドゥルガさんの家も住める状態ではなく、倒壊した屋根のトタンを外して仮設住居を作りたいが、危険なのでまだ手をつけられないとのことでした。
この場所でも、集まって来た10人程にパンと紅茶、砂糖を渡し第9地区を出発しました。
スマラ村を出発すると山の天候からか、薄曇りの空から雨粒が落ちて来ました。これから雨季に入ることを考えると、被災者全員が困窮するでしょうし、未舗装の山道には必要な物資も運び難く、四輪駆動の車両も必要になるなど、課題も多いと思います。
カドマンズに戻り、倒壊したビムセンタワーを訪問。高さ52メートルの塔が完全に崩れていました。日本でもニュースや新聞で取り上げられていましたが、眺望を楽しむために登っていた観光客などの多くの犠牲者が出た場所です。元の建物を後から雑誌で見て更に恐ろしくなりました。
東日本大震災と津波の被害状況の惨劇を悲しくも幾度となく見ていたことから、正直なところ当初は、ネパールにいながらも現実感が薄らいでいました。しかし、数々の被災現場を見て、スマラ村のドゥルガさんの話を聞いたことから、まるで麻酔が溶けたかのように、ネパールで1世紀に一度、過去最大規模の地震という現実を肌で感じることとなりました。
支援を形にすることももちろん大切ですが、国境を越えた大震災に日本人も心を寄せていることを伝えることも大切ではないかと思いました。それは、カンボジアの学校の先生が東日本大震災後にプノンペン事務所にお見舞いにきてくれた気持ちと同じかもしれません。
ネパール震災は悲しい不幸な災害(人災の側面もあり)ですが、JHPが掲げる理念を読み返して見ると、規模の大小は問わず、ネパールのために活動を行うことが大切だと感じました。
死者 の状況を報せる地元の新聞(出展:The Kathmandu Post 2015.5.8)
2015年5月8日
本日はランポート村の視察を行いました。
プラティバさんの話では、若者が出稼ぎに出ていて力作業の担い手が少ないという村の問題もあるようです。
ランポート村に到着すると、そこは今まで調査と物質配布に訪問した中で、これほど酷い被害状況はなかったと思う状況でした。
しかし、私たちの機動力では訪問できない地域も含めて、山間に点在するネパール独特の小規模の村落は、この村と同じかそれ以上の被害状況であることが想像に難くありません。それでも、ランポート村では犠牲者は出なかったことが不幸中の幸いと言え、もし寝ている時間帯に地震が起きていたら大変な事態になっていたと思います。
ここでもマスクを希望する人が多かったのですが、箱単位で提供できるほどの量を持ち込んでおらず、一家の人数を聞きながらのささやかな配布となってしまいました。「もっとたくさん持ち込めれば良かった」とプラティバさんに言うと、「少しでも無いよりはいいじゃないですか」との返事が。彼女自身が微力であることを痛感しつつ、それでも前を向き、できることを進めて行こうとする意思を感じました。できることを増やしていくために、伝えることが大切だと感じました。
村の入口付近に人だかりができていたので近づくと、ネパールの団体による炊き出しでした。300人分のご飯とおかずを、お母さん方が準備して今日はこの村まで来たとのこと。毎日いろいろな場所を訪問しているが、車でたどりつける場所に限定されるようです。
炊き出しグループが帰った後で、私たちのパッケージ(米、油、塩、砂糖、香辛料、豆などの食料) の配布を行いました。今回は42セット分を準備しましたが、炊き出しに集まった他の集落の人々も混ざってしまい、足りない人には朝焼きたての食パンを配布しました。
夕刻、ムルク村を訪問。
この集落では6軒が壊れて、屋外のテントで生活していました。水汲み、洗濯、食事作りと、共同生活を始めている様子も随所に見受けられました。ここでも食パンとマスクの配布を行いました。
隣村からでしょうか、二十歳前後の青年が多く集まってきたので、プラティバさんが今日訪問したランポート村の被害状況を説明し、「もしボランティアを募集したら参加してくれるか?」と伝えたところ、日本から来た私も好意的に映ったようで、積極的な声が返ってきました。プラティバさんも今後の展開をいろいろと考えて、ネットワークを広げ、まわりを巻き込んでいこうという姿勢が伺え、ラルパテネパールという団体が、一種のボランティアセンター的な役割を果たせる可能性も感じました。
今回は、現地の状況把握と、ネパールの学校建設支援活動を共にしているラルパテネパールの震災後の活動を確認することが主目的であるため、4日間という短期間の合流でしたが、課題や今後取り組むべき活動について自分なりに見えてきたものもあります。
4日間行動を共にし、ラルパテネパールが信頼のおける活動を行っている団体であることが良く分かりました。今後、JHPとして、ラルパテネパールに気づいたことがあれば伝え、定期的に活動を視察し、必要な資金をサポートしていくことが必要ではないかと感じています。
※ネパール大地震 ご寄付に関してはこちら↓
http://www.jhp.or.jp/sanka/yomu/onlinenews.html#0427
(2015-5-8)
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「ネパール大震災に対するJHPの対応について」
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〜終了しました。ご協力ありがとうございました〜
皆様ご承知の通り、日本時間の4月25日午後、ネパール中部でマグニチュード7.8の地震が発生しました。この地震により多くの住宅や歴史的建造物が倒壊し、現地の警察によると3,218人が亡くなられ、6,500人以上が負傷されたと報告されています。まず何よりも、同国並びに近隣諸国でお亡くなりになられた方、日本人をはじめ訪問中にお亡くなりになられた方に対するご冥福と、今後一人でも多くの方が救助されることを心よりお祈り申し上げます。
当会は2010年の調査からはじめ、2011年度以降、同国の教育支援事業として6棟27教室の学校を完成させ、現在も1棟4教室の校舎を建設しております。私共JHPの活動地域(ジャパ郡=ネパール東部のインド国境に接した地域)に関しては、今回の地震の震源地より遠く離れており、現地のスタッフおよびこれまで建設した校舎の無事が確認されております。
4月26日(日)午後6時45分頃に、カトマンズ在住のスタッフと電話が繋がった段階では、以下の状況が報告されました。「今日も二回大きな揺れがあり、1時間ほど前はマグニチュード6.8位です。ネパールに滞在しているスタッフ、家族、親せきなどは無事です。余震が怖いので、今日も空き地で夜を明かすつもりです。少しさむいけれどなんとかなると思います。私の家は無事でしたが、近所の塀は倒壊していたり、亀裂が入ったりしており、口では言い表せない程の被害です。」
今回のネパール大地震に対して協議をした結果、当会の支援国であることや、4年前に起きた東日本大震災後に諸外国から支援をいただいたことなどから、私たちJHPは、「できることからはじめよう」の気持ちを込めて、募金活動を行うことになりました。
具体的な活動に関しては、復興段階での子どもたちの教育を中心とした活動まで視野に入れ、今後の情報を基に具体化していきたいと考えております。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
【寄付方法】
■郵便局の場合
振 込 先 :ゆうちょ銀行
口座番号:00110-4-356264
加入者名:特定非営利活動法人 JHP・学校をつくる会
※通信欄に「ネパール大地震支援」とご記入ください。
※恐れ入りますが払込手数料はご負担ください。
■クレジットカードによるご寄付の場合
国際ブランド(VISA、MASTER)のいずれかのロゴがついていれば、発行しているカード会社に関係なく、ご利用可能です。
1.以下のページにアクセス
http://www.jhp.or.jp/sanka/project/index.html
2.金額ボタンをクリックする
3.決済フォーム「ご寄附/会員 種別」で「ネパール大地震支援」を選択
(2015-4-27)
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「ドレミとアート基金」目標額達成のお知らせ
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カンボジアの小中学校では、長く不幸な内戦の後遺症により未だに教育環境が整っておらず、校舎や教師だけでなく、授業に必要な教材も不足しています。また、フランス保護国時代の影響により、カリキュラムは読み書き計算が中心で音楽・美術といった情操教育の科目が全く行われていません。
上記の問題を解決するため、当会は1993年設立以来、国際NGO としてカンボジアを中心に320棟近くの学校建設や音楽・美術教育の支援を行って参りました。ただし、学校建設のようなハード支援に比べて、音楽・美術を対象としたソフト支援は資金が集まりにくく、財源を確保するために分かりやすい窓口を設けることになりました。
こうしてカンボジアでの音楽・美術教育支援事業のための「ドレミとアート基金」が2014年6月に設立され、「カンボジアの全ての子どもに情操教育を!」をテーマに会員、支援者への呼びかけを行いました。その他、世界的ヴァイオリニスト天満敦子さんにご協力いただきチャリティーコンサートの開催、インターネットでの決済システムを活用したクラウドファンディングなどで資金調達を行った結果、多くの方にご賛同いただき、当初の目標とした額(300万円)を超える寄付が集まりました。
同基金は、主に以下の活動に使用します。
1. 教員養成(音楽・美術教育普及のための教員対象フォローアップトレーニング)
2. 教材提供(画期的ともいえる音楽・美術教科書作成、画材・楽器寄贈)
3. 授業実施支援(子ども達の発表の舞台として、音楽コンテストや絵画展開催)
2015年度も引き続き募集を行い、当該事業を継続していく方針です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(2015-4-3)
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【支援企業情報】「ミツバチの一枚画コンクール」募集開始!
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〜終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました〜
2008年度より、当会を通じてカンボジアの教育支援を継続くださっている株式会社山田養蜂場様が「ミツバチの一枚画コンクール」の募集を開始しました。
第2回目の2014年より、当会はこのコンクールを後援させていただくことになり、当会を通じて、カンボジアの支援先の学校や教員から多くの作品を応募することができました。
その中から、海外作品部門で3つの作品が入賞しました。
http://beekeeper.3838.com/activity/ichimaie/con_02/result.html
第3回目となる本年も、カンボジアの子どもたちから多くの作品が応募されることを願いつつ、当会ホームページをご覧の皆さまにもご案内をさせていただきます。
募集締切は、2015年7月15日(水)消印有効です。
コンクールの募集要項など詳細は、山田養蜂場様のホームページをご確認ください。
http://beekeeper.3838.com/activity/ichimaie/
会報61号(2013年9月発行)に寄稿いただいた、株式会社山田養蜂場様のカンボジア支援の内容は、こちらをご確認ください。
(2015-3-23)
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上の記事をクリックすると大きいサイズのファイルが開きます。
(2015-2-5)
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会報発送作業のボランティアを募集します!
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〜終了しました。ご協力ありがとうございました〜
今年もまた会報発送の時期がやってまいりました!件数が多く人手が必要なので、お手伝いいただける方を募集しています。半日だけでも、はじめての方もご参加大歓迎です。事務局一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
■内容:会報発送作業(クリップどめ、封入作業など)
※作業順序により他の作業をお願いする場合があります。
■日時:11/19(水),11/20(木),11/21(金),11/25(火),11/26(水)
各日10:30〜17:00 ※要事前連絡、土日祝日なし
■場所:JHP東京事務所 ■担当:田中 pr@jhp.or.jp
(2014-11-14)
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2014年度 JHP カンボジアスタディツアーのお知らせ
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〜募集終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました〜
長く続いた内戦によって、教育も文化も徹底的に破壊されたカンボジア。日本とは違う環境で生活する人々。その生活や歴史に触れ、JHPの活動現場を訪れ、学び、国際理解を深めるのがこのツアーの目的です。様々な角度からカンボジアを知るツアーに参加してみませんか?
■実施要項
1,スケジュール:2014年12月17日(水)〜23日(火) ※申込締切:11月7日(金)
訪問予定先:JHPプロジェクト見学、プノンペン市内施設、アンコール遺跡
2,旅行代金:¥148,000(全食事付き、宿泊2名1室利用)
3,参加資格はJHP会員又は新規入会頂ける方。
4,募集人員は15名(最小催行人員10名)。
5,航空会社はベトナム航空及び現地航空会社。
6,一人部屋・ビジネスクラス料金は別途設定します。
7,ベトナム及びカンボジア査証代金は別途ご負担頂きます。
■催行詳細資料、申込書はこちら(1.24MB)
〒108-0014 東京都港区芝5-26-16 読売理工学院ビル6F
JHP・学校をつくる会 スタデーツアー 担当:佐谷
電話:03-6435-0812 FAX:03-6435-0813 E-mail: saya@jhp.or.jp
(2014-10-17)
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JHPドレミとアート基金 2015 年度募集のお知らせ
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〜終了しました。ご協力ありがとうございました〜
JHPは、カンボジアの子どもたちの教育支援として、「JHPドレミとアート基金」の募集を行っています。
基金に寄せられたご寄付は、主に以下の活動に活用いたします。
カンボジアの音楽・美術・マーチングバンド支援/学校運営に必要な備品・教材
申込期間は、2015 年4 月1 日から2016 年1 月31 日までといたします。
目標金額は300 万円です。
ご寄付額は皆さまの任意の額にてご支援をお願いいたします。
※当会は認定NPO法人です。皆さまからのご寄付は税制上寄付金控除の対象となります。 ※ご支援頂いた皆様には、活動の報告として、当会の広報資料(会報、事業報告書等)をお送りいたします。
ご寄付はこちら↓↓
※クレジットカードでご寄付いただく場合は、
1.上記の「寄付する」ボタンをクリック
2.リンク先の寄付ページで、寄付金額のボタンをクリック
3.その先の決済ページで、 「お客様の情報」の「ご寄付/会員 種別」は「寄付:ドレミとアート基金(教育支援)」を選択してください。
※当基金の運営管理費として寄付額の10%を使わせていただきます。 ※ご寄付以外にもFacebook、twitterへの転載大歓迎です。特に音楽・美術がお好きな方は、多くの方とこの問題が共有できるようご協力をお願いします。 ※インターネットのほか、郵便局・銀行からの振り込みも対応しております。
http://www.jhp.or.jp/sanka/project/index.html
【カンボジアの音楽・美術教育支援 プロジェクト概要】
アジアの最貧国カンボジアでは、フランス植民地時代の影響や授業時間、教員不足により、日本の学校で当たり前に行われている音楽や美術などの情操教育を受ける機会がありません。当プロジェクトでは、カンボジアの小学校に音楽・美術教育を普及させることを目的に教員の育成や教材の支援を行います。
「ドレミとアート基金」チラシ
(2015-4-13)
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10/11 カンボジアボランティア活動報告会を開きます。
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〜終了しました。たくさんのご参加をありがとうございました〜
JHP・学校をつくる会は、年に数回ボランティア派遣を行っています。このたびは今年8月のカンボジアでのボランティア活動の報告会を行います。
日時: 2014年 10 月 11日( 土)14 :00 〜15 :30
場所: 芝浦港南区民センター 区民ホール
【会場案内 】芝浦港南区民センター
住所:東京都港区芝浦 4-13 -1
【アクセス方法】 ※区民センターには駐車場ありません。
●JR 田町駅東口より徒歩 10 分
●地下鉄三田線・浅草駅 A4 出口より徒歩 12 分
●都営バス(浜 95 系統、田 92 系統)八千代橋より徒歩 2分
【料金 】
資料代として 500 円頂きます。
※予約不要、直接会場にお越しください。
【主催・問合せ:JHP・学校をつくる会】
〒108-0014 東京都港区芝5-26-16 読売理工学院ビル6F
TEL:03-6435-0812 FAX:03-6435-0813
Eメール:1408_cambodia@jhp.or.jp 担当:清国(きよくに)
チラシをこちらからご覧いただけます。
(2014-9-4)
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9/12 支援希望者向け 学校建設プロジェクト説明会を開きます。
途上国の子どもたちに校舎寄贈を希望する方へ
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〜終了しました。たくさんのご参加をありがとうございました〜
脚本家の小山内美江子が代表を務める認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」は、1993年設立以来、国際NGOとしてカンボジアを中心に315棟余の学校建設や音楽・美術教育の支援を行い、また、次代を担う日本の若者への地球市民教育を目的とし、国内災害・海外に1,500名以上のボランティアを派遣してきました。
2006年からは国際協力セミナーを主催。 広く学生・社会人を対象に国際協力・国際理解の学びと体験の場を設けています。修了生は200名程になり、多くはNGO職員や青年海外協力隊員等各国で活躍しています。
さて、「学校建設支援」は、さまざまなメディアを通して日本では知られておりますが、個人や組織がどのように支援すれば良いのか詳しく知る人は少ないと思います。また、建設にかかる資金の流れ、建設に携わる人員、候補となる学校の現状など、知りたい情報が不足している点も多いと考えております。
そこで、このような疑問にお応えするため、そして当会の学校建設プロジェクトをより多くの方に知っていただく機会として、支援希望者を対象とした説明会を開催します。
学校建設支援を行う際の具体的な内容(例えば、候補校の調査、建設の流れ、教員の配置、建設費、建設・贈呈後の対応など)について、質疑応答も交えて詳しく説明いたします。
海外の子どもたちの教育環境の向上、そして日本における草の根の国際協力活動の理解促進のために、ぜひ、ご参加ください。
■説明会概要
日時:2014年9月12日(金)18時〜19時30分 / 9月14日(日)13時〜14時30分 説明:中込祥高(JHP事務局長)ほかJHPスタッフ
会場:JHP・学校をつくる会 東京事務所 (〒108-0014東京都港区芝5-26-16読売理工学院ビル6階)
定員:10名 / 参加費 無料
申し込み方法:下記事務局に電話、FAX、メールにて、氏名・連絡先・参加希望日を連絡。
■本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人JHP・学校をつくる会 事務局長:中込祥高 E-mail: tokyo-office@jhp.or.jp
Tel : 03-6435-0812 FAX : 03-6435-0813
支援候補者を募集しているチェンダイ中学校
当会ニュースに情報掲載中
(2014-9-4)
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「リエルもありえる!」 JHPリエル募金を始めました!
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JHPのオンラインニュースをご覧の皆さま、カンボジアの通貨「リエル」をご存じでしょうか。
現在、カンボジアでは一般的に米ドルと現地通貨のリエルが使われています。市中では1ドル=4000リエル前後で換算されており、400リエルが約10円の計算となります。
カンボジアに初めて行った時に、慣れないうちは計算出来ず、マーケットに行ってお釣りのリエル紙幣で財布がいっぱいになってしまった経験をお持ちの方はいませんか?
残念ながら、日本ではリエルの換金が出来ませんので、うっかり日本に持ち帰ってしまうと、そのまま引き出しに眠ったままになってしまいます。
せっかくのお金なのに“もったいない”ですよね。
そんな現状を想像した時に、「リエルもありえる!」と考え付きました。
ということで、JHPは2014年8月からリエル募金箱を始めました!
忘れ去られていた、あのリエル紙幣が、「JHPドレミとアート基金」の支援方法の1つとして、カンボジアの子どもたちの教育支援に活かされます!
現在、JHP東京事務所にはリエル募金箱を設置しています。その他、今後のJHPイベント、報告会、外部出展イベントの会場で、随時リエル募金を受け付けます。旅行関係の企業のご協力なども、随時受け付けておりますので、詳細はJHP事務局までお願いいたします。
尚、リエル紙幣以外では、ドル紙幣は継続して受け付けておりますので、こちらもご協力をお願いいたします。
(2014-8-8)
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カンボジアの学校建設の支援者を募集しています!
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〜募集終了しました。たくさんのご参加をありがとうございました〜
JHPは、カンボジアを中心に、過去20年間に300棟を超える学校を建設してきました。
近年、小学校進級率は上昇していますが、不完全校(小学校であれば6年生まで授業を行えない学校)や教室不足の学校、校舎の老朽化等も深刻な問題として残っています。
また、小学校進級率の上昇に伴い、中学校への進学率も上昇していますが、整備が追い付いていません。学校が遠いことによる通学困難、家庭の貧困等が原因で、就学率は低い状況が続いています。特に中学校は、カンボジアの教育省が定める標準授業時間を確保するために、1部制の運営が望まれていることから、各地から校舎建設の要望が寄せられています。
今回は、プレイベン州にあるチェンダイ中学校の調査情報を掲載します。JHPは2014年度にカンボジアで12棟の学校建設を計画しており、チェンダイ中学校は早急に建設を進めたい学校の1つとなっています。
この情報を読んで、学校建設にご興味、ご関心のある方、現地視察をご希望の方は、JHP事務局までお問い合わせください。
■学校名:チェンダイ中学校
■所在地:プレイベン州、コンポントラバイ郡、プレイポンコミューン、オン村(地図はこちら)
■支援予定:校舎1棟3室、校舎備品(机、椅子、黒板、教壇)
■学校のデータ:
生徒数:692名
教員数:16名
校舎数:4棟(内1棟が写真の老朽校舎)
教室数:14室
クラス:12クラス
トイレ:3(使用可)
井戸:1(使用不可)
事務室:1室
図書室:無し
■調査状況:
既存の校舎は4棟あります。JHPはその内の1棟(写真の校舎)の建て替えを要望されています。この校舎は、丸太と竹とトタンで作られた非常に簡素な造りで、床は土、トタン屋根にも多数穴がみられます。木材にはシロアリ被害もみられます。
この学校は、1クラス1教室が割り振られており、中学校の教育省標準カリキュラムをこなすため、週3日は全日(午前午後)の授業をしていますが、教員不足のため週31時間程度にして、美術や生活技能、農業といった科目を削らざるをえません。現在の教員数は16名ですが、この規模の学校は、通常は約20人の教員が必要です。
この学校には692人の子どもたちが在籍しています。2年生は270人を4クラスに分けているため、平均67人が1室で勉強しています。5クラス以上にできない理由は教員・教室が不足しているためです。
昨年の生徒数は658人、今年度は692人と生徒数が増加傾向であり、クラスを分ける必要が出ています。そのためには、写真の校舎を立て直す必要があり、JHPの調査では、1棟3教室の新校舎が必要と判断しています。
この学校には周辺8つの小学校から子どもたちが進学してきます。雨季による洪水等の被害は出ていません。近年の洪水でも校庭に水が溜まった程度であるため、高床式の校舎は必要ありません。
カンボジアでは、近年地方の子どもたちの中学校進級率が増加しています。この校舎を建設することにより、子どもたちの就学環境が改善され、カンボジアの教育省が標準としている授業時間が確保されます。また、JHPは校舎建設前に、教員の確保や学校側の協力体制などの話し合いを行い、諸問題の解決、役割分担が明確になった上で建設を進めています。
現在JHPでは、この学校の支援者(個人、団体、企業など)を募集しています。建設に必要な費用、建設スケジュールなど、事業の詳細は個別に説明をさせていただきますので、皆さまのご連絡をお待ちしております。
※JHPの学校建設事業の詳細は、こちらのページをご確認ください。
※JHP・学校をつくる会は、「認定NPO法人」です。カンボジアの学校建設など、当会に対する寄付金は、税制上、寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらのページをご確認ください。
■問い合わせ先
JHP・学校をつくる会 東京事務所 電話:03-6435-0812
問い合わせフォームはこちら
(2014-7-25)
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東京事務所ボランティア募集
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〜募集終了しました。ご応募ありがとうございました〜
JHPでは、週1日程度継続的に当会の活動にご協力いただけるボランティアを募集しています。主な活動は、広報を中心とした事務作業です。将来この分野にご興味のある方は一度NGOの実務を体験してみませんか?皆さまの貴重なお時間やスキルが国際貢献につながります!関心のある方、質問等はJHP事務局までご連絡ください。よろしくお願いします。
■活動場所:JHP・学校をつくる会 東京事務所
(〒108-0014東京都港区芝5-26-16読売理工学院ビル6階)
■定員:3名
■謝礼:交通費含めなし。
■期間:特に指定なし
※1か月以上継続していただけると助かります。目安としては、週1〜2回 平日午後(1回3時間程度)来て下さる方が多いです。
■依頼内容:当会の活動紹介等 広報
※デザイン関連の業務は事務所での作業のほか、在宅作業等、時間その他は個別に調整可能です。
※Adobe Illustrator、Photoshop、ホームページビルダー等を一つでも使える方は大歓迎です!
■オリエンテーション:毎月第1・第3金曜日 17:00〜18:00(要予約)
ご予約は下の赤色ボタンをクリックし、必要事項を記入の上、送信して下さい。
※メッセージ欄に参加希望日を必ずご記入下さい。
または電話:03-6435-0812へお願いします。
■問い合わせ:担当 田中pr@jhp.or.jp
(2014-10-17)
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カンボジアボランティア活動報告会
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〜終了しました。たくさんのご参加をありがとうございました〜
JHP・学校をつくる会は、年に数回ボランティア派遣を行っています。このたびは今年3月のカンボジアでのボランティア活動および、2013年度に行われた国際ボランティア・カレッジの報告会を開催します。
■日時:2014年5月17日(土)13:00〜16:30
■芝浦港南区民センター 区民ホール
港区芝浦4-13-1都市基盤整備公団トリニティ芝浦1階
■内容 13:00〜14:15 第8期カレッジ 報告会
14:15〜15:30 2014年3月隊 報告会
15:45〜16:15 2013年8月隊 説明会
■アクセス方法
・JR田町駅東口より徒歩10分
・地下鉄三田線・浅草線三田駅A4出口より徒歩12分
・都営バス(浜95系統、田92系統)八千代橋より徒歩2分
※区民センターには駐車場はありません。
■料金:資料代として500円頂きます。(予約不要)
■主催・問合せ先:JHP・学校をつくる会 TEL:03-6435-0812
■チラシをダウンロードしてご覧いただけます。
第8期カレッジ、2014年カンボジア3月隊 活動報告会チラシ[PDF427KB]
(2014-4-3)
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「1クリック(いいね!)=最大10円」が、JHPの活動に役立てられます!
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facebookユーザーの皆様
「1クリック(いいね!)=最大10円」が、JHPの活動に役立てられます!
この度、JHP・学校をつくる会がfacebookを利用した寄付ポータルサイト「ドネーションズ」の寄付先団体に選ばれました。
必要なのは、facebookのアカウントだけ!
ドネーションズは、協賛企業のfacebookページに「いいね!」を押すだけで寄付になるあたらしい形のクリック募金です。
あなたの「いいね!」が、JHPのカンボジアを中心とした様々な活動の支援となります。
ぜひご協力をお願いいたします。
http://www.donations.jp
【寄付方法】
1.「ドネーションズ http://www.donations.jp」のサイトを開き、画面右上にある「ログイン」ボタンを押す。
2.お持ちのfacebookアカウントを使ってログインする。
3.画面右上の「マイページ」ボタンを押し、「あなたの寄付先設定」を「JHP・学校をつくる会」に変更して保存する。
4.TOPページに戻り、掲載企業の「いいね!」ボタンを押す。
これだけです!
※注意※マイページで寄付先を変更しないと、他団体への寄付になります。
寄付先の指定を「JHP・学校をつくる会」に忘れずに変更をお願いします!
たくさんの「いいね!」お待ちしております!
(2015-1-27)
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【読み終わった本・CD・DVDが支援に!】Book Smile好評受付中!
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2012年よりスタートしたBook Smile(ブックオフグループの「ボランティア宅本便」を利用した寄付プログラム)は、おかげさまで少しずつお申し込みをいただいております!
★ブックオフグループ様より10%の上乗せ寄付も頂いております。
★個人の方はもちろん、法人・グループ単位での取り組みも大歓迎です!
★30点以上で全国どこでも無料集荷に参ります。
引き続き皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
くわしくは→http://www.jhp.or.jp/booksmile/index.html
(2015-1-20)
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書き損じハガキがカンボジアの子どもたちの支援になります!
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いつもご支援いただき誠に有難うございます。
2015年も始まりました。皆様どんなお正月を過ごされたでしょうか?
今年も皆様にとって素敵な1年となりますよう、JHP一同お祈り申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、JHPでは書き損じハガキを募集しています。「宛名を書き間違えた」「印刷ミスをした」「未使用(未投函)の昨年以前のハガキが出てきた」など、ご家庭に眠っているハガキがございましたら、ぜひJHP事務局にお持ち(ご郵送)ください!交換手数料を引いた1枚あたり約40円がカンボジアの子どもたちの支援となります!
【回収対象】
・ 未使用はがき、未投函の書き損じはがき
(普通官製はがき、年賀はがき、かもめ〜るなど種類は問いません)
・ 未使用切手、未使用商品券なども大歓迎です!
※ 恐れ入りますが、事務局へお送りいただく際の送料は支援者様にてご負担下さい。
※ ご寄付いただいたはがきに記載されている個人情報の流用は一切いたしませんが、念のため予め黒塗り等していただければ幸いです。
(2015-1-7)
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楽器清掃ボランティア募集中!
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〜終了しました。たくさんのご参加をありがとうございました〜
「ちょっと時間があいたな〜」、「気分転換に事務所のぞいてみようかな?」そんなきっかけと、少しの時間で良いので皆さまの力をかしてください!東京事務所には全国から楽器が届いています。日本とカンボジアをつなぐ架け橋となる楽しい作業です。子どもたちの喜ぶ顔を想像しながら、1台1台心を込めて、大勢でワイワイ、楽しく作業しませんか?初めての方も大歓迎!
■内容:カンボジアへ贈る楽器のお掃除、梱包作業
■日時: 2015年7月26日(日)10:30〜17:00
■場所: JHP東京事務所
■今後の予定:2015年8月2日(日)
■担当:伊藤 itoh※jhp.or.jp(※を@に変えてお送りください)/電話:03-6435-0812
(2015-6-26)
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