南三陸町活動レポート
災害救援募金にご協力ください。当会は国税庁より認定NPO法人の資格を取得しました。
皆様からのご寄付は、税制上寄付金控除の対象になります。
*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。
2011年6月9日(木)
6月9日レポート
活動者
第12次隊 6/12まで:犬飼
第15次隊 6/12まで:森
■南三陸町災害ボランティアセンター(2名)
○派遣者担当
受付&他業務担当 森・犬飼
晴天が続き6月の東北らしからぬ暑さが続いています、と思えば本日夜は雷雨。地震後の異常気象の影響でしょうか。
本日も写真洗浄や個人宅片付け、物資仕分けなどの様々なボランティアさんがいらっしゃいました。
地域を回ったり、受付でボランティアさんとお話をしていくなかで感じることをいくつか報告させて頂きたいと思います。
ボランティアにできることで必要になりそうなことが物質的なものから精神的なものになってきていると感じました。瓦礫の撤去などももちろん行ってはいるのですが、地域によっては自分達の力で作業を進めているところも少なくなく、外部の手を必要としないような場合もあるようです。
徐々にではありますが、これまでの苦労を聞いてあげる存在や、仮設入居が進み、未だ仮設に入れず「残される恐怖」を持っている方の不安を和らげてあげられるような寄り添い方を考えて、実行していくとよいのではと思います。
一口に「心のケア」というのではなく、辛さや体験を受け止めてあげられるような人がいるとよいのではないかと思います。
逆にボランティアさんには少なからず、「今最も求められているのは瓦礫撤去だ」と思われている方がいるのではないかと思います。先にも書いたように瓦礫撤去のボランティアさんは今後とも継続的に必要ですが、それだけが支援の形ではないと思います。
ボランティアしてくれる人の為に炊き出しを行って下さる方、ボランティアセンター環境の向上に整備をして下さる方、ほかにも本当にありがたい仕事をして下さる方が多くいます。
そうしたイメージとは異なることでもできることは多くあります。「困っている=いくらでも人が必要」というわけではないということをここ最近感じています。
ボランティアセンターの人間として、JHPの人間として、いち学生として、どのような関わり方ができるのか、どういう支援が最も良いのかを考えていきたいと思います。
このレポートを読んで下さっている皆さんも、身近なところで何が出来るかを震災から3ヶ月が経とうとしている今、改めて考えて頂けたらと思います。
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