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南三陸町活動レポート

災害救援募金にご協力ください。当会は国税庁より認定NPO法人の資格を取得しました。
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*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。

2011年5月27日(金)

5月27日レポート

活動者  第12次隊 5/29まで:清国
     第13次隊 5/29まで:大平(JHP事務局)、増島(カレッジ5期)
江口、金(以上2名、2011年カンボジア3月隊)

■南三陸町災害ボランティアセンター(5名)
○派遣者担当
受付&フリー:清国
思い出写真:江口、金、増島、大平

○報告:江口
 一か月ぶりに南三陸町にやってきました。
山の木々には鮮やかな葉っぱが茂っており、着実に季節が進んでいる事を実感しました。南三陸町では一部の学校も再開されており、子供たちの登下校の時間になると子どもたちがスクールバスを待っていたり、友達とお喋りをしながら下校したりしている様子も見受けられました。
 またボランティアセンターでは、内部の配置もかなり変化しているだけでなくボランティアさんからも慕われている、清国さんの受付の処理能力が何倍にも速くなっており日々、進化し続ける姿にただ驚くばかりでした。
 さて、今回は2回目という事で地元の社会福祉協議会の方々、ボランティアの方々など様々な方との再会がありました。
 特に印象深かったのは、前回の派遣で一緒に作業をした時に仲良くなり、それからも数回連絡を取り合っていた関西の写真家の方と何と、ボランティアセンターで偶然再会する事ができました!その方も、同じ日から南三陸町入りしているとの事。この奇遇とも言うべき出来事に話が弾みました。
 久しぶりに会う皆さんは満面の笑顔で迎えてくださり、一か月前に現地入りした時の事を鮮明に思い出し懐かしく感じました。
 今回現地入りしたのは、このレポートでも何回か紹介されている「思い出探し隊」が洗浄を進めていた思い出の品を、初めて住民に公開する日が5月28日に決まり、その準備のお手伝いをするためです。
 私が思い出探し隊として活動をしていた頃はまだ、回収と洗浄を同時で進めている状態でしたが自衛隊や警察の協力おかげですでに回収作業は終了しており、被災者の一日も早く公開して欲しいという気持ちに応えるべく、たくさんのボランティアさんが日々洗浄作業に汗を流しています。そのたくさんの方々の努力の結果、明日の公開日という日を迎えられる事が出来るのです。
 そんな重要な、記念すべき日に立ち会うことができるという事で公開の準備にもスタッフ一同力が入っていました。今回の公開へ向けて、過去に洗浄作業に参加したボランティアさんが明日の公開日のために南三陸町に再び来ているなど、皆さんの期待の高さが伺えました。
 同時に被災者の思い出公開に対する期待も高く、明日の公開ではたくさん方が期待と希望を胸に来場されることでしょう。膨大な写真が展示してある会場で、被災者の方が自分の写真を探して見つけた時の瞬間を想像するだけで、グッとくるものがあります。
 今回、公開できるのは一部です。すべてのモノが流されてしまった被災者の方にとって、写真などの思い出の品はとても大切なものであり形見でもあるのです。少しでも早く持ち主に戻るように洗浄作業にも力をいれていきます。
 たくさんの再会が繰り広げられる明日の公開!!
どのような「再会」が待っているのでしょうか。