南三陸町活動レポート
災害救援募金にご協力ください。当会は国税庁より認定NPO法人の資格を取得しました。
皆様からのご寄付は、税制上寄付金控除の対象になります。
*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。
2011年3月26日(土)
活動メンバー:木村・芳賀・麻田
08:20
・南三陸町社会福祉協議会全体朝礼
(歌津:平成の森/仮設事務所にて)
08:30
・災害ボランティアセンターチームミーティング
09:30
・ボランティアセンター会場設営チーム、アリーナへ出発
*ボランティアセンターのテント設置、テントの錘の土嚢を設置
*土嚢の土は川の砂を使ったが、砂だけでなく津波で流されたさまざまなものが混ざっており、複雑な思い。
*自衛隊が瓦礫の撤去作業を行いながら思い出の品等を分別し、住居があった場所の前にカゴを置いてその中にアルバム等をきちんと丁寧に置いていた。その家の住人や親族が訪れた際に持って帰れるようにとの配慮。
・センター設置事務チームは、社会福祉協議会仮事務所にて、ボランティアセンターの看板作成、ボランティア登録受付票、ボランティア登録マニュアル等の作成を行い12時過ぎ、アリーナへ出発
12:30
・ボランティアセンター開所前の全体ミーティング(テント前にて)
13:00
・ボランティアセンター開所(13時を待たず既に数名が受付に並ぶ)
・NHKは開所時からカメラ撮影。そのほかのマスコミとしては朝日新聞、日本経済新聞、共同通信社、河北新報、テレビ朝日などが取材に入り、ボランティアセンター本部(社会福祉協議会)が対応を行った。
・ 避難所で生活している被災者は、被災当時から避難所にて自発的に「班」としてボランティア活動を行っている。本日、この方々にも改めて登録をしてもらった。食事班、衣料班の登録者あり。
・本日のボランティア登録者数は約60名。うち43名は、被災者であり避難所にいる方々である。
・社会福祉協議会近畿メンバーが本日行った同アリーナの避難者のヒアリングによると、下記のようにボランティアの要望があった。これらの要望については、本夕の全体ミーティング及びボランティアセンター運営チームでのミーティングで対応を検討した。
*アリーナの電気系統を担当するボランティア(電気、ボイラー他を避難者の一人が一手に担っており疲労困憊な状態である)
*食事の配膳準備片付け等のボランティア(7〜8名)
*多数の支援物資が24時間届けられていることから、この整備と管理を調整するボランティア(昼夜時間の配慮なく1日20〜30台)
16:00
・ボランティアセンター終了
16:30
・南三陸町社会福祉協議会全体ミーティング(歌津:仮設事務所にて)
17:00
・ボランティアセンター運営チームミーティング、明日以降の対応について協議
まとめ
本日は朝から雨が降り、午後一時的に晴れたが、2時以降はみぞれから雪へ変わり非常に寒い一日となった。避難所の皆さんの愛犬タロウも震えていた。余震(震度4程度)も毎日続いており安眠ができない。木村さんは大きなゆれにも起きず爆睡安眠。
ボランティアセンターの立ち上げのためバタバタとした一日だったが、中越震災時の経験が活かされている。しかし、被災の状況や避難所及び非難されている方々の生活状態等が大きく異なることから、住民との協力方法や調整は今後の大きな課題となってくる。
追記
1.支援物資の整理が最優先課題。大型避難所であり町役場が仮設され、災害ボランティアセンターが設置されている場所でもあるベイサイドアリーナの支援物資が整理されないと全47箇所への行き渡りが円滑にできない。また不要な物資と必要な物資の整理も困難であり、必要な物資についての情報発信も滞ってしまう。
2.避難者を対象に3/26(土)集団避難説明会(志津川ベイサイドアリーナ、他)が開催されるとの情報案内があった。
3.アリーナへ避難している被災者有志ボランティアの方々については、毎日ボランティア登録してもらうのは負担がかかるため、各班長がまとめて報告してくれることで構わないとする。
4.木村職員と麻田さんは「English」マークを付け海外メディア等の問合せがあった際、対応者として応援することになった。
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