2011年8月隊活動レポート
2011年8月31日(水)
活動者第28次隊 9/5まで 犬飼 南三陸町災害ボランティアセンター運営(2名)受付&他業務担当:清国、犬飼 ボランティア作業:(7名)移動日:佐伯、鳥居、篠原、堀越、川幡、坂、福井 スケジュール6:30 朝食 ●片付け班(篠原,鳥居,福井,川幡) 9:45 新井田着 ●伊里前保育所補助班(堀越,佐迫,坂) 8:30 ボランティアセンター発 |
1日の感想
●片付け班より
今日は二日目。本格的な作業を開始しました。ボランティアセンターへ向かう途中、窓の外を眺めていましたが山を抜けた途端に景色が急変したので驚きました。比較的高いと思われる場所でも家屋が根こそぎ壊されていました。
活動隊は片付け班と保育所班の二組に分かれましたが、私の所属した片付け班は新井田地区にて作業しました。午前中は重機で整地された場所の木片や鉄やガラス等の片づけを行いました。土を掘り返していると瓦や木片に混じって泥紛れの子供のおもちゃなどが出てきて何度かどきりとしました。
午後からは、場所を移して他のボランティアの人たちが仕分けた瓦礫の小さな山を大きな山にまとめたり、一トン袋に詰めたりしました。
作業量自体はそれほどではなかったと思うのですが、基本的に立ったり座ったりの作業だったのでとても大変でした。
その後食材を購入して立花邸に戻りました。
今日は七日間の作業の第一日目ですが、非常に充実した一日だったと思います。非常に高く積み上げられた瓦礫や、屋上に車が載ったままになっている建物などから色褪せない自然の猛威を感じました。
台風の動向などで明日からの活動について不安はありますが、精一杯活動し僅かでも被災者の力に成る事が出来ればいいなと思います。
●保育所班より
今日から歌津地区の伊里前保育所にて草取りの作業を行いました。60名の子どもたちが元気に遊んだり歌ったりしている中での作業でした。背中でトンボの眼鏡を聞きながらとても嬉しくなりました。お二人の保育士の先生から地震と津波の大きさを伺いました。伊里前保育所は両脇を山で囲まれており海は全然見えません、ちょうど3月11日のその時間はお昼寝をしていました。気がついたときには園庭には海水が流れ込み職員の車はぷかぷかと浮いていました。子どもたちをいっせいに起こし着替えを済ませ二人を背負ったり両脇に子どもを抱え裏山に登りました。60名の子どもたちを確認し初めて事の重大さを知りました。園舎は新しく立て替えられておりましたので何の被害も蒙りませんでした。しかしフェンスは押し曲がり門扉ズタズタに引き裂かれていました。子どもたちが無事であったことをただただ嬉しく思いますと涙ながらに語られました。