7期カレッジ隊活動レポート
2013年3月16日(土)
スケジュール8:45 ホテル出発 |
本日の報告者より
本日で現地研修21日目、とうとう最終日を迎えました。午前中には、シェムリアップから北東に1時間のバンテアスレイ遺跡を訪れました。赤い土の上に建てられていた寺院の女神たちの浮彫の色鮮やかさと細やかさは神秘的で見とれてしまうほどでした。次に向かった先はシハヌーク博物館です。現地研究スタッフの三輪さん解説の中で、最も印象的だったのが仏教からヒンドゥー教にシフトし、王様の命令で仏像を壊す際、仏の頭部は傷もない状態で見つかったということです。ハンマーなどで一撃すれば頭部を壊すことは簡単ですが、手間をかけてきれいに切断され、保存されていることは、他宗教とは言え、「敬う」信仰にあると聞きました。カンボジアの人々の内の誠実さがうかがえました。現地研修では、国内講義を通して学んだことを直接、目で見、肌で感じることができました。発展へ向かっているカンボジアですが、一歩離れると貧困を目の当たりにし、トゥールスレン、キリングフィールドにおいて、35年前の悲惨な民族虐殺の事実を知りました。カンボジアの現状、過去様々な事実を目の当たりにしましたが、その一方で「希望」も見えました。最も印象的だったにはキラキラした子ども達です。授業を真剣に聞いている眼差し、無邪気に笑う姿に心を打たれました。そして、子供達に将来の希望を与える「教育」の大きさを実感しました。今回の様々な「出会い」、学んだこと、感じたことを踏まえて自分と向き合い、前進していけたらと思います。(八木葵)
各車両係より一言
今日はカンボジア研修の最後の車両長として風景を眺めてきました。その中で、最後の4日間を過ごしたシェムリアップは、観光地ということもあり街並や雰囲気が異なり、華やかな印象を受けました。それはネオンのきらびやかさも影響していますが、ゴミの少なさも理由の1つと考え、清掃事業に着目しました。シェムリアップのアンコール遺跡群付近では、緑色の制服を着て袋を持ちゴミ拾いをしている人を見かけました。彼らは仕事として清掃をし「観光地シェムリアップ」の美しさを保っているのだと感じました。清掃が仕事になるということは、それだけ景観を重要に考えていること、かつ清掃が公共事業になっていることの表れではないかと思いました。一方で少し離れた村に行くと、ゴミが投げ捨てられていたり、またゴミについて注意を払う余裕がないのだと推測します。日本で、同じものを見ても何も感じなかったものやことでも、カンボジアに来たことで、あらゆることを注意深く見ることができたように思いました。(徳間 千翔子)
今日のありがとうございます
研修に参加できなかったカレッジ生・福士紘子さんより、日焼け止めやパウダーシートなどを頂き、研修中皆で使わせて頂きました。ありがとうございました。