7期カレッジ隊活動レポート
2013年3月1日(金)
スケジュール7:00 朝食 【写真】 |
本日の報告者より
こちらでの生活に慣れつつも、クメール語がわからずもどかしい気持ちで過ごしています。今日はSVAの江口さんからこの国の教育やスラムの現状について話を聴きました。その後かつて旧ゴミ山だったところのスラムに行き、SVAの読み聞かせプロジェクトを見学しました。カンボジアの識字率は、実際は約4割とのことでした。非識字者であることは貧困の悪循環から脱するのを困難にし、時には命をも脅かされます。これに対して義務教育の学校は子どもたちにより安全な生活を保証する役割があります。スラムの子どもたちが目を輝かせて絵本を読んでいる姿を見て、学校は楽しい場所であることを確信しました。午後からは3月隊も合流し、これからの8日間は学校をより楽しい場にするブランコの建設作業が始まります。(大村 美緒)
各車両係より一言
・3号車
今日はJHP事務所でSVA(シャンティ国際ボランティア会の江口さんの講義のあと、下町の貧困街の代名詞とも言われる「ストゥン・メアン・チョイ」というスラム街で、絵本の読み聞かせを見学しました。
そこは、私たちがカンボジアに来て、まだ見た事のない、貧困の影の部分でした。そこにはプノンペンの人口150万人のうち、30万人が生活しているそうです。助手席にいて気付いたことは、皆暑い中でも日焼け防止に長袖を着用していること、ナンバープレートのない車の後方窓ガラスに紙に書いたナンバーが貼られている事でした。
今日は、3月隊と初めて一緒に作業をしました。また、車窓から手を振ると笑顔を返してくれるあたたかいカンボジアの人にお役に立てるようになりたいと思いました。(森中 麻里)
・4号車
活気あふれたプノンペン中心部からスラム街へ向かう道は今のカンボジアの格差を反映していました。高層ビルや観光地、マーケットの光景から離れると徐々に掘立小屋やはだしで薄く汚れた服装の子どもたちを目のあたりにしました。
ゴミ山やスラム街を見学後、車内で仲間一人一人の感想を語り合う時間を持ちました。貧困を目の前にそれぞれの印象は異なっていましたが、新たに共有、共感する面もあり、とても良いスラム訪問でした。(八木 葵)