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5期カレッジ隊活動レポート

2011年3月6日(日)

スケジュール

7:00 ホテル出発。7時前までに各自朝食を済ませる。
8:05 トゥールロケアン小学校到着
8:15 音楽・レクリエーション練習
9:00 作業開始。合間小休憩を挟みつつ、穴掘り作業
11:30 昼食。その後各自休憩
13:30 昼休憩終了。作業再開
16:25 作業終了。片付け
16:35 小学校出発
17:15 ホテル到着

【写真】
(上)穴掘り作業中!
(中)本日の昼食はカレーです!!
(下)日が暮れる前にすべての穴が完成しました(ブランコ4基分 計24穴!!!)





各車両より

1号車:プノンペンと違って花の咲いている植物がほとんどなく、乾季の乾いた大地は荒涼としていて少し怖く感じました。しかし、実のなる樹は多く、「カンボジアでは餓死者が少ない」というのはこういうところからきているのだな、と思いました。
 そんなカンボジアの独特の食文化について2点お話したいと思います。1点目は砂糖椰子についてです。カンボジア全土で見られる砂糖椰子ですが、隣のタイやベトナムにはほとんど生えていないそうです。普通のココナツとの違いは、葉の形です。ココナツは1本の太い葉脈を軸にして生えているのに対し、砂糖椰子は手のひらのような形態の葉です。カンボジアにはもう1種類パーム油の原料となるパーム椰子があるのですが、今回は目にする機会がないみたいで残念です。
 もう1点は牛肉についてです。カンボジアでは日本のように子牛や肉牛を育てて食する習慣はなく、働き終えて動けなくなった牛を食べるそうです。帰り道にも生きたまま大八車に乗せられた牛を見かけました。同じ牛肉でも国によってその考え方は違うのだな、と感じました。
(坪谷 麻里子)

2号車:朝、小学校へ向かう際に、日本史の授業で学んだかつての日本人の生活を彷彿とさせる牛車や天秤棒を見かけました。その一方で、ホテルの近辺には携帯電話を販売する店があり、道路脇に電線を取り付けている様子も見ることができ、その対照的な様子にカンボジアは発展途上国と言われているものの、着々と発展しているのだと実感しました。
 昼食時には、関東給食会さんからご支援いただいたカレーライスと、カレッジの先輩方から頂いた味噌汁やコーヒーを頂きました。炎天下での穴掘り作業に皆疲れきっていましたが、温かく懐かしい日本の味に疲れも吹き飛び、午後は再び元気に作業に取り組んでいました。
 帰り道には、車窓から皆で空を見上げながらホテルへと戻りました。ポーサットの空はとても広くきれいで、自然と空を見上げることが増えたように感じます。日本へ帰っても、空を見上げる心のゆとりを忘れずにいたいと思います。
(今村 芽生)

3号車:ブランコ建設の小学校へは、車が通ると赤土と埃が舞う道路を通ります。道なりには古びた家が並び、民家を過ぎるとただ野原が広がるばかりです。
そういう環境の中の小学校に今、私たちはブランコを建設しています。ブランコを作ったら、それを楽しみに学校に来る子がいるかもしれないと思うと、つい建設に熱が入ります。JHPでは音楽の授業も支援しています。音楽教育を行っている小学校では、音楽を楽しみに登校してくる子もいるそうです。ブランコも同じで、それを楽しみに登校する子もいるそうです。
 日本では当り前のブランコや音楽ですが、きっと今のようにいろんな物や事が揃っている状態になるまでに、一つ一つ先人達が作り上げてきたのだなと思いました。
 私(グループで)はブランコをたった一基しか作りませんが、それでも楽しんでくれる子どもがいるならがんばって作ろうと思います。
(熊久保 拓水)

レポート係より

今日から、いよいよ小学校でのブランコ作りがスタートしました。最初の難関である穴掘りは、固い岩盤に阻まれ、まる一日を費やしての作業となりました。炎天下の中でのキツイ作業でしたが、たまに吹く風が心地よく、田園にいる牛の姿に和まされ、近くに住む子供達もはしゃぎながら手伝ってくれ、プルサットを感じながらの楽しい作業となりました。
(栗山 幸)

**短期日程**

スケジュール
8:00 集合
8:15 朝食
9:15 国立博物館見学
10:45 ウナロム寺院
11:10 ワットプノン
12:00 日本橋(社内から見学)
12:15 昼食
13:10 トゥールスレン見学
14:20 王宮見学
15:30 セントラルマーケット見学
18:00 ミーティング

7号車(短期日程組):朝8時。朝食に向けて出発。赤、白、黄色…。思いのほか街路樹の花が色彩豊かに咲いていました。今日は日曜日。街の人々も家族や友人とのんびり過ごしている様子でした。
 プノンペンに着いて最初に思ったことは、中国系のお店や看板が多いことです。華僑は世界各地に根を張っている。今さらながら実感しました。
 さて、午前中は王宮訪問の予定でしたが行ってみたら門前払い。なぜ?答えは二種類の国旗が大通り沿いに掲げられていたことにありました。デザインも色遣いも酷似。どこの国?それはカンボジアとラオス。やむなく出直しです。引きかえす道すがら、トンレサップの中州に建設中の大きな建物発見。国際会議場の建設が中断されてしまったそうです。有効活用される日はいつ?
 午後はもっぱら車窓から見る通りと地図を見比べていました。プノンペンの道路は東西に延びる道路に偶数、南北に延びる道路に奇数の番号が与えられています。ホテルへの帰り道に通るのはNo.51。よく見ていたら、"Rue Pasteur(パスツール通り)"とも書いてありました。街は隋所で歴史を物語っているようです。
(澤田 薫)

レポート係より

 本日より短期日程のスタートです。
カンボジアの朝食の定番、クイティウやボッボーを食べ王宮へ向かいました。
しかし14:00まで臨時閉館とのことで国立博物館へ。仏教・ヒンドゥー教の様々な神の彫刻が数多く展示されていました。中庭のライ王像はアンコールトムから運ばれてきた本物とのこと。続いてウナロム寺院で国連ボランティアとして殉職した中田厚仁さんの慰霊碑に手を合せました。次にプノンペンの中心ワットプノンへ。日曜日のため大勢の家族が熱心にお参りをしている光景を見ることができました。
 昼食後はトゥールスレン博物館へ。レンガや木で仕切られた独房では「お互い話してはいけない」「何事も許可を得る」「音を立ててはいけない」「監視員が入ってきたら寝そべる」といった収容者のルールを知り、息苦しくなるような重たい空気を感じました。(菊池 由夏)