5期カレッジ隊活動レポート
2011年3月2日(水)
スケジュールスケジュール 【写真】 |
各車両より
1号車:クバルチュロイサクラ小学校のタイザクラは「3年B組金八先生」に出演した生徒役の方たちからの寄付で1996年にこの学校の校庭に植えられたそうです。
毎年カレッジ隊が夕日を見に行くシェムリアップのプノンバケンは、大気汚染のひどいところで金沢大学の研究班が調査した結果、東京以上だとか・・・。
主な原因は、夕日見学のために集まる車の排気ガスや観光用の象のフンだそうです。したがって今年は、カレッジ生の健康も考え、プノンバケンに行かず、フェリーに乗り、西バライの夕日を見に行くことに変更になったとのこと。
車窓からカンボジア人の服装を観察しました。日焼け防止のため長袖シャツの人が半袖の人より少し多かったです。民族的な長いスカートをはいているのは女子学生に多く見られました。(鈴木圭子)
2号車:「プノンペンの朝」
プノンペンの朝は早い。まだ薄暗い早朝、5時頃には町のあちこちで開店準備の灯りがともります。朝食を提供する町の食堂です。6時ともなるとあちこちの店に朝食を食べに人々が集まりだします。
プノンペンの人々(特に男性)は、朝食は外で摂ることがほとんどだそうです。
「クイティウ」というさっぱりした米の麺や「ボッボー」というお粥が定食だそうです。私もクイティウを食べましたが、しゃきしゃきした「もやし」と、ライムを一絞り、さっぱりした味でとてもおいしいです。
食堂に食べに来る人々もいますが、街角で朝食を済ませている人々もいます。
天秤棒の前後にかごを提げ麺を売っているおばさん、頭に大きなお盆を乗せてちょっとした食べ物を売るおばさん、荷車を引きながら売り歩くおじさん、バイクの屋台、など様々なところで人々は朝食を摂っています。
そして7時を過ぎると街にはバイクと車があふれ行き交います。あの朝食でエネルギーを摂って人々の群れが職場に急いでいるのでしょう。(瀧岸佐恵子)
3号車:本日は、現在ブランコ作りを行っているJVCの自動車修理作業所と、JHPとのつながりについて学びました。元JHPカンボジア現地事務所長の馬 清さんが、JVCスタッフとして作業所を立ち上げた方で、訓練生たちに車の修理技術を教えただけでなく、基礎知識として数学や国語、そして社会道徳等の教育を行ったそうです。更に日本企業との橋渡しも行い、大手日本自動車メーカーが新しい技術をカンボジアに伝えるということも現在行われているそうです。それらの貢献のおかげで作業所を無料で使え、またJVCスタッフの方がブランコ準備作業を手伝ってくださっていると伺いました。この良い関係を来年以降もつなげていけるように活動を行いたいと思いました。(舞原)
レポート係より
今日はJVCでの作業2日目ということで、防腐剤塗り・仮組み作業等を行いました。うだるような暑さの中で慣れない作業に苦戦しながらも、徐々に効率的に動けるようになっていくのを体感できて嬉しかったです。
「カンボジアの子供達が楽しく遊べて、なお怪我をしないような、丈夫なブランコを作りたい」作業中、皆がよく口にしていた印象的な言葉です。私はこの言葉を聞いて、2月22日に訪問した日本大使館でのお話を思い出しました。日本のODA援助は、相手国にとって本当に必要なことを考えたもので、資材や人材は相手国でできる限り調達するよう、配慮されているとのことでした。
「作るからにはしっかりしたものを、そして相手にとっていいものを作る」という発想こそ、日本の支援が好意的に捉えられる理由であり、また日本人の気質の良さの表れだと思います。皆のブランコ作りの姿勢から、改めてそのことを実感させられました。(中里 萌)