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5期カレッジ隊活動レポート

2011年2月26日(土)

スケジュール

7:00 集合
7:10 朝食
8:00 ホテル出発
8:30 フェリー乗船
9:00  NGO 「Nature Saves Cambodia!地雷原を綿畑に」活動地到着
10:55 ロシアンマーケット
12:00 昼食
14:00 文民警察官 高田警視慰霊碑参詣
15:15 ホテル到着
15:30 ホテル出発
15:50 クバルチュロイ桜小学校のマーチングバンド練習見学・交流。
16:50 ホテル到着
18:15 ミーティング
19:00 夕食

【写真】
(上)糸紡ぎ体験
(中)高田警視慰霊碑にて
(下)マーチングバンド練習見学





本日の報告者より

ここに感想を入れる。

各車両より

1号車:今日はカンボジアに来て初めて船に乗ってメコン川を渡り、コッダイという島に行きました。着いてみると、二種類の旗がたくさんかかっていました。一つはカンボジアの国旗でもう一種類は仏教の旗で、今日はお寺の開所式があるためたくさん掲げられていたようです。また、町を車で走っていると時々、パジャマの様な派手な服を着ている人を見かけました。それはカンボジアでは、上下が揃っていれば、柄に関係なく外出用の服になるそうです。同じ服でも文化が違うと着方も変わっていてとても面白いと感じました。(沖中萌乃)

2号車:今日は国道6A5線に沿いながら日本橋を渡り、さらにフェリーを乗り継ぎ、中州のコッダイという土地に向かいました。このカンボジア・日本友好橋、通称「日本橋」は、1963年、日本の無償協力のもと建設され、1965年に正式に開通しました。今川元カンボジア大使がカンボジア在勤当時は、プノンペン市内から日本橋の向こう側への移動手段はフェリーしかなく、治安が最も悪い場所だったそうです。それが橋の開通とともに、レストランなどの店舗が次々と増加して雇用が促進され、治安不安もなくなったとか。今川先生が「治安を良くするには、働く場を作ることが効果的だ」と話されていて、とても説得力のあるエピソードだと感じました。国道6A5線も、1994年、日本の無償協力のもと敷設されたそうで、日本の経済的貢献に感心しました。
 フェリー着後、綿畑のある中州内を進みました。土地名は「コッダイ(コッというのは「島」を意味し日本語でいえばダイ島)」。住宅は高床式のものが多く、川辺にはホースが何本も垂らしてあり、メコン川が生活の重要な水源にされている様子がみてとれました。(中里萌)

3号車:車が走っている途中で、私たちがカンボジアに到着した時に利用したポチェントン国際空港がありました。それを見て、一番最初に飛行機から降りたときに「日本とは全然違う。やっぱり発展途上国だな。」ということを思ったことが頭に浮かびました。しかし約一週間をこの国で過ごし、道路が整備されていなく、空港周辺はかなり整備されているのだなという印象にガラッと変わりました。
 日本のNGOの活動地である島に行きわかったのは、建物よりも木や草などの緑が多く、道路はただの砂利道で道路とは言えないものでした。
 これらの風景を見て、ゴミが散乱している場所、開発され整備されている場所、インフラが整備されていないが人々が過ごしやすそうな場所のどれが本当のカンボジアなのかわからなくなりました。さらに将来は、開発され整備された国にするのか、今日行った島のような未開だが、空気のゆったりした国にするのか、どちらが良いのか・・・。(増島樹里)

レポート係より

 今日は三つの場所を訪れました。一見バラバラのようですが、共通して感じたことは三つとも憎しみや悲しみを受け入れ、前向きに進んでいこうとしていることでした。
 まず初めに「Nature saves Cambodia!地雷原を綿畑に!」というNGOに行きました。かつて地雷原であった場所を綿畑にし、そこでとれた綿から細い糸を紡ぎ、クロマーなどの製品を作る活動です。教えてくれたおばあさんとは「オークン(ありがとう)」しか通じませんでしたが、とても優しい方で心が温かくなりました。そこで購入したクロマーには内戦時代を生き抜いた女性たちの強さが一緒に織られているのだと思いました。
 次にUNTAC統治下の時代に文民警察官として殉職された、高田警視の慰霊碑を参詣しました。カンボジアの平和のために働いた方がカンボジアで命を落としたのです。慰霊碑は平和へのメッセージなのだと思いました。尚、当時高田警視と共に働いた、現駐カンボジア大使館 櫻井誠書記官が御同行下さり、高田警視の遺影をご持参下さいました。そして、ひとりひとり線香を上げ鎮魂を祈りました。
 最後にクバルチュロイ桜小学校に行き、マーチングバンドの演奏を見学しました。今の子供たちは戦争を体験していないけれど、無邪気な笑顔で楽しそうに鍵盤ハーモニカや太鼓を演奏している姿を見た大人はきっと、「この子供たちの笑顔を守っていかなくてはいけない」と思うことでしょう。(井上優未)

 本日の昼食はいつもより少し、いえ、大分、豪華なレストランに行きました。5期カレッジ生で、残念ながら今回現地には来ることができなかった方より「おいしいものを食べて下さい」とお預かりしたご寄附でいつもよりいいレストランで食事しました。ありがとうございます!ごちそうさまでした!(5期カレッジ生一同)