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5期カレッジ隊活動レポート

2011年2月21日(月)

スケジュール

スケジュール
7:30 ホテルロビー集合、出発
8:00 朝食
8:25 JHPプノンペン事務所見学
・プノンペン事務所スタッフ・カレッジ生自己紹介
・レクチャー カンボジアの現状・学校建設プロジェクト・幸せの子どもの家CCH(児童養護施設)(中山駐在員)、教育支援プログラム(平林駐在員)
・翌日の学校インタビューの説明(鳥居職員)
12:00 昼食
13:10 トゥールスレン見学
14:00 トゥールスレン出発
14:45 キリングフィールド見学
15:40 小椋トロケアット小学校見学
16:00 同校出発
16:15 ダンカオ小学校(1校目のJHP建設小学校)見学
16:35 同校出発
17:10 ホテル着
18:30 ミーティング
19:15 夕食

【写真】
(上)プロジェクト紹介
(中)キリングフィールド
(下)ダンカオ小学校にて





各車両係より一言

1号車:本日は7:30よりホテルを出発。早朝にもかかわらず、通勤ラッシュのせいか道路の交通量は、とても多かったです。車間はとても狭く、車線もきっちりとは決められているわけではないため、確かに事故が多そうでした。バイクは二人乗り、三人乗りは当たり前ですし、車道の真ん中を車と同じように走っていました。日本では考えられない交通ルールが、異国の、このプノンペンでは当たり前の日常であることに、我々日本人の「普通」とは何かを改めて考えさせられました。(熊久保拓水)

2号車:本日は、プノンペン市内のJHP事務所、トゥールスレンと郊外のキリングフィールド、小椋トロケアット小学校、ダンカオ小学校の順に回りました。
 移動中に最も印象に残った事は、カンボジア(プノンペン)の交通事情が日本と大きく異なっていることです。四人乗りしているバイクや、屋台付きのバイクが多く、道路が非常に混雑していました。逆走するバイクや、強引にUターンしたり割り込んでくる車も多く、並走していて何度も危ないと思いました。
 ただ、運転している人は(日本のように)時間に追われている訳ではなさそうですので、運転手同士のコミュニケーションは成り立っているような印象を受けました。(田中宗一)

3号車:午前中はJHPプノンペン事務所を訪問。学校建設・教育支援を中心に日本人スタッフから話をして頂き、建設までの流れ、CCH(児童養護施設)での孤児受け入れ事業、小学校を中心とした情操教育の現状や課題を知ることができました。美術支援をする駐在員・平林さんの「図形を基にした画一的な答えのある絵を描くことが正しいという考え方がカンボジアでは一般的」というお話が非常に興味深かったです。
 昼食後、トゥールスレン(政治犯収容所)へ。数えきれない人々が殺されたかつての高校跡は筆舌に尽くしがたく、何故このようなジェノサイドが起きたのかとは考えずにいられませんでした。床の黒い染みがかつて虐殺された人々の写真に写る血だまりの位置と同じでゾッとし、暑さとは違う冷や汗が肌にまとわりつきました。次にキリングフィールドで目の当たりにした頭蓋骨は自分と同じ年齢のものもあり、自分の中にもこの程度の大きさの骨が入っていて、こうして生きているのかと様々なことを考えさせられました。しかしそのあと訪れた2つの小学校では、終業のベルと同時に飛び出す子供たち、言葉の通じない僕らを興味深そうに見つめ、群がり、笑う顔を身をもって知ることができた。貧しくても屈託のない顔で笑う彼らを前に、本当に楽しい、そして、貴重な時間を過ごせたと思います。まだこの国にきてからは1日しか経っていません。まだまだ学べることや吸収することは多くあると思うので、様々な景色や気持に触れる研修にしていきたいと思います。(森勇樹)

レポート係より

 今日から現地活動開始。JHPのプノンペン事務所訪問の後、トゥールスレン、キリングフィールド、JHPの建設した2つの小学校など、初日から盛りだくさんの内容の濃い一日でした。
JHP事務所訪問では、日本人スタッフの方々の熱心な活動に心を動かされました。
 トゥールスレン、キリングフィールドでは、改めて、ポルポト政権の行った残虐な行為の恐ろしさを感じました。同じ民族、同じ国民、同じ人間なのに何故このようなことが起こってしまったのか。まだまだ、自分の中で消化しきれないことが多いですが、ここで体感したことは決して忘れません。その後訪れた小学校でのこども達のエネルギッシュな笑顔を見て心が救われたようでした。これからまだまだ私の知らないカンボジアに触れることになると思いますが、多くを吸収していきたいと思います。(栗山幸)