4期カレッジ隊活動レポート
2010年2月26日(金)
スケジュール5:20 朝食 【写真】 |
本日の報告者より
本日は、タケオ県JHP音楽コンテストに参加するため、未明からの出発となりました。バスの車窓から見るカンボジアの朝日はとても綺麗で、印象深いものでした。音楽コンテストでは、中学校・教員養成学校の生徒たちの演奏を聴き、私たちも特別演奏に参加、「上を向いて歩こう」「ふるさと」「カントリーロード」の3曲を自分たちも楽しみながら披露しました。カンボジアの学校の音楽教育の進展、熱心さを感じるとともに、さらに普及させなければいけないとの思いを強くしました。
午後は同校にて、JHP絵画展を見学し、CYK(幼い難民を考える会)の織物センターを訪問、先日JHP事務所で平林さんから美術教育についてのお話を聞き、カンボジアの子どもたちの描き方(とても細かく描くなど)の特徴を教えていただいたことを絵画展において実際に目にすることができました。その後訪れたCYKの織物センターでは、職業訓練の内容や実際に自立した女性の生活を知り、NGO活動に対する視野が広がりました。(小濱渉)
各車両係より一言
1号車: 今日は朝6時に出発したので、外はまだ薄暗かったですが、働いている人もちらほらいてカンボジアの朝は早いなと実感しました。そして昼間と比べたくさんの犬を見ました。犬も涼しいうちに動くのかな。今日私が一番驚いたことは、運転手のラッチャナーさんのシートベルトのつけ方です。日本では一回一回外してつけるのが普通だと思いますが、ラッチャナーさんはシートベルトを外さず、くぐるような形でつけていて、このような使用方法もあるのかとびっくりさせられました。バイクに乗りながらのゴミ捨ても相変わらずよく見ました。やはり衛生教育の必要性を強く感じました。(坂本菜穂子)
2号車:今日は、今までに見たことのないカンボジアの姿を知ることができました。舗装された国道2号線の両脇には、高床式の住居が立ち並び、プノンペン市内と比べると異なる国のような印象を持ちました。そして木の粗末な屋台にフルーツが山盛りになって売られている様子も数多く見受けられ、カンボジアが農業国であることをはじめて実感しました。それから、生きた数羽のニワトリの足をくくってバイクの荷台に吊り下げ、売りに行く様子は衝撃的でした。そして、都会と田舎の文化の違いに驚きつつも、興味深く楽しい一日になりました。(内藤亜実)
レポート係りより一言
今日は午前中にタケオ県中学校教員養成学校を訪問し、第6回JHP音楽コンテストと第8回JHP絵画展に参加しました。カレッジ隊の皆はカンボジアの小学・中学校教員養成学校と中学校の生徒の合唱や合奏の予想以上のレベルの高さに舌を巻いていました。絵画展でも子供たちののびのびとした絵を鑑賞することができ、また個人的には絵に描かれている村での様子を子供たちの視点から改めて見ることができてとても興味深かったです。
午後にはCYKが貧しい地域の人々の自立を支援している織物センターを訪れました。ここでは織物を織る生徒を募い、1年間にわたって織物の基本的知識から、様々な織り方のパターンの習得、またセンター卒業後の自立に向けた支援を行っています。ここで驚いたことは柄ものの織物だと1日8時間織って20cmしか進まないということでした。柄なしだと1日8時間織って2m織ることができ、1m、1ドル60セントで売ることができるそうです。農村の現金収入として、月60ドルは悪くないのではないかと思いました。しかし、同時にこうした仕組みをこれから先もっと有効に活かすことはできないのだろうかと考えさせられた1日でした。(牧野雅彦)