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3期カレッジ隊活動レポート

2009年 3月 11日(水)

スケジュール

  6:30 出発
  7:40 朝食
 10:30 シーマック(C-MAC)見学
 11:45 シーマック出発
 13:40 小学校到着
 14:45 作業開始
 18:20 作業終了
 19:10 夕食
 20:40 ミーティング

【写真】
(1)地雷原
(2)カンボジア乗り
(3)ブランコ立ち上げ
(4)ブランコ完成!!








本日の感想

 今日はC-MACという地雷除去の活動をしている団体の方にお話しを伺い、ダイナマイトによって地雷除去をする場面を見学しました。地雷の爆発音は今まで聞いた中で一番恐ろしい音がしました。地雷はドンという音の次の瞬間から、踏んでしまった人の人生を大きく変えてしまう恐ろしいものだと、除去作業を見学し、爆発音を聞いて、あらためて感じました。
 地雷を埋めた人、戦争をした人を否定するのは簡単だけれど、加害者側の人も同じ人間であり、戦争をした人たちの中には恐怖のために、戦わざるをえなかった人もいたと思います。そのため私も加害者に十分なりうると思いました。ただ表面だけをみて否定するのではなく、なにが問題なのか、なぜ起こったのかを考え、自分の考えや、行動を客観的に見ることが重要だと考えました。
 日本にいながら、地雷廃絶に取り組むには、JHPが団体会員であるJCBLという地雷廃絶に取り組んでいる団体を通して署名活動を行ったり、チャリティーのTシャツを買うなどの方法を行って、問題に関わっていくことができると小山内代表が教えて下さいました。見学して終わるのではなく、ぜひこれからも地雷廃絶の問題に関わっていきたいと思いました。 
 ブランコ作りは今日が最後でした。3月隊やラン子さんと過ごす時間も残りわずかとなり、帰り道は寂しい気持ちがしました。このJHPカンボジア研修旅行がとても充実した、素晴らしいものになったのは、素敵な人たちありきのものであると思うので、カレッジ隊、3月隊やJHPのスタッフの方たちと出会えたことに感謝でいっぱいです。(長井夏樹)

本日の車輌長より

 カンボジア人の家は、日本のように高い塀や垣根がありません。国道沿いであっても、道路側でご飯を食べていたり、洗濯物を干していたりします。日本では、そういう場面を隠そうとしたり、見えないようにするのが普通のように思われます。このことは、カンボジアのプライバシーの範囲が、日本より狭く、人との距離が近いと感じました。また、生活がオープンで、時間に追われている様子もありません。お金は無いけれど家族が多いカンボジアの家庭。カンボジア人の心と生活に日本以上の豊かさを感じました。(2号車 有田緑)

 こちらに来て、各NGOの方、現地スタッフの方、今川先生、松本先生のお話などをお聞きして、いろいろ分かったことがありました。カンボジアの人々の生活を豊かにしようと、日本や世界から多くのNGOの支援が入っています。それは大事なことでこれからも更に支援活動が必要だと思います。
 しかし、政治、経済の問題として相続税がない、固定資産税がない、所得税も殆どない、三権分立していない、一党独裁的である。外国資本が入って、相当の利益を持っていかれている社会保障が殆どないなど、まだまだ国民全体の生活向上にいろいろな障壁があることが分かりました。まだまだ40年50年かかるのではないかと思われます。外国の税制など、良いところを取り入れて欲しいと思いました。(3号車 鎌田勝吉)

 今日、5号線を離れ、C-MACへ行く道は、永遠と思われるほど舗装されていない道が続きました。私は、民家の脇で砂埃を立てて走ったことが無かったことに気がつきました。よく考えてみると、日本ではどこへ行っても、民家のそばの道は舗装がされています。下水は整備され、ゴミの処理も問題はあるもののきちんとされています。カンボジアに来て、改めて、日本のすごさに気づかされ、戦後、一から始めたインフラがここまで整備されているということに、頭が下がる思いでした。(5号車 福田三織)

今日のありがとうございます

 コーラの差し入れをして下さった、JHP理事の立石さん、長谷川賢治さん、今日はとても暑くて、作業も6時ごろまで行っていたので、冷たいコーラは大好評でした。ありがとうございました。