2011年3月隊活動レポート
2011年3月4日(金)
スケジュール7:00 朝食 【写真】 |
〜カンボジア・トラストについて〜
イギリスのNGOが運営するカンボジア・トラストは、義肢義足の製作・義肢装具士の養成を手がけており、昨年8月に日本財団が支援し完成した建物です。3年制の学校で、1,2年生は実習と義肢義足の作り方や、医療について学び、3年生は本格的にクリニックで実習を行っています。生徒は、カンボジア人以外にもイラクやフィリピンなどからも来ており、卒業後は母国に帰り、即戦力として現場で働いています。施設の中には、教室や作業場以外にも寮や厨房があります。クリニックには患者さんが、義肢義足の型を取るための部屋や、リハビリをするための部屋などがあります。
カンボジア・トラストについての感想を車両長にインタビューしました。
1号車:カンボジア・トラストに来てくれる人に対して無償で治療を行っているが、実際の現状は、地方ではクリニックに来るお金がないため、すぐに治療を受けることができずに悪化してしまう人がいると知り驚きました。
2号車:義肢装具士を養成する学校では女性や障害を持った方を優先的に受け入れており、女性クライアントが診察を受けやすい環境づくりを心がけている、ということが印象的でした。個人的な意見ですが、障害を持った人は就職など様々な場面で、ハンデを背負うことになると思うので、そういった人が生活できる環境作りを考えての試みなのかなと思いました。カンボジア国内にはクリニックが複数あるということをあまり知られていないのではないのかと思っていましたが、現地の人たちの口コミなどで施設のことは周知されているということらしくよかったなと思いました。しかし、地方ではまだまだ施設が不足しているということが課題であるということでした。
3号車:義肢義足の原因が地雷より交通事故が多いことに驚きました。地方では、けがや病気をしたりすると、人手とお金がなく、また交通手段もなく、治療が遅れるため、義肢義足が必要なのに受けられていなかったという所が印象に残りました。また、小さい時から装具を使えば治るのに、発見が遅れ、早期に治療ができず、一生の障害として残ってしまう子どもがいることを教えて頂き衝撃を受けました。義肢装具士は、装具を作るだけでなく、学校に赴き、スロープを付けるなどの活動をしていると知りました。
感想
レポート係の大槻です。昨日に引き続き日差しも強く、温度も上がり、カンボジアの乾季を肌で実感しました。今日はカンボジア・トラストへ見学に行きました。今日は私たちのために、元日本人スタッフの唐沢さんが、わざわざ遠方からに来てくださり、施設の中を説明してもらいながら案内して頂きました。見学前は義手・義足は地雷で被害に遭った人のために作っているものだと思っていましたが、そうではなく先天性のものや病気で必要になる人もいることを初めて知りました。唐沢さん本当にどうもありがとうございました。
午後は、ロシアンマーケットとセントラルマーケットに行きました。みんなそれぞれ欲しいものを探しに行き、店員さんと値段の交渉をしたりしながら楽しく買い物をしました。 ロシアンマーケットで私は、6ドルのポロシャツを3ドルで購入しようと交渉を試みたが、見事に撃沈し5ドルで買ってしまいました。今回は店員さんに交渉で負けてしまったので、次回は今日の反省を生かし頑張ってみたいと思います。
明日からはプルサット県へブランコを作りに遠征に行くため、レポートの更新が遅くなってしまいますが、隊員一同カンボジアの暑さに負けず本気で頑張ってきますので次回の更新を楽しみに待っていてください。どうぞよろしくお願いします。(文責:大槻・山内)
今日のありがとうございます。
佐伯さん辛子明太子ありがとうございました。とてもおいしかったです。バイサッチュウと相性ばっちりでした。ありがとうございました。
清国さん珍しい高価なチーズをどうもありがとうございました。パンとの相性バッチリでした。ありがとうございました。また待っています。
OGの入江幸帆さんがラオスから土産話を持って合流しました。明日からまた楽しみです。