2008年8月隊活動レポート
2008年8月25日(月)
スケジュール6:20集合 【写真】 |
本日の感想
本隊会計の小峯あきえです。日本を出発した8月3日の夜、日常では目にすることの ないドルの札束を預かった瞬間から私の仕事はスタートしました。食料係、資材係 、水係に資金を分配したものの本隊が扱う額は思っていた以上に大きく責任を感じ るとともに不安にもなりました。本隊会計は主に毎日の朝食、夕食の支払いやお世 話になった団体へのドネーションやチップの他、写真の現像代の支払いを行います 。一つの組織が活動を行う際、会計という役職は必ず必要とされるわけですが、や はり日本での会計と異なるカンボジアならでの苦労はドルの他にリエルという別の 通貨が流通しているため、基本的に1ドル=4000リエルとして常に2種類の通貨を使い こなさなければならないということです。しかし会計を任されたからこそ実感でき るカンボジアの物価や刺激的な経済格差、或いはチップのような文化の特徴などを 知ることができ、最近は面白さを感じることもしばしばです。残り数日ですが最後 まで気を抜かず頑張っていきたいと思います。
カンボジアの車窓から
今日、6号線を走っているとき、多くのレンガ工場を見ることができました。バッタ
ンバンへと向かう5号線でも見ることができたのですが、レンガを作るための燃料が
異なっていました。バッタンバンのほうは籾殻を使用していたのですが、今回のと
ころはゴムの木を使用していました。ゴムの木はゴムが採れなくなり切り倒されて
も、時間が経つと木が真っ黒になってしまうため、家の柱などには使用できません
。なのでレンガを作るための燃料になるそうです。ゴムの木はコンポンチャムで多
く植林されております。(1号車車両長:田中健章)
ここ数日間利用していた6号線は、日本のODAで前田建設が作ったものだと聞きまし
た。同様に、1号線は大成建設によって舗装されたそうです。また、プノンペンでも
有名な日本橋は、日本の大手企業が一つのプロジェクトを作り上げて完成しました
。このトンレサップの大河を跨ぐ日本橋は、車道、歩道、さらにバイク道まで整備
されていて、カンボジアの人々の生活を考えて設計されています。大手ゼネコンの
海外事業の一端を垣間見ることができました。(2号車車両長:小野翔平)
カンボジアの看板には絵が多く使用されていることに気づきました。商品の広告
、病院・歯医者の看板などがありますが、いずれも字が読めない人でも理解できる
ような作りになっているのではないかと思いました。例えば、お母さんが子どもを
抱きかかえている絵、赤い十字は病院のしるしです。遠征先のスワイリエン、バッ
タンバン、そしてプノンペン市内でも多くみることができました。(3号車車両長:土
屋友規)
今日は作業のあとにチューティルプル小学校によりました。チューティルプル小学
校は他の小学校と違い、高床式でした。高床は雨期にメコン川の水位が上がるため
に作られたのだと思うのですが、雨期の今、水位が上がってないので疑問に思いま
した。このことについて聞いたところ、今年は雨の量が例年よりも少なく、田舎で
は水量が少ないため、田植えの準備ができないところがあるそうです。(4号車車両
長:北島菜保子)
本日の報告者より
今日は車内で日本橋に差し掛かったとき、この橋をあと何回渡れるんだろうかとか 、日本橋を渡ってすぐのJVCの赤い屋根はあと何回見れるんだろうかと少し寂しくな りました。カンボジアに来て最初は不安でしたが、そのどこかのどかな雰囲気の虜 になりました。またワゴンのちょっと高い視点から見た風景はとても刺激的で勉強 になりました。今日の作業はコンクリートの流し込み、ペンキ塗りを行い、座椅子 を取り付け3校目のブランコを完成させました。本日の昼食はぺヤングという焼きそ ばと、フランスパンをいただきました。焼きそばは横浜の森田さんという女性の方 から年に二回支援していただいています。また作業後に配られたコカ・コーラは活 動隊OBの大ア子門さん、菅原ちどりさん、宮崎真利子さんからいただきました。こ のように僕達の活動は多くの方々の支えにより大部分を終える事が出来ました。残 り短いですが、周りの人への感謝をかみしめながら過ごそうと思います。
本日のありがとうございました
横浜の森田さん焼きそばありがとうございました。おいしくいただきました。活動隊OBの大ア子門さん、菅原ちどりさん、宮崎真利子さんありがとうございました。 みんな一気に飲み干していました。小山内代表、お漬物ありがとうございました。