2008年8月隊活動レポート
2008年8月20日(水)
スケジュール6:00 起床 【写真】 |
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本日の感想
今日は、午前中にCMAC(Cambodia Mine Action Center)の地雷除去現場を見学し、午後はトゥールプルム小学校で活動しました。僕たちが見学したのは、バッタンバンの1つの地域で、2008年6月からCMACが地雷除去活動を行っているところでした。実際に地雷の除去作業を目の当たりにして、現場で働いている人たちの緊張感が伝わってきました。バッタンバンには現在500人もの地雷除去に携わる人が活動しています。このエリアは、今年いっぱいで除去作業を終わらせる予定だそうです。大型機械が入るまでの、気が遠くなるような作業にただ頭が下がります。その後、昼食をとり、トゥールプルム小学校に向かいました。作業は、ブランコへの座椅子の取り付け、工具・資材の撤収、明日行われる贈呈式の打ち合わせでした。小学校の校庭には、カラフルなテントがいくつも建っていたり、ステージのようなものも建っていたりして、明日の贈呈式に向けて着々と準備が進んでいるようでした。昨日に引き続き、CM撮影のなか、ブランコの座椅子の取り付け作業をして、2校目のブランコを完成させました。その後、代表が合流され、子どもたちと一緒に写真撮影をしました。今回のブランコは、現地の人たちや学校の子どもたちと協力しながら築き上げたものなので、感動もひとしおです。明日は、いよいよ2008年8月隊初めての贈呈式への参加です。緊張はありますが、合唱・合奏・ソーランの発表を成功させるために頑張りたいと思います。 (レポート係：杉山晃平、田中健章)
カンボジアの車窓から
バッタンバンに来てたくさん田んぼを見ました。稲の収穫が終わったあと、そこで働いている人たちはどうしているのかという疑問を持ったため、聞いてみたところ、「カンボジアには地主制度があり、地主から土地を借りている小作人たちは、田植え等が終わると、プノンペンなどの都市に季節労働者として出稼ぎに出ることがある」とのことでした。また、CMACの見学に行く道の途中で、JHPの建てた「大倉山高校」と「友愛の舎」と書かれた学校を見つけました。近くには、もう一つ川嶋あいさんの学校もあります。地雷除去が行われている地域の近くにも学校を建設している事実に驚き、15年かけて200棟以上もの学校を建てたJHPのすごさを改めて感じました。 (1，2，3，4，号車 車両長:成田嵩憲、山﨑加那、大黒春江、平まり子)
本日の報告者より
今日はCMACの活動を見に行きました。活動している場所は見渡す限りただの畑でしたが、すぐそばには今もなお地雷が埋まっており、この周辺でも過去に何人もその被害にあってきたらしいです。以前、見たことのある戦争映画のことなのですが、二人の兵士が地雷地帯を歩いていて、一人が地雷を踏んでしまい、もう一人は相方に｢足を動かすな｣と言い残し、逃げてしまいました。踏んでしまった人は、泣きながら助けを求めましたが、結局死んでしまいました。今日の地雷地帯では実際にそのようなことが起こっていたのかと思うと、人間の残酷さや悲劇さを感じずにはいられませんでした。また、実際に不発弾の爆破も見学したのですが、あまりに大きな爆発音に声が出ませんでした。CMACの人に対して、隊長の小野翔平さんが｢二度とこの音が聞こえないように、二度とこの煙を見ないように願っています。｣と言い、私も強くこのことを思いました。話は変わりますが、今日の昼食はいつもの朝食のお店を特別に開けてもらい、みんなで楽しくいただきました。豚の生姜焼きを見て、ここの人は生姜を千切りにしていて、すりおろしでないことに気づきました。その後はトゥールプルム小学校に行き、作業をしました。今日もいつもと同じく、とても実のりの多い一日でした。残りの活動はあと10日ほどです。作業の時は気を引き締めて臨み、遊ぶ時は徹底的に遊ぶ、と気持ちを切り替え、最後まで良い思い出を作っていきたいです。(和田哲人)
本日のありがとうございました
CMACの作業員の皆様、本日は地雷の除去現場を見学させていただき、ありがとうございました。帰国後、カンボジアにおける地雷の現状を周りの人たちに伝えていきたいと思います。代表から夕食においしい味噌漬けをいただきました。ありがとうございました。代表がいただかれた大きな果物籠も隊員みんなでおいしく食べました。季節の果物ランプ-タン、釈迦糖、エッグバナナ、ロンガン、みんなおいしかったです。