2007年3月隊活動レポート
2007年3月17日(土)
スケジュール08:00 ホテル出発 (B日程・スケジュール) 【写真】 |
本日の感想
レポート係 原田友彦
「地元の人たちが大切にしているものには、敬意をはらわなくてはいけない」…そんなことを(たしか)今川先生がおっしゃっていたような気がします。
ワットプノン(寺院)で線香をあげる機会に恵まれました。カンボジア人が長い間大切にしてきた寺院に無心になって祈りを捧げる(?)ことで、今まで捧げられてきたカンボジア人の祈りの流れに連なるような感覚を味わいました。国の違い、文化の違い、時代の違いなどはもちろんあると思いますが、何かに祈りを捧げるという行為を通じて、そういった差異を超えることができたような気がしました。
夕食のあと、今日のレポートを書こうと思ってホテル内のレストランで一人でコーヒーを飲みながら頭を抱えていたら、後ろからチョンチョンと肩をたたいた人がいました。B日程(後発隊)で来た人で、あまりに興味深い話をたくさんしてくれるのでレポートがちっとも進まず… そうこうしているうちに次から次へと色々な人がやってきて話が尽きず…
このカンボジア研修に参加して、感じること、考えること、学ぶことはたくさんあります。昼間の研修だけでなく、コーヒーを飲みながら語り合うなかで様々なことを学ばせてくれる仲間がいることに、すごく感謝しています。
今日の一言
1号車車輌長 黒田敦子
「え、こんなに近いの?」と驚いてしまうほど、このホテルからすぐ近くにある“トゥールスレン博物館”。ポルポト政権時代に刑務所だった場所。中には、当時収容されていた人々の写真が数多く飾られていた。恐怖でだろうか、目をひんむいて撮られている写真を見て、この場所で起った悲惨な真実に胸をしめつけられた。彼らひとりひとりの人生が他人の手によって絶たれてしまった。約30年前の争いの生々しい事実が、ホテルのすぐ近くで感じたことで、改めてカンボジアの悲しい歴史を考えさせられた。恥かしながらも、真っすぐにしっかり
と未来を見つめている様な子供達の笑顔に、悲しみを乗り越え、平和な未来を期待したいと思った。