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南三陸町活動レポート

災害救援募金にご協力ください。当会は国税庁より認定NPO法人の資格を取得しました。
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*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。

2013年11月3日(日)

活動者:曽田康之、曽田みふゆ、岡山加奈、佐谷隆一、鳥居由美子
協働(宿舎等別):JHP三島チーム(山岡修一、加々見園、静岡・絆の会)東芝グループ労働組合連合会

活動内容:農地復旧にための石拾い(曽田、岡山、鳥居)
桜植樹(東芝隊、JHP三島、佐谷)

【スケジュール】
7:30立花邸出発
8:15南三陸町災害VC到着
9:00蛇王地区にてボランティア活動
12:00昼食休憩
13:00作業再開
15:00作業終了
15:30終了報告
16:00平成の森あづまーれ立ち寄り
16:15平成の森出発
18:00立花邸到着
夕食後就寝

所感

11月3日はボランティアセンターを通して蛇王にある畑に入っている石を撤去のおてつだいをしました。 企業や千葉の団体など含め50人ぐらいで約6~7時間ほどかけて作業しましたが、終わったのは25m四方ほどでした。震災から2年半もたちましたが、まだまだ人手が必要であることを実感しました。また、作業のあとに参加者の曽田さんが以前お会いした方と再会するため平和の森へ行きました!とてもあったかい絵を描かれていて見ていてほっこりしました。(岡山加奈)

震災の年6月に初めてJHPで南三陸にボランティアに行った時、カフェ“あづまーれ”のオープン初日に一日だけお手伝いに行かせていただきました。初日と言うこともあり、まだいらして下さる方も少なく、ふと遠くでバスケットで遊んでいる5人の高校生がいるのを見て声を掛けました。彼等は高校3年生で小1時間程部活のこと、卒業後の進路のこと等を話し、一緒に写真を撮りました。その写真を志津川高校宛てに送ったのですが、そんなことも薄れかけた翌年(2012年)の8月、その中のひとり浅野君から御丁寧なお礼の手紙が届きました。その中の一文「あの時前を向いて歩けない自分に光を与えてくれたのは曽田さん達でした。」に胸が熱くなりました。その後は時々メールのやり取りはしていたのですが、浅野君は子供の頃より難病を抱えていると聞いていたので、体調が優れない時などを配慮してお返事がない間は暫く連絡を取るのを控えていました。今回久し振りに南三陸町に行くので連絡したら「是非会いたい。」とのこと。ただ団体行動であるので無理かも知れない旨は予め伝えておきました。その話をしたら佐谷理事が快く「そんな素敵な話なら車で廻るから是非会いなさい。」と言って下さいました。浅野君が来る前に“あづまーれ”のお手伝いをしている女性がカフェに飾ってある絵は浅野君が描いたもの、彼の絵は「東北発未来塾」のテレビでも紹介され、今は平成の森の仮設住宅で若者達の中心的な存在であること等を話してくれました。養殖の作業から自転車で駆け付けてくれた浅野君と1年8ヶ月振りの再会。あの時一緒に撮った写真を見せて「いつも持ち歩いています。」との言葉に胸がいっぱいになりました。その後最近描いている絵を見せてくれましたが、同席していた誰もが彼の絵の独創性と温かい味わいに感心させられました。家業の養殖に誇りを持って仕事をしていること、今公募に応募しようと一生懸命に絵を描いていること等…もう浅野君はしっかり前を向いて歩いている!大丈夫!と安堵致しました。以前JHPの説明をした時に「是非小山内美江子さんにお手紙をいただきたい。」と言われ、私は小山内代表に御無理をお願いしてお手紙を書いていただきました。その手紙は終生の“宝物”だと言っていました。ひょんな御縁で浅野君と知り合い、今回皆様の善意で再会を果たすことが出来、彼の元気になった姿を目の当たりに見ることが出来、こんな幸せなことはありません。今後も浅野君の活躍を見守っていきたいと思います。こんな機会を与えて下さったことに心から感謝しております。
(曽田みふゆ)

写真@総勢100名以上で作業
写真A岡山さんは一輪車(ねこ)が上手とほめられました
写真B平成の森からの夕陽
写真Cやっと会えたね