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南三陸町活動レポート

災害救援募金にご協力ください。当会は国税庁より認定NPO法人の資格を取得しました。
皆様からのご寄付は、税制上寄付金控除の対象になります。
*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。

2011年4月6日(水)

第2次隊 木村(4/5まで)
第4次隊 黒田(4/10まで)
第5次隊 4/5まで:山岡 4/10まで:鳥居、佐藤、古木、亀山
報告者:鳥居

 『笑う事ができるのは人間だけだ』と聞いた事がある。今日、南三陸町社会福祉協議会の課長さんが『泣いていても仕方がない。生きているものは前を向いて歩きださなくてはならない。落ち着いたら思いっ切り泣けばいいんだ』とおっしゃっていた。
 ドラマのような台詞だが、その言葉はあまりにも重い。
 ふるさとの景色。
 家族の笑顔。
 友達との想い出。
 目を閉じると浮かんで来るに違いない。昨日今日訪れた者になど、頑張ってくださいとも、わかりますとも、お察ししますとも、何もいうことはできない。ただただ、その開かれた目がさす方向をおいかけるだけだ。
 震災から三週間が過ぎて、ボランティアセンターに寄せられるみなさんの要望も少し変わってきた。
 私たちに何ができるのか。自助、共助、公助。依存、支援。今、どこへ行くのか、どうするのが、ベターなのか。それぞれがそれぞれの立場で課題を持っている。取り巻く問題は複雑だが、向かう光りの方角さえ間違っていなければ、一歩ずつ歩を進め、いずれ心から笑顔になれる日が来るだろう。その前に、落ち着いたら、思い切り泣いて欲しいと切に願う。