3期カレッジ隊活動レポート
2009年 3月 6日(金)
スケジュール 7:00-7:40 朝食 【写真】 |
本日の感想
昨夜遅く、小山内美江子代表と今川幸雄先生がプノンペンに到着しました。小山内代表から激励のお言葉をいただき、みんな心地よい緊張に包まれました。今川先生からは、カンボジアの豆知識をいくつかレクチャーしていただきました。
今日はツートンポン・マーケット、通称ロシアン・マーケットへ行きました。ここは以前に行った、セントラルマーケットと比べると、多くの種類の物が売っており、値段も安かったように思いました。しかし広いために、奥の方に行くにつれて暗く、迷子になりがちでした。値切り交渉はみんなうまくなったと思います。
難民を助ける会(AAR=Association for Aid and Relief. Vocational training center)、ここでは、マネージャーのソチェットさんの説明を伺いました。障害を持った方々が、職業訓練を受けて、自立した生計を立てられることを目標としています。コースは、電気製品修理や縫製、そして、モーターバイク修理などがあります。また、車椅子の製作も行っており、無償提供しています。1993年の活動開始以来、649名の障害者を訓練しました。そのうち200名は女性だそうです。6ヶ月から1年間、寮で生活しながら、訓練を受けます。訓練を受けた人の81パーセントが開業したり、会社に勤めたりしています。アフターケアもしっかりしており、感心しました。
この組織の名は、始めカンボジアからタイへ逃れた難民を支援したことから、名づけられています。
国立母子保健センターでは、勤務されている小原さんと、永井さんに協力していただき、プロジェクトづくりワークショップを行いました。内容は、2グループに分かれ、あるNGOとして健康プロジェクトを作り、保健省にそのプロジェクトをプレゼンテーッションするというものでした。約1時間で話し合って、プロジェクトを考え発表することは、難しかったですが、カンボジアの健康問題についてただ知るだけではなく、考え、解決策まで話し合うことは、意味あることでした。プレゼンテーッションの後、小原さんと永井さんが保健省の役人役で、質問してくださいましたが、私たちが思いつきもしなかった問題に関しての質問が多かったので、簡単なものではないと改めて思いましたし、考えるべき問題は多く、難しいことだと感じました。しかしそのことに気づけてよかったです。(長井夏樹)
本日の車輌長より
今日は、AARと国立母子保健センターに行きました。特に、印象に残ったのはAARで、障害者就労支援施設と聞き、とても興味を持ちました。障害者に対してのケアも充実しており、卒業後の進路も、81パーセントという高い数字が出ていて驚きました。日本でも、就職先を見つけるのが大変ですが、こちらも同じです。しかし、カンボジアでは、自分で経営する人が多いと聞き、私は、障害を乗り越えて、自分から積極的に挑戦している姿勢に感動しました。
カンボジアに来て思うことは、日本人の毎日決められた生活で、ゆとりが無い毎日を送っている人が多いのに、カンボジアの人は、人とのコミュニケーションを大切にしていて、時間にゆとりがある生活をしていると感じました。日本人が、忘れていたものを持っているのが、カンボジア人であると思いました。(林さゆり)
今日のありがとうございます
勤務外にも関わらず国立保健センターを案内してくださった小原ひろみさんと、訓練センターについてお話ししてくださった、AAR所長であるソチェットさん、ありがとうございました。