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2014年3月隊活動レポート

2014年3月16日(日)

スケジュール

6:00 起床
7:00 出発
7:10 朝食
9:00 プノンチソウ到着
11:20 プノンチソウ出発
12:30 昼食
18:15 ミーティング
19:00 夕食
23:00 就寝
(レポート係:久野史帆里、照井美聖、栗田奈美、栗原聡美)

【写真】
(上)山頂に向かって出発
(中)到着
(下)笑顔





本日の報告者より

今日は山登りと、ロシアンマーケットに行きました。朝は普段と同じ時間に、いつものレストランで朝食をとり、プノンチソウのあるタケオ州に向かいました。タケオ州に向かう道は、オルッセイ小学校に向かう道を思い出させるような揺れがあり、少し懐かしい気分になりました。1時間半程度でプノンチソウに着きました。階段が160段程度だと聞いていたので、「大したことないな」と思っていましたが、階段の1段1段のインターバルの傾斜が思ったより負担となりました。頂上に着く少し手前で、隊長が猿に威嚇されていました。「うわっ!猿だー!」と逃げる様子はとても恥ずかしかったので、少しは行動を慎みましょう。頂上では、古代のロマンを感じさせるような静かな遺跡が私達を待ち受けていました。遺跡の岩肌は、ごつごつしていましたが、どこもかしこも風化した跡が見られ、時代の経過を物語っていました。また、ベトナム戦争時の爆撃の跡でさえも、時代の一部であるかのように感じました。頂上から見た景色はまさに絶景でしたが、大気汚染で非常に惜しまれるものでした。しかし、日差しが無い分、登りやすかったことを考えれば、それはそれでよかったのかもしれません。
昼食はプサンカップコーレストラン(鍋屋)でとりました。以前来た時より、カンボジア料理に慣れてきたおかげで美味しく感じました。日本に帰ってからはもう食べられないと思うと、寂しいものです。
午後からはロシアンマーケットでの買い物を楽しみました。昨日のミーティングで連絡した通り、暑かったです。私は、アロハシャツを探していましたが、このマーケットでは売っていませんでした。
その後は、ラッキーマーケットに行きました。2階の洋品店売り場では、パンツがマーケットの4倍もの値段で売っておりました。
一日一日が一瞬で過ぎていき、いつの間にか明日が最終日です。私達に残された時間を大切にし、この活動を素晴らしいものにします。(山村京太朗)

各車両係より一言

・一号車
プノンペンからタケオ方面への移動時間わずか30分ほどで景色がガラッと変わりました。カフェといった飲食店は少なく、学校や工場がぽつぽつとありとても自然に溢れていました。この景色はコンポンチャムへ向かう景色と似ていると思いました。プノンペンから少し移動するだけでこんなにも変わるのだと驚きました。そして、今まで行ったどの地域にも休憩所があることに気づきました。外観は壁がない家のようで、日本で言う東屋みたいでした。そこでは子供達が遊ぶことが無く、ホームレスの人が寄りつくことはありません。これは昔に旅人のために作られたもので、休憩以外には使ってはいけないと言い伝えられてきたからだそうです。日本との文化の違いを感じると同時に、受け継がれてきたものを伝えていくことの大切さを感じました。(久野史帆里)

・二号車
今朝、プノンペンからタケオに向かう道の途中で、橋を渡りました。その川の橋を挟んで片側は、護岸工事が進んでいましたが、もう片方は水上生活者の船が多く浮かんでいました。日本が作った橋は本当に頑丈でした。カンボジアの国旗と日本の国旗が並んでいるのを見るととても誇りに思います。
開発することで犠牲になるものがあるということを、実感させられたと同時に日本もカンボジアも、今の環境は多くの何かを失った上で出来上がったということを忘れてはいけないと思いました。(石井陽丸)

レポート係より一言

本日登ったプノンチソウは、アニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったと聞きました。本当にラピュタのように、石造りの遺跡とそこから眺める景色がとても美しかったです。ここだけ時間が止まっているようでした。
また、本日の夕食は、蘭子さんがイタリア料理の店に連れて行って下さいました。今まで、カンボジア料理か中華料理が多かったので、こんなに本格的なイタリアンが食べられるとは思っていませんでした。プノンペンとシェムリアップにしかこのようなレストランはありません。本当に美味しかったです。また、正しいテーブルマナーを身につけようと思います。蘭子さん、ありがとうございます。