2010年8月隊活動レポート
2010年8月28日(土)
スケジュール9:00ホテル出発 【写真】 |
一日の流れ
今日はタケオ県にあるプノンチソーとソピー寺院に行きました。
タケオ県にある遺跡はアンコールワットよりも古いそうで、アンコールワットが建てられる約半世紀前に建造されたそうです。
それなのに保存状態が良く、門に刻まれた彫刻はつい最近作られたかのようにくっきり残っていました。
プノンチソーの頂上から見た景色は、言葉で言い表せないくらい美しい田園風景が360°広がり、みんな風景に見入ってしまいました。
昼食は、ホテルから徒歩で行ける大好きなLUCKYマーケットで買ったパンとヤクルトとチキンをおいしく頂きました。
その後、ソピー寺院を見学しました。そこでは紛争で亡くなった人々の骸骨が保管されており、キリングフィールドで感じた重たい雰囲気が漂っていました。
移動中、外の風景を見て気が付いたのですが、タケオ県の家の屋根を見てみると、プノンペンに比べて瓦で作られているのが少ないように感じました。
カンボジアでは、屋根の素材が裕福さのステータスだそうです。(レポート係:渋谷)
感想
今日はタケオ県に行き、プノンチソーとソピー寺院を見学しました。国道2号線を利用したのは今日が初めてだったので、皆いつもと違う風景に驚いたり、「これは何だろう?」という疑問を蘭子さんや清国さんに尋ねたりしていました。
プノンチソーでは、みな遺跡の中を探検したり、美しい風景を堪能したりと楽しんでいました。しかし、頂上の遺跡まではなかなかハードな道程でした。しかも遺跡の中や外壁を見るために降りたり、登ったりしたので、帰りは「膝が笑ってる・・・」と言いながら、みんなで汗を流しながら下山しました。
そして一旦昼食を挟み、ソピー寺院に向かいました。ソピー寺院の隣りにはキリングフィールドがあり、ここソピー寺院も激しい銃撃に見舞われ、多くの犠牲者が出たところです。活動隊の先輩である黒田さんのお母様がソピー寺院の学校を修復された関係で、活動隊ではいつもお邪魔をさせて頂いておりますとともに、故澤田恭一さん(ジャーナリスト)が亡くなられたプノンペンから40km地点ということでもあります。
明日で私達のカンボジアでの作業は終わります。私はこの1ヵ月見て、聞いて、匂って、感じたことをどんな形でもいいので、周りのみんなに伝えていきたいと思います。
10月10日の報告会までが8月隊の活動です。そちらの準備も帰国後取り掛かる予定です。楽しみにしていて下さい。
係りについて
今日はレポート係の仕事内容について紹介します。レポート係はその日にあった出来事をまとめる仕事です。大変だった事は、仕事に時間かかってしまうと夜寝ることができなくなってしまうことで、レポート係みんなが口を揃えて言います。でも一日を振り返ることが出来るし、自分がカンボジアで得たことや感じたことを書けるので、今思うとやりがいのある仕事だったなと思います。
今日で仕事が最後だと思うと少し寂しいですが、まだ活動は明日もあるので悔いの残らないよう、たくさん良いものを吸収して日本に帰ります。今までありがとうございました。(レポート係:渋谷)
番外編
レポートの仕事も今日が最後なので、カンボジアで食べたメニューを紹介します!
○バイサッチュルー:平皿にバイソー(白ごはん)と焼いた豚肉に美味しいたれがかかった、隊の中でも人気のメニュー。清国さん曰く、バイサッチュルーが美味しい店は全ての料理が美味しいらしく、新しい店に行く時は、まずバイサッチュルーを食べるそうです。
○クイティウ:米で作られた麺。パクチー(香草)という少し香の強い葉っぱが入っている為、好みが分かれます。朝、食欲がない時や、作業が少ないから軽く食べたいと思った時にぴったりな優しい味。
○オムレツヌンパン:フランスパンとオムレツのことです。カンボジアのフランスパンは外がカリッと中はふんわりとしているため、日本で売っている固いフランスパンよりも食べやすいです。オムレツにチリソースをかけて、パンに挟んで食べている人が多いです。
○ ボーボ:おかゆにいろんな具が混ざったシンプルなメニュー。
クラチエで食べたボーボは白いお粥で、焼き魚とピータンがついていました。いつも食べるボーボは具入りでしたが、白いお粥とは衝撃的でした。
クラチエでは私たちが食べるメニューからは外されました。
○ パンとカーコー:フランスパンとシチューのことです。朝一番ですから、シチューが少し重いので、人気はありませんでした。
○ 肉まんとミルクコーヒー:これは手作りの肉まんとミルクの入ったコーヒーです。ここのお店に行くと一番の人気です。
次に飲み物をご紹介します。
○ カフェダコ:ブラックコーヒーに底の方に練乳の層がある日本でいうミルクコーヒーみたいなものです。
カフェダコの美味しい飲み方
1. ブラックコーヒーを少しずつ混ぜると、層になっている練乳が溶けてちょっと甘苦いコーヒーが飲めます。
2. コーヒーがコップの半分くらいになったらジャスミンティーを入れて、また少し練乳をかき混ぜて飲む。
3. 練乳の層だけが残ったらさらにジャスミンティーを入れて飲む
カフェダコのステキなところは3回楽しめる所です。ちなみに私は2の段階が一番好きです。
発想が斬新だなと個人的に思いました。甘党の人向け。2000リエルですが、トンブンさんのおかげで1500リエルとブラックは1,000リエルで飲めます。(レポート係:渋谷)
今日のありがとうございました
スープチュナンダイ(お鍋)をセッティングして頂き、ありがとうございます。とても美味しいお鍋でした。最後にご飯を入れておじやにしました。2010年3月隊のみなさま、ジュース頂きました。冷えたジュースはお鍋に最高でした。