2010年8月隊活動レポート
2010年8月12日(木)
スケジュール6:00 朝食 【写真】 |
今日を振り返って
今日は、国際青少年の日を祝し、プノンペン市、カンボジア教育省、プノンペン市教育局の協力による、マーチングバンドパレードを見学しました。王宮前の道路を通り、フンセン公園にてセレモニーが行なわれました。今回出場したマーチングバンドはJHPの3つ(コラップT小学校、サクラクバルチュロイ小学校、ワットプノン中学校)と赤十字マーチングバンドとスカウトマーチングバンドです。JHPの演奏は以前からマーチングバンド指導者の尾田先生が指導くださっており、大変すばらしいものでした。
その後、ポル・ポト政権による虐殺現場を残しているキリングフィールドを見学しました。そこでは、虐殺された人々の骸骨や虐殺現場があり、感情を抑えきれずに泣いてしまう隊員もいました。
昼食は中華料理を食べました。蘭子さんのご好意でいつもの倍はある餃子4皿を食べ尽くしました!蘭子さんご馳走様です。
午後は、カンボジア・トラストを見学しました。ここは、交通事故や地雷により手足を失ってしまった人に義肢・義足を提供するNGOです。実際に義足などを作っているところを見せていただきました。ここでは、英語による説明だったのでイギリスに留学している篠原君と清國さんの助けをうけました。お二人ありがとうございます!
明日は、朝トゥールスレン収容所に行き、午後からは明後日からの遠征の準備をします! (文責:近藤)
感想
今日は作業も無くのんびりとした日程だったのですが、マーチングバンドやキリングフィールド、カンボジア・トラストの見学など中身の濃い一日でした。
キリングフィールドの慰霊塔内では実際に処刑され亡くなられた人々の頭蓋骨がガラスのケースに何千と詰め込まれており、厳かな空間の中にも物凄い迫力を感じました。
のんびりした時間が流れるカンボジアに、そんな暗い時代があったことを想像するのは本当に困難ですが、それぞれの隊員が胸のうちに様々なことを感じた事でしょう。
今回の貴重な体験を通してカンボジアを見る視点がもっと深く広いものになりそうな気がします。
(文責:篠原)
マーチングバンドの感想
音レク(音楽・レクリエーション)係の大関です☆今日は楽しみにしていたマーチングバンドパレード見学でした。小学生から中学生までのバンドでしたが、小学生も中学生に負けないくらい良い演奏演技をしていました。日本で主なマーチングとは少し異なって、JHPのマーチングバンドは鍵盤ハーモニカが入っていて普通のブラスバンドとは一味違う音が印象的でした。日本では、楽器があることが当たり前で、あまり楽器のありがたさに気付かないことが多いのですが、カンボジアの子どもたちはきっと、楽器が在るというありがたさや、それを演奏できるという幸福感も知っているのではないかな、と思いました。そして、みんなでするマーチングで何かを学んでいけたら、子どもたちの人生の中でこの音楽活動は、貴重な時間になるだろうなと思いました。(文責:大関)