JHP・学校をつくる会ホームへ

ホーム | 活動の紹介 | 海外でボランティア | カンボジア活動隊 | 2008年8月隊

2008年8月隊活動レポート

2008年8月9日(土)

スケジュール

7:00 ホテル出発
7:10 朝食
8:00 ホテル到着、資材係はオルセイマーケットに買出しへ
9:00 ホテル出発
9:10 トゥールトンポンマーケット到着
10:00 トゥールトンポンマーケット出発
10:15 セントラルマーケット到着
11:00 セントラルマーケット出発
11:10 昼食
12:30 ホテル到着
12:30〜 パッキング
18:00 ミーティング

【写真】
(上) トゥールトンポンマーケット到着
(中) 値切り交渉中
(下) 買い物終了





本日の感想

今日は予備日で作業が休みだったため、午前中にトゥールトンポンマーケットとセントラルマーケットに買い物に行きました。メンバーは現地のマーケットに行くが初めてです。どんな場所で何が売っているのか、すごく楽しみにしているようでした。このマーケットでの買い物は、特に自分で自分の身を守ることを意識する場であったと思います。なぜなら、ここはカンボジアであり、日本で買い物をするのと同じようにはいきません。当然危険も伴います。やはり、現地の人から見れば、私たちは外国人観光客であり、「お金を持っている。」と思われることは避けられないことです。カンボジアでは、日本にいるときよりもスリにあったり、物乞いの人に付きまとわれることが多いということを、すでに聞いていました。よって、外を歩く時は、自分の身の危険についてはもちろん、自分の荷物や金品の管理には十分に注意を払わなければなりません。そのため、私たちは常にグル−プで行動し、かばんを前にかけ、財布にチェーンを付けてズボンの前ポケットに入れるなどの工夫をしました。実際に、トゥールトンポン・マーケットやセントラル・マーケットに行ってみると、想像以上に人通りが多くて驚きました。トゥールトンポン・マーケットでは、中に入ってすぐ、いろんなものが混ざった、かいだことのない臭いがしました。食べ物の生臭ささが特に強く、メンバーの何人かはその臭いが苦手なようでした。また、通りが狭く入り組み、たくさんのお店が並んでいるため、途中、迷ってしまいそうになりました。今日は天気がとてもよかったので、マーケットの中もかなり蒸し暑く疲れました。また、買い物中に何人かの物乞いの人がよってきました。私たちがお金を渡すことで、彼らは確かにその日を暮らすことができるかもしれません。しかしその反面、それは彼らの自立を妨げる行為だと思います。彼らには、自分で働いて、自分の力で生活していってほしいと感じました。さらに、セントラル・マーケットでは、まずその建物の大きさに驚きました。蘭子さんによると、建物は戦争も経験し、50年間以上残ってきたようです。トゥールトンポンに比べて、店の並びや通りの幅が整っている印象を受けました。買い物中は教わった値段交渉術に助けられました。(レポート係、杉山晃平・土屋友規)

カンボジアの車窓から

今日の移動は、マーケットの行き帰りと食事への移動のみだったので、長く車に乗ることはありませんでした。プノンペン市内を移動中、携帯電話ショップが多くあることに気づき、「この携帯電話を買うのはカンボジア人なのか、それとも観光客なのか」という疑問を抱きました。あとで聞いたところ、「携帯電話はカンボジア人向けに販売していて、外国人は購入できない。また、携帯電話がカンボジアで主流で有線電話の利用が少ないのは、普及が携帯電話のほうが先だったからで、電話線をひく手間が省けたからだ。代わりに、地方にも携帯電話のアンテナが建ててある」ということでした。また、外国人が多く住んでいる通りを通った時、「カンボジアでは外国人が土地を買うことはできない。カンボジアのお金持ちがセカンドハウスとして建設し、それを外国人向けに貸し出している」ということを教えていただきました。カンボジアにおいて、外国人ができないことが知れてよかったです。(1・2・3号車車両長、上村・田中・大黒)

本日の報告者

今日の報告者の井口歩です。今日は快晴で暑く、マーケットの中を歩いているだけで汗がでました。マーケットでは商品に値札がついてないことに驚きました。私は物の値段をよく知らないので、値切ってもまだ高かったりしたので、買う前に適当な金額を教えてくれて助かりました。また、物乞いをする人々にも出会いました。本当はお金をちゃんと持っているのに、同情を誘うような格好をすることでお金をもらおうとしている人がいると聞いて、見た目や一時の感情に流されて安易にお金を渡してはいけないと思いました。こうしたことが成り立っている現実を知ることができてよかったです。帰りの車の中で、「プノンペンでは人があまり歩いていないこと」を知りました。ほとんどの人がバイクやトゥクトゥク、そしてシクロを移動手段として使っていると聞いてまた一つカンボジアについて知りました。

最後に

明日からメコンを渡って(ニャルンの渡し)、ベトナムの国境近くまで遠征しますので、しばらく休ませて頂きます。