東日本大震災の支援活動に対して、南三陸町より感謝状をいただきました

東日本に甚大な被害を及ぼした大震災から8年半が経過しました。
2011年3月11日午後2時46分。皆さんはあの瞬間をどこで過ごしていらっしゃいましたか。

JHPは、地震と津波による未曽有の惨事に対して、「ヒューマンパワーを東日本に!」を合言葉に、震災直後から募金や支援物資の募集を開始しました。

南三陸町に救援物資を届け、被災状況を視察した際、災害ボランティアセンターの立ち上げと運営の要請を受けたことが、今に続く同町との関わりの発端となりました。

以来、災害ボランティアセンターの運営スタッフ派遣、センター運営に必要な資機材支援を続けながら、並行してボランティア派遣、炊き出し支援などを継続しました。
他にも、仮設住宅に住むお年寄りが集まる「カフェ・あずま~れ」には防寒・防風シート、福祉施設には杖やシルバーカー、同町の漁協から要望を受けたコンテナハウス寄贈、仮設住宅住民へのつるし雛講習会など、JHPに寄せられた寄付金や協力団体のサポートを「できることから」様々な現場のニーズに繋げてきました。


(写真左:漁協へのコンテナハウス支援、写真右:炊き出し支援。)

2012年11月からは「復興祈念桜植樹」を開始。被災された方々と共に復興を祈り、希望を持ち続けてもらうために、静岡県三島市のメンバーが中心となりプロジェクトを立ち上げました。現在までに1500本を超える桜の苗木を同町各所に植樹。草刈りなどのメンテナンス作業も継続しています。年々成長する桜は毎年春に花を咲かせ、お花見を兼ねた復興祈念イベントも恒例になっています。


(写真左:桜の草刈りの様子、写真右:毎年春に花咲かせる桜。)

このように、ヒューマンパワーを結集させ、現在まで活動を継続しているJHPに対して、今年7月に朗報が届きました。南三陸町から感謝状を受けることになったのです。
そして、2019年8月22日午後、南三陸より町長の佐藤仁様、総務課長の高橋一清様がJHP事務所に来訪され、今川副代表が感謝状と記念品(南三陸杉の盾)を受け取りました。


(感謝状の授与。写真左:今川副代表、写真右:佐藤 仁様)

震災直後の南三陸町を知っている方は、感謝状にある「多くの町民が犠牲となり、住宅や商店工場など7割近くの建物も流失する壊滅的な被害」が記憶によみがえるのではないでしょうか。8年半が経過し、町内の景色は様変わりしていますが、「復興計画10年のうちに全ての復興事業を完遂できる見通し」となり、町長自らが全国を訪問していると伺いました。

2011年3月11日。

毎年この頃には、JHPが植えた桜がつぼみを膨らませ、春の到来を知らせてくれることでしょう。
この日を忘れないためにも、JHPの活動に関わる多くの皆さまと一緒に、謹んでこの感謝状を受け取らせていただきます。


(記念品の南三陸杉の盾。)