音楽教師の育成
音楽教育の普及のため、教員養成トレーニングをカンボジア プレイベン州コンポントラバエク群で実施しています。「音楽を教えたい!」と言う現職教師に対して、2年間で4回の研修機会を提供し、修了した教師には教材(楽器)を提供し、音楽教育の普及に繋げています。 トレーニング・ワークショップ実施(2014年度の例)期間第1回 2014年 9月16日〜18日 目的・教育関係者が音楽教育の重要性について理解を深める。 対象プレイベン州コンポントラバエク郡の小学校9校の教員27名、校長9名、カンボジア教育省、教育局などの教育関係者 研修内容・カンボジアのオリジナル曲の歌唱 |
|
成果2015年3月、音楽教育専門家 津田正之氏(国立教育政策研究所教科調査官)、カンボジア人音楽専門家、教育省職員などによる授業観察会を開催し、以下の結果が得られました。 音楽活動による教員、生徒の変化(授業観察での聞き取りから)「最初は恥ずかしがっていた子ども達が、恥ずかしがらずに発表できるようになり、子ども達同士で協力する姿勢も見られるようになりました。」 |
JHP音楽インストラクターについて
ヒム・サヴィー氏
略歴:カンボジア プレイベン州出身。幼少時代、祖父よりカンボジア伝統楽器の手ほどきを受ける。王立芸術大学付属学校でカンボジア伝統音楽を学んだが、後に専攻をフルートに転向。現在は王立芸術大学でドイツ人教授に師事する一方、フルート専攻の生徒の指導を行っている。
「子どもの教育のために責任ある仕事をさせてもらうことができ、大変嬉しいです。JHPの音楽トレーニングを通じて、国の発展に欠かせない人材育成に自分も関わっていると実感しています。自分より年上の学校の先生たちに新しい知識を広めるのは、簡単なことではありませんが、最善を尽くします」
音楽教育に関する情報はこちらでも
参加の方法 | プロジェクトに寄付する | 音楽教育を支える